デフォルト: 表名と同じ名前ですが、拡張子は.datになります。
用途
DATAパラメータでは、ロードするデータが含まれるデータ・ファイルの名前を指定します。
構文および説明
DATA=data-file-name
ファイル拡張子を指定しない場合、デフォルトで.datになります。
ファイルの指定にはワイルド・カード(ファイル名およびファイル拡張子にのみ可能で、デバイスまたはディレクトリ名には不可)を含めることができます。アスタリスク(*)は複数文字を表し、疑問符(?)は1文字を表します。次に例を示します。
DATA='emp*.dat' DATA='m?emp.dat'
複数のデータ・ファイルの指定(それぞれにワイルド・カードを含めることが可能)をリストするには、ファイル名をカンマで区切る必要があります。
ファイル名に任意の特殊文字(空白、*、?など)が含まれる場合、名前全体を一重引用符で囲む必要があります。
次に、DATAパラメータの有効な3つの使用例を示します(ファイル名に特殊文字が含まれる場合のみ、一重引用符が必要です)。
DATA='file1','file2','file3','file4','file5','file6'
DATA='file1','file2' DATA='file3,'file4','file5' DATA='file6'
DATA='file1' DATA='file2' DATA='file3' DATA='file4' DATA='file5' DATA='file6'
制限事項
注意:
複数のデータ・ファイルがロードされる状況でBADパラメータも指定する場合、ファイル名ではなく、不良ファイルのディレクトリのみを指定することをお薦めします。指定した名前を持つファイルがすでに存在する場合、使用しているオペレーティング・システムに応じて、既存ファイルが上書きされるか、新しいバージョンのファイルが生成されます。
例
カレント・ディレクトリにemp1.dat、emp2.dat、m1emp.datおよびm2emp.datという名前のデータ・ファイルが含まれている状態で、次のコマンドを発行するとします。
> sqlldr hr TABLE=employees DATA='emp*','m1emp'
コマンドによって、ファイルemp1.dat、emp2.datおよびm1emp.datがロードされます。ファイルm2emp.datは、どのワイルドカード基準にも一致しないため、ロードされません。