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Oracle® Databaseユーティリティ
12cリリース1 (12.1.0.2)
B71303-09
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SHOW ALERT

用途

デフォルトのエディタにアラート・ログの内容を表示します。

構文および説明

show alert [-p "predicate_string"] [-tail [num] [-f]] [-term]
  [-file alert_file_name]

-termフラグを使用している場合を除き、このコマンドは1つのカレントADRホームでのみ動作します。複数のADRホームが設定されている場合、ADRCIによって、使用するADRホームを選択するように要求されます。

表17-12 SHOW ALERTコマンドのフラグ

フラグ 説明

-p "predicate_string"

SQLに類似した述語文字列を使用して、述語がtrueであるアラート・ログのエントリのみを表示します。述語文字列は、二重引用符で囲む必要があります。

表17-13に、述語文字列で使用できるフィールドを表示します。

-tail [num] [-f]

アラート・ログの最新のエントリを表示します。

numオプションを使用して、アラート・ログで最新のnum個のエントリを表示します。numが省略されている場合は、最新の10個のエントリが表示されます。

-fオプションが指定されている場合は、要求されたメッセージを表示した後に、コマンドが戻りません。かわりに、コマンドがアクティブのまま残り、アラート・ログに新しいエントリが到着すると、引き続きそのエントリを端末に表示します。このコマンドを使用すると、アラート・ログのライブ監視を実行できます。このコマンドを終了するには、[Ctrl]を押しながら[C]を押します。

-term

結果を端末に送信します。すべてのカレントADRホームからアラート・ログ全体を順次出力します。このオプションが指定されていない場合、結果はデフォルトのエディタに表示されます。

-file alert_file_name

ADRの外のアラート・ファイルを指定できます。alert_file_nameは、フルパス名で指定する必要があります。このオプションは、-tailオプションとともに使用できません。

表17-13 SHOW ALERTのアラート・フィールド

フィールド タイプ

ORIGINATING_TIMESTAMP

timestamp

NORMALIZED_TIMESTAMP

timestamp

ORGANIZATION_ID

text(65)

COMPONENT_ID

text(65)

HOST_ID

text(65)

HOST_ADDRESS

text(17)

MESSAGE_TYPE

number

MESSAGE_LEVEL

number

MESSAGE_ID

text(65)

MESSAGE_GROUP

text(65)

CLIENT_ID

text(65)

MODULE_ID

text(65)

PROCESS_ID

text(33)

THREAD_ID

text(65)

USER_ID

text(65)

INSTANCE_ID

text(65)

DETAILED_LOCATION

text(161)

UPSTREAM_COMP_ID

text(101)

DOWNSTREAM_COMP_ID

text(101)

EXECUTION_CONTEXT_ID

text(101)

EXECUTION_CONTEXT_SEQUENCE

number

ERROR_INSTANCE_ID

number

ERROR_INSTANCE_SEQUENCE

number

MESSAGE_TEXT

text(2049)

MESSAGE_ARGUMENTS

text(129)

SUPPLEMENTAL_ATTRIBUTES

text(129)

SUPPLEMENTAL_DETAILS

text(4000)

PROBLEM_KEY

text(65)

この例では、カレントADRホームのすべてのアラート・メッセージをデフォルトのエディタに表示します。

show alert

この例では、カレントADRホームのすべてのアラート・メッセージを表示し、デフォルトのエディタではなく端末に出力を送信します。

show alert -term

この例では、カレントADRホームのすべてのアラート・メッセージを、インシデントを示すメッセージ・テキストとともに表示します。

show alert -p "message_text like '%incident%'"

この例では、最新の20個のアラート・メッセージを表示してから、アラート・ログをオープンしたままにし、新しいアラート・ログのエントリが到着すると、それらのエントリを表示します。

show alert -tail 20 -f

この例では、複数のADRホームが設定されているときに、1つのカレントADRホームのすべてのアラート・メッセージをデフォルトのエディタに表示します。

show alert

Choose the alert log from the following homes to view:

1: diag/tnslsnr/dbhost1/listener
2: diag/asm/+asm/+ASM
3: diag/rdbms/orcl/orcl
4: diag/clients/user_oracle/host_9999999999_11
Q: to quit

Please select option:
3

関連項目:

「SET EDITOR」