Oracle Database 10gでは、トリガーが正常に動作し、LOBのロード中に高いパフォーマンスが保たれるようにLOB処理が改善されています。インポート・ユーティリティでは、エクスポート時に空であるすべてのLOBがインポート後に自動的にNULLに変更されるように改善されています。
LOBがNULLではなく、空である必要があるアプリケーションを使用している場合は、インポート後に、各LOB列に対してSQL UPDATE
文を発行できます。LOB列型がBLOB
かCLOB
かによって、構文は次のいずれかになります。
UPDATE <tablename> SET <lob column> = EMPTY_BLOB() WHERE <lob column> = IS NULL; UPDATE <tablename> SET <lob column> = EMPTY_CLOB() WHERE <lob column> = IS NULL;
インポートの実行後、NULLのLOB列と空のLOB列を区別する方法はありません。そのため、この情報がデータの整合性上重要である場合は、インポートの実行前にNULLのLOB列および空のLOB列を確認してください。