このモードでは、DBVERIFYによって、単一データ・ファイルの1つ以上のディスク・ブロックがスキャンされ、ページのチェックが実行されます。
注意:
検査するファイルが、Oracle Automatic Storage Management (Oracle ASM)ファイルである場合、USERID
を指定する必要があります。DBVERIFYでOracle ASMファイルにアクセスするには、Oracleインスタンスに接続する必要があるためです。
単一ファイルのブロックを検査するために使用するDBVERIFYパラメータを次に説明します。
パラメータ | 説明 |
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ユーザー名およびパスワードを指定します。このパラメータは、検査するファイルがOracle ASMファイルである場合にのみ必要です。 |
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検査するデータベース・ファイル名。 |
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検査する最初のブロック・アドレス。ブロック・アドレスは、Oracleブロックで指定します(オペレーティング・システム・ブロックではありません)。 |
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検査する最後のブロック。 |
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このパラメータはオプションです。デフォルトはありません。 |
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ログ情報を書き込むファイルを指定します。デフォルトでは、端末画面への出力となります。 |
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DBVERIFYによって進捗画面が端末に表示され、DBVERIFYの実行中に検証されたページ数 |
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オンライン・ヘルプを表示します。 |
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使用するパラメータ・ファイルの名前を指定します。DBVERIFYパラメータの様々な値をフラット・ファイルに格納できます。これにより、パラメータ・ファイルをカスタマイズして様々なタイプのデータ・ファイルを処理したり、特定のタイプの整合性チェックをデータ・ファイルに対して実行できます。 |
次に、ファイルt_db1.dbf
の検査の例を示します。フィードバック・パラメータに100が指定されているため、100ページの処理が行われるたびにピリオドが1つ表示されます。出力結果の一部も示します。
% dbv FILE=t_db1.dbf FEEDBACK=100 . . . DBVERIFY - Verification starting : FILE = t_db1.dbf ................................................................................ DBVERIFY - Verification complete Total Pages Examined : 9216 Total Pages Processed (Data) : 2044 Total Pages Failing (Data) : 0 Total Pages Processed (Index): 733 Total Pages Failing (Index): 0 Total Pages Empty : 5686 Total Pages Marked Corrupt : 0 Total Pages Influx : 0
注意:
Pages = ブロック
Total Pages Examined =ファイルのブロック数。
Total Pages Processed = 検査されたブロック数(書式化されたブロック)。
Total Pages Failing (Data) = データ・ブロック・チェック・ルーチンで違反したブロック数。
Total Pages Failing (Index) = 索引ブロック・チェック・ルーチンで違反したブロック数。
Total Pages Marked Corrupt = キャッシュ・ヘッダーが無効で、DBVERIFYがブロック型を識別できないブロック数。
Total Pages Influx = 読取りおよび書込みが同時に行われるブロック数。DBVERIFYの実行時にデータベースがオープンされている場合は、一貫性を維持したイメージの取得のためにDBVERIFYによってブロックが複数回読み込まれます。ただし、データベースがオープンされているため、読取りおよび書込みが同時に行われるブロックがあります(INFLUX)。DBVERIFYでは、絶え間なく変化するページの一貫性のあるイメージは取得できません。