この項では、索引エントリの作成方法を制御する次のSQL*Loaderオプションについて説明します。
SORTED
INDEXES
SINGLEROW
SINGLEROW
オプションは、APPEND
オプションを使用してかぎられたメモリーでダイレクト・パス・ロードを実行する場合、または少数のレコードを大規模な表にロードする場合に使用します。このオプションを使用すると、各索引エントリが、一度に1レコードずつ直接索引に挿入されます。
表に行を追加(APPEND)する場合、デフォルトではSINGLEROW
は使用されません。この場合、索引エントリは個別の一時記憶域に置かれ、ロード終了時に元の索引とマージされます。この方法では、パフォーマンスが向上して最適な索引が作成されますが、記憶域も余分に必要となります。マージ処理が実行されている間は、元の索引、新しい索引、および新しいエントリのための領域が同時に記憶域を占有します。
SINGLEROW
オプションの場合、新しい索引エントリや新しい索引のための記憶域は必要ありません。結果としてできる索引は、新しくソートされたものほど最適化されていない可能性がありますが、作成するための記憶域は少なくて済みます。ただし、各索引が挿入されるたびにUNDO情報が追加で作成されるため、時間がかかります。このオプションは、次の場合に使用してください。
使用可能な記憶域がかぎられている場合。
ロードされる行数が表のサイズに比べて小さい場合(比率が1:20以下かどうかが目安になります)。