インポート・ユーティリティは、オリジナルのエクスポート・ユーティリティで作成されたダンプ・ファイルからオブジェクトの定義および表データを読み込みます。ダンプ・ファイルはOracleのバイナリ形式になっており、オリジナルのインポートを使用した場合のみ読取りが可能です。
ダンプ・ファイルの作成に使用したエクスポート・ユーティリティより前のバージョンのインポート・ユーティリティは使用できません。
表オブジェクトは、エクスポート・ダンプ・ファイルから読み込まれたとおりにインポートされます。ダンプ・ファイルには、次の順序でオブジェクトが格納されています。
型定義
表定義
表データ
表索引
整合性制約、ビュー、プロシージャおよびトリガー
ビットマップ索引、ファンクション索引およびドメイン索引
インポートの順序は次のとおりです。まず、新しい表が作成されます。次にデータがインポートされ、索引が作成されます。その後トリガーがインポートされ、整合性制約が新しい表で使用可能になり、ビットマップ索引、ファンクション索引またはドメイン索引(あるいはそれらのすべて)が作成されます。このようにインポートされると、表のインポート順序が原因でデータが拒否されることがなくなります。また、同じデータについて、トリガーが重複して2回(最初の挿入時に1回、インポート中に1回)起動することもなくなります。