例2-5に、最大3つのパラレル・プロセス(ワーカーまたはPQスレーブ)を持つ全データベース・エクスポートを示します。
例2-5 パラレル全体エクスポート
> expdp hr FULL=YES DUMPFILE=dpump_dir1:full1%U.dmp, dpump_dir2:full2%U.dmp FILESIZE=2G PARALLEL=3 LOGFILE=dpump_dir1:expfull.log JOB_NAME=expfull
これは、全データベース・エクスポートであるため、データベースのすべてのデータおよびメタデータがエクスポートされます。full101
.dmp
、full201
.dmp
、full102
.dmp
などのダンプ・ファイルが、dpump_dir1
およびdpump_dir2
ディレクトリ・オブジェクトで示されたディレクトリに、ラウンドロビン法で作成されます。最適なパフォーマンスを得るには、これらのファイルを個別のI/Oチャネルに配置する必要があります。各ファイルのサイズは、必要に応じて2GBまで拡張されます。最初に、最大3つのファイルが作成されます。必要に応じて、追加のファイルが作成されます。ジョブおよびマスター表は、expfull
という名前になります。ログ・ファイルは、dpump_dir1
ディレクトリのexpfull.log
に書き込まれます。