デフォルト: デフォルト値は設定されていません。
用途
ソース・データ・ファイルが参照されるすべてのSQL文(CREATE TABLESPACE
、CREATE LIBRARY
およびCREATE DIRECTORY
)で、ソース・データ・ファイルの名前をターゲット・データ・ファイル名に変更します。
構文および説明
REMAP_DATAFILE=source_datafile:target_datafile
データ・ファイルの再マップは、ファイル名のネーミング規則が異なるプラットフォーム間でデータベースを移動する場合に有効です。source_datafile
とtarget_datafile
の名前は、SQL文で指定するとおりのものである必要があります。コロンが有効なファイル指定文字として使用されるプラットフォームでの曖昧さを排除するために、データ・ファイル名は引用符で囲むことをお薦めします。
オペレーティング・システムによっては、このパラメータの値を指定するときに引用符とともにエスケープ文字を使用する必要があります。このパラメータはパラメータ・ファイルで指定することをお薦めします。パラメータ・ファイルを使用すると、コマンドラインでは必要なエスケープ文字の数を減らすことができます。
このパラメータを指定するには、DATAPUMP_IMP_FULL_DATABASE
ロールが必要です。
例
次の内容のパラメータ・ファイルpayroll.par
を作成したとします。
DIRECTORY=dpump_dir1 FULL=YES DUMPFILE=db_full.dmp REMAP_DATAFILE="'DB1$:[HRDATA.PAYROLL]tbs6.dbf':'/db1/hrdata/payroll/tbs6.dbf'"
次のコマンドを発行します。
> impdp hr PARFILE=payroll.par
この例では、インポート時に、すべてのSQL DDL文に対するVMSファイル指定(DR1$:[HRDATA.PAYROLL]tbs6.dbf
)をUNIXファイル指定(/db1/hrdata/payroll/tbs6.dbf
)に再マップします。ダンプ・ファイルdb_full.dmp
は、ディレクトリ・オブジェクトdpump_dir1
によって位置が示されます。