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SQL*Plus®ユーザーズ・ガイドおよびリファレンス
リリース1 (12.1)
B71396-03
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ATTRIBUTE

構文

ATTR[IBUTE] [type_name.attribute_name [option ...]]

optionは、次のいずれかの句を表します。

ALI[AS] alias CLE[AR] FOR[MAT] format LIKE {type_name.attribute_name | alias} ON | OFF

オブジェクト型列の特定の表示特性(NUMBERデータの書式など)を指定します。列および属性は、共通のネームスペースを共有するため、同じ名前は指定できません。

さらに、1つまたはすべての属性の現行の表示特性を表示します。

指定した属性についてのみ現行の表示特性を表示するには、ATTRIBUTEの後に、type_name.attribute_nameのみを入力し、他の句は省略します。現行の属性すべてについて表示特性を表示するには、句を指定せずにATTRIBUTEを入力します。

type_name.attribute_name

オブジェクト型、type_nameの特定のオブジェクトに関する属性セットのデータ項目(属性の名前)を指定します。

同じオブジェクト型のオブジェクトを選択した場合は、type_name.attribute_nameに対するATTRIBUTEコマンドは、このセッション内で参照する該当オブジェクトすべてに適用されます。

ALI[AS] alias

指定した別名がtype_name.attribute_nameに割り当てられます。これは、他のATTRIBUTEコマンドでtype_name.attribute_nameを参照するために使用できます。

CLE[AR]

attribute_nameの表示特性をリセットします。指定する書式は、変数ではなく、A10や$9,999などのテキスト定数である必要があります。

FOR[MAT] format

列の表示書式を指定します。指定する書式は、変数ではなく、A10や$9,999などのテキスト定数である必要があります。

LIKE {type_name.attribute_name | alias} 

別の属性の表示特性がコピーされます。LIKEによってコピーされるのは、現行のATTRIBUTEコマンド内の他の句で定義されていない特性のみです。

ON | OFF

列の表示特性の状態を制御します。OFFを指定すると、特性の定義に影響することなく、属性の特性が非表示になります。ONを指定すると、特性が表示されます。

使用方法

1つ以上の属性について、ATTRIBUTEコマンドをいくつでも入力できます。属性をOFFに切り替えるか、CLEAR COLUMNコマンドを使用しないかぎり、各属性について設定されているすべての属性特性がセッションの終わりまで有効になります。したがって、入力したATTRIBUTEコマンドによって、複数のSQL SELECTコマンドについて特定の属性の表示特性を制御できます。

同じ属性について複数のATTRIBUTEコマンドを入力すると、SQL*Plusは、それらのコマンドのすべての句をまとめて適用します。複数のATTRIBUTEコマンドで、同じ属性に対して同じ句が適用される場合は、最後に入力した句が出力に適用されます。

オブジェクト型EMPLOYEE_TYPEのLAST_NAME属性の幅を20文字に設定するには、次のように入力します。

ATTRIBUTE EMPLOYEE_TYPE.LAST_NAME FORMAT A20

オブジェクト型EMPLOYEE_TYPEのSALARY属性の書式を、100万ドルの位まで表示し、セントの単位を四捨五入し、3桁区切りにカンマを使用し、値が0(ゼロ)のときは$0.00を表示するように設定するには、次のように入力します。

ATTRIBUTE EMPLOYEE_TYPE.SALARY FORMAT $9,999,990.99