用途
外部ファイル・システムからADRへファイルをコピーします。
パッケージ内のファイルを編集するには、ファイルを指定したディレクトリにコピーし、そのファイルを編集してから、コピーして元のパッケージに戻す必要があります。この作業は、パッケージをOracleサポート・サービスに送信する前にファイル内の機密データを削除するために行うことがあります。
構文および説明
ips copy in file filename [to new_name][overwrite] package package_id [incident incid]
外部ファイルfilename
(フルパス名で指定)をADRにコピーし、その際に既存のパッケージpackage_id
およびオプションでインシデントincid
と関連付けます。ADR内でコピーされたファイルに新しいファイル名を付ける場合は、to
new_name
オプションを使用します。すでに存在するファイルを上書きする場合は、overwrite
オプションを使用します。
例
この例では、トレース・ファイルをファイル・システムからADRにコピーします。ファイルはパッケージ2およびインシデント4に関連付けます。
ips copy in file /home/nick/trace/orcl_ora_13579.trc to <ADR_HOME>/trace/orcl_ora_13579.trc package 2 incident 4
関連項目:
<ADR_HOME>
変数の詳細は、「IPSコマンドでの<ADR_HOME>および<ADR_BASE>変数の使用」を参照してください
パッケージ内のファイルの一覧表示については、「IPS SHOW FILES」を参照してください