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Oracle® Databaseユーティリティ
12cリリース1 (12.1.0.2)
B71303-09
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SHOW TRACEFILE

用途

トレース・ファイルを表示します。

構文および説明

show tracefile [file1 file2 ...] [-rt | -t]
  [-i inc1 inc2 ...] [-path path1 path2 ...] 

このコマンドは、-iまたは-pathフラグが指定されていないかぎり、カレントADRホームのトレース・ディレクトリおよびすべてのインシデント・ディレクトリ下で1つ以上のファイルを検索します。

このコマンドの使用時に-iオプションを指定しないかぎり、ADRホームを設定しておく必要はありません。

表17-21に、SHOW TRACEFILEの引数を示します。

表17-21 SHOW TRACEFILEコマンドの引数

引数 説明

file1 file2 ...

ファイル名で結果をフィルタ処理します。%記号はワイルドカード文字です。

表17-22 SHOW TRACEFILEコマンドのフラグ

フラグ 説明

-rt | -t

トレース・ファイル名をタイムスタンプに従って並べ替えます。-tを指定すると、ファイル名がタイムスタンプの昇順でソートされ、-rtを指定すると、ファイル名がその逆の順序でソートされます。ファイル名の並べ替えは、ファイルのディレクトリを基準としてのみ行われます。トレース・ファイルの複数のディレクトリを表示すると、各ディレクトリに個別に順序付けが行われます。

このオプションを使用すると、タイムスタンプが各ファイル名の横に表示されます。

-i inc1 inc2 ...

指定したインシデントIDに対して作成されたトレース・ファイルのみを選択します。

-path path1 path2 ...

指定したパス名下のトレース・ファイルのみを問い合せます。

次の例では、カレントADRホーム下のすべてのトレース・ファイルを示します。

show tracefile

次の例では、すべてのmmonトレース・ファイルを、タイムスタンプに従って降順で表示します。

show tracefile %mmon% -rt

次の例では、/home/steve/temp下にある、インシデント1および4に対するすべてのトレース・ファイルを示します。

show tracefile -i 1 4 -path /home/steve/temp