レコードは、次の理由で拒否されます。
レコードの挿入時に、指定されたデータ型と実際のデータが適合しないなどのOracleエラーが発生する場合。
レコードが不適切にフォーマットされて、SQL*Loaderがフィールドの境界を検索できない場合。
レコードが制約に違反するか、または一意の索引を非一意にしようとする場合。
デリミタの指定が不適切であっても、WHEN
句の指定条件に基づいてデータを評価できる場合は、条件判断が行われ、データが挿入または拒否されます。
前述のリストの2番目の理由でロードが拒否された場合、従来型パス・ロードでもダイレクト・パス・ロードでも表に行は書込みできません。
前述のリストの1番目または3番目の理由でいずれかの表に違反がある場合、従来型パス・ロードでは、表に行は書込みできません。行はその表に対して拒否され、拒否ファイルに書き込まれます。
従来型パス・ロードでは、データ・ファイルのレコードが複数の表にロードされているときに1つ以上の表から拒否されると、そのレコードはいずれの表にもロードされません。
ログ・ファイルには、拒否レコードそれぞれについてのOracleエラー情報が記録されます。拒否レコードの例の詳細は、事例4を参照してください。(事例の使用方法については、「SQL*Loaderの事例」を参照してください。)