LogMiner構成には、よく理解しておく必要がある次の4つの基本オブジェクトがあります。ソース・データベース、マイニング・データベース、LogMinerディクショナリ、分析対象のデータが含まれるREDOログ・ファイルです。
LogMinerディクショナリは、LogMinerがユーザーの要求したREDOログ・データを表すときに、内部オブジェクトIDではなく表名と列名を提供するために使用されます。
LogMinerでディクショナリを使用して、内部オブジェクト識別子およびデータ型を、オブジェクト名および外部データ・フォーマットに変換します。ディクショナリがない場合、LogMinerから内部オブジェクトIDが返され、データはバイナリ・データとして表されます。
たとえば、次のSQL文について検討します。
INSERT INTO HR.JOBS(JOB_ID, JOB_TITLE, MIN_SALARY, MAX_SALARY) VALUES('IT_WT','Technical Writer', 4000, 11000);
ディクショナリがない場合、LogMinerは次のように表示します。
insert into "UNKNOWN"."OBJ# 45522"("COL 1","COL 2","COL 3","COL 4") values (HEXTORAW('45465f4748'),HEXTORAW('546563686e6963616c20577269746572'), HEXTORAW('c229'),HEXTORAW('c3020b'));
REDOログ・ファイルには、データベースまたはデータベース・ディクショナリに対して行われた変更が含まれます。