プライマリ・コンテンツに移動
Oracle® Databaseユーティリティ
12cリリース1 (12.1.0.2)
B71303-09
目次へ移動
目次
索引へ移動
索引

前
次

ビューのインポート

ビューは、依存順序でエクスポートされます。状況によっては、データベースから順序を取得するのではなく、エクスポートで順序付けをする必要があります。この場合、常に正しい順序を複製できるとはかぎりません。順序が正しくない場合、ビューのインポート時にコンパイル上の警告が発行され、そのビューに関する列コメントはインポートされません。

特に、viewaでストアド・プロシージャprocbが使用され、procbでビューviewcが使用されている場合、エクスポート・ユーティリティでは、ビューviewaviewcの正しい順序付けはできません。viewaviewcより先にエクスポートされ、procbがインポート・システムにすでに存在する場合は、viewaのインポート時にコンパイル上の警告が出されます。

ビューに関する権限は、ビューにコンパイル・エラーがあってもインポートされます。ビューの作成時に、そのビューの基礎になっているオブジェクト(たとえば、表、プロシージャ、他のビューなど)が存在していない場合、ビューにコンパイル・エラーが発生する場合があります。実表が存在しない場合、実表に対する権限を付与したユーザー自身が、その実表に対してGRANTオプション付きの適正な権限を持っているかどうかを、サーバーでは検証できません。権限を付与したユーザーが適正な権限を持っていない場合、インポートされなかった表の作成後にその表にアクセスしようとすると、エラーが発生します。

他のスキーマの表を参照しているビューをインポートする場合は、インポートを実行するユーザーに、READ ANY TABLEまたはSELECT ANY TABLE権限が必要です。この権限がない場合、ビューは、コンパイルされていない状態でインポートされます。ロールに権限を付与するのみでは不十分です。ビューのコンパイルには、インポートするユーザーに直接権限を付与する必要があります。