デフォルト: デフォルト値は設定されていません。
用途
表領域モード・インポートの実行を指定します。
構文および説明
TABLESPACES=tablespace_name [, ...]
TABLESPACES
を使用して、表と依存オブジェクトがソース(全体インポート・モード、スキーマ・モード、表領域モードまたは表モードのエクスポート・ダンプ・ファイル・セット、あるいは別のデータベース)からインポートされる表領域名のリストを指定します。
インポートの次の状況では、データ・ポンプによりデータのインポート先に自動的に表領域が作成されます。
インポートがFULL
モードまたはTRANSPORT_TABLESPACES
モードで実行されている場合
インポートがTRANSPORTABLE=ALWAYS
を含む表モードで実行されている場合
その他のすべての場合では、選択したオブジェクトの表領域がインポート先のデータベースにすでに存在している必要があります。REMAP_TABLESPACE
インポート・パラメータを使用して、インポート先のデータベースにある表領域に表領域名をマッピングすることもできます。
このインポート・モードを使用したインポート対象を、フィルタ処理によって制限できます。詳細は、「インポート操作中のフィルタ処理」を参照してください。
制限事項
TABLESPACES
パラメータに指定する表領域名のリストの長さは、最大4MBに制限されます。ただし、NETWORK_LINK
パラメータで10.2.0.3以前のデータベースまたは読取り専用のデータベースが設定されている場合は異なります。この場合の上限は4KBです。
例
次に、TABLESPACES
パラメータの使用例を示します。表領域はすでに存在するものとします。この例では、ExportのFULL
パラメータで示した例を実行して、expfull.dmp
ダンプ・ファイルを作成できます。「FULL」を参照してください。
> impdp hr DIRECTORY=dpump_dir1 DUMPFILE=expfull.dmp TABLESPACES=tbs_1,tbs_2,tbs_3,tbs_4
この例では、表領域tbs_1
、tbs_2
、tbs_3
およびtbs_4
にデータがある表がすべてインポートされます。