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Oracle® Databaseユーティリティ
12cリリース1 (12.1.0.2)
B71303-09
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CSV

デフォルト: コマンドラインでCSVパラメータを指定しない場合、SQL*Loaderエクスプレスでは、ロードされるCSVファイルに埋込み文字や囲み文字を含まないデータが存在するものと想定されます。

コマンドラインでCSV=WITHOUT_EMBEDDEDを指定する場合、SQL*Loaderエクスプレスでは、ロードされるCSVファイルに埋込み文字を含まないデータと、オプションで「"」に囲まれたデータが存在するものと想定されます。

用途

CSVパラメータによって、ロードされるカンマ区切り値(CSV)形式のファイルにレコード終了記号の埋込みフィールドが含まれるかどうかを指定するオプションが提供されます。

構文および説明

CSV=[WITH_EMBEDDED | WITHOUT_EMBEDDED]

このパラメータの有効なオプションは次のとおりです。

  • WITH_EMBEDDED: このオプションは、レコードのフィールドにレコード終了記号が含まれる(埋め込まれている)場合があることを示します。レコード終了記号は改行です。デフォルトのデリミタは、TERMINTATED BY ","およびOPTIONALLY_ENCLOSED_BY '"'です。埋込みのレコード終了記号は囲む必要があります。

    CSVファイルに埋込みのレコード終了記号が多く含まれると、パフォーマンスが低下する可能性があります。

  • WITHOUT_EMBEDDED: このオプションは、レコードのフィールドにレコード終了記号が含まれない(埋め込まれていない)ことを示します。レコード終了記号は改行です。デフォルトのデリミタは、TERMINTATED BY ","およびOPTIONALLY_ENCLOSED_BY ' " 'です。

制限事項

  • 通常、ファイルはパラレルに処理できます(同時に複数の実行サーバーによって分割および処理されます)。ただし、埋込みのレコード終了記号を含むCSV形式のファイルの場合、そのファイルはただ1つの実行サーバーによって処理される必要があります。したがって、データ・ファイル内のパラレル処理は、CSV=WITH_EMBEDDEDの場合は無効になります。

次の例では、埋込みのレコード終了記号を含むCSV形式のファイルとしてデータ・ファイルを処理します。

> sqlldr hr TABLE=employees CSV=WITH_EMBEDDED