デフォルト: ALL
用途
インポート操作でロードする内容をフィルタ処理できます。
構文および説明
CONTENT=[ALL | DATA_ONLY | METADATA_ONLY]
ALL
を指定すると、ソースに含まれているすべてのデータおよびメタデータがロードされます。これはデフォルトです。
DATA_ONLY
を指定すると、表の行データのみが既存の表にロードされます。データベース・オブジェクトは作成されません。
METADATA_ONLY
を指定すると、データベース・オブジェクト定義のみがロードされ、表の行データはロードされません。CONTENT=METADATA_ONLY
を指定した場合、ダンプ・ファイルからインポートされる任意の索引または表の統計は、インポート操作の完了後にロックされることに注意してください。
制限事項
CONTENT=METADATA_ONLY
パラメータおよび値は、TRANSPORT_TABLESPACES
(トランスポータブル表領域モード)パラメータまたはQUERY
パラメータと組み合せて使用することはできません。
CONTENT=ALL
およびCONTENT=DATA_ONLY
パラメータおよび値は、SQLFILE
パラメータと組み合せて使用することはできません。
例
次に、CONTENT
パラメータの使用例を示します。この例では、ExportのFULL
パラメータで示した例を実行して、expfull.dmp
ダンプ・ファイルを作成できます。「FULL」を参照してください。
> impdp hr DIRECTORY=dpump_dir1 DUMPFILE=expfull.dmp CONTENT=METADATA_ONLY
このコマンドは、expfull.dmp
ダンプ・ファイルのメタデータのみをロードする全体インポートを実行します。全体インポートが実行されるのは、インポート・モードを指定しないファイル・ベースのインポートでは、全体インポートがデフォルトであるためです。