デフォルト: デフォルト値は0 (ゼロ)です。PGA_AGGREGATE_TARGET
初期化パラメータの値に基づいてメモリーの使用が制限されます。メモリーの使用がこの値に達すると、一部のパーティションのロードが遅延します。
用途
PARTITION_MEMORY
パラメータを使用すると、多数のパーティションをロードしている際に使用するメモリーの量を制限できます。このパラメータは、ロードしているパーティションの数が大量のメモリーを消費し、使用可能なメモリーを超える可能性がある場合に有効です(これは、特にデータが圧縮されている場合に起こることがあります)。
指定した制限に達すると、メモリーの使用が制限値を下回るまで、一部のパーティション行のロードが遅延します。
構文および説明
PARTITION_MEMORY=n
パラメータ値n
の単位は、KBです。
n
が0 (デフォルト)に設定されている場合、SQL*Loaderでは、PGA_AGGREGATE_TARGET
初期化パラメータの機能である値が使用されます。
n
が-1 (マイナス1)に設定されている場合、SQL*Loaderでは、多数のパーティションをロードする際のメモリーの消費は少なくなりません。
制限事項
このパラメータは、ダイレクト・パス・ロードでのみ有効です。
このパラメータは、Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)以降でのみ使用可能です。
例
次の例では、メモリーの使用を1GBに制限しています。
> sqlldr hr CONTROL=t.ctl DIRECT=true PARTITION_MEMORY=1000000