SQLPLUS出力で、セキュアな列値を、列を表示する権限のないユーザーおよびセキュリティが不明の列に対して表示する方法を設定します。デフォルト・テキストを選択するか、表示するテキストを指定できます。デフォルトはOFFです。
列レベルのセキュリティが有効で、SET SECUREDCOLがONに設定されている場合、セキュアな列または不明なセキュリティ・レベルの列に対するSQLPLUSからの出力は、カスタマイズしたテキストまたはデフォルトのインジケータで置き換えられます。これは、スカラー・データ型にのみ適用されます。複合オブジェクト・データ出力には影響ありません。
ONを指定すると、認可のないユーザーの列値のかわりに*****、セキュリティ・レベルが不明な列値のかわりに?????が表示されます。定義されている列長または現在のCOLUMNコマンドで定義した列長に合せて*および?が埋め込まれます。
OFFを指定すると、認可のないユーザーの列値およびセキュリティ・レベルが不明な列値のかわりにNULL値が表示されます。
UNAUTH[ORIZED]テキストでは、認可のないユーザーに対してセキュアな列に表示するテキストを指定できます。このテキストは、デフォルトの*****のかわりに表示されます。
列長以内または30文字以内の任意の英数字テキストを指定できます。これより長いテキストは切り捨てられます。空白を含むテキストは、引用符で囲む必要があります。
UNK[NOWN]テキストでは、セキュリティ・レベルが不明の列に表示するテキストを指定できます。このテキストは、デフォルトの??????のかわりに表示されます。
列長以内または30文字以内の任意の英数字テキストを指定できます。これより長いテキストは切り捨てられます。空白を含むテキストは、引用符で囲む必要があります。
例
SET SECUREDCOL ON SELECT empno, ename, sal FROM emp ORDER BY deptno;
EMPNO ENAME DEPTNO SAL 7539 KING 10 ******** 7369 SMITH 20 800 7566 JONES 20 2975 7788 SCOTT 20 3000 7521 WARD 30 ******** 7499 ALLEN 30 ********
SET SECUREDCOL ON UNAUTH notallow SELECT empno, ename, sal FROM emp ORDER BY deptno;
EMPNO ENAME DEPTNO SAL 7539 KING 10 notallow 7369 SMITH 20 800 7566 JONES 20 2975 7788 SCOTT 20 3000 7521 WARD 30 notallow 7499 ALLEN 30 notallow