用途
デフォルトのエディタにアラート・ログの内容を表示します。
構文および説明
show alert [-p "predicate_string"] [-tail [num] [-f]] [-term] [-file alert_file_name]
-term
フラグを使用している場合を除き、このコマンドは1つのカレントADRホームでのみ動作します。複数のADRホームが設定されている場合、ADRCIによって、使用するADRホームを選択するように要求されます。
表17-12 SHOW ALERTコマンドのフラグ
フラグ | 説明 |
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SQLに類似した述語文字列を使用して、述語がtrueであるアラート・ログのエントリのみを表示します。述語文字列は、二重引用符で囲む必要があります。 表17-13に、述語文字列で使用できるフィールドを表示します。 |
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アラート・ログの最新のエントリを表示します。
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結果を端末に送信します。すべてのカレントADRホームからアラート・ログ全体を順次出力します。このオプションが指定されていない場合、結果はデフォルトのエディタに表示されます。 |
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ADRの外のアラート・ファイルを指定できます。 |
表17-13 SHOW ALERTのアラート・フィールド
フィールド | タイプ |
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例
この例では、カレントADRホームのすべてのアラート・メッセージをデフォルトのエディタに表示します。
show alert
この例では、カレントADRホームのすべてのアラート・メッセージを表示し、デフォルトのエディタではなく端末に出力を送信します。
show alert -term
この例では、カレントADRホームのすべてのアラート・メッセージを、インシデントを示すメッセージ・テキストとともに表示します。
show alert -p "message_text like '%incident%'"
この例では、最新の20個のアラート・メッセージを表示してから、アラート・ログをオープンしたままにし、新しいアラート・ログのエントリが到着すると、それらのエントリを表示します。
show alert -tail 20 -f
この例では、複数のADRホームが設定されているときに、1つのカレントADRホームのすべてのアラート・メッセージをデフォルトのエディタに表示します。
show alert Choose the alert log from the following homes to view: 1: diag/tnslsnr/dbhost1/listener 2: diag/asm/+asm/+ASM 3: diag/rdbms/orcl/orcl 4: diag/clients/user_oracle/host_9999999999_11 Q: to quit Please select option: 3
関連項目: