デフォルト: AUTO
用途
DEGREE_OF_PARALLELISM
パラメータでは、ロードで使用する並列度を指定します。
構文および説明
DEGREE_OF_PARALLELISM=[degree-num|DEFAULT|AUTO|NONE]
degree-num
を指定する場合、1からnの整数値にする必要があります。
DEFAULT
を指定すると、(AUTO
のデフォルト・パラメータ値ではなく)データベースのデフォルトの並列度が使用されます。
AUTO
を使用すると、Oracle Databaseによってロードの並列度が自動的に設定されます。DEGREE_OF_PARALLELISM
パラメータが指定されていない場合、これがデフォルトになります。
NONE
を指定すると、ロードはパラレルに実行されません。値NONE
は、値1と同じです。
関連項目:
パラレル実行の詳細は、『Oracle Database VLDBおよびパーティショニング・ガイド』を参照してください。
制限事項
DEGREE_OF_PARALLELISM
パラメータは、従来型パスまたはダイレクト・パスのロード方法を強制的に実行する場合は無視されます(NONE
オプションが使用されます)。どの値でDEGREE_OF_PARALLELISM
パラメータを指定しても、常にこの内容を示すメッセージが表示されます。
ロードがデフォルトの外部表ロードで、SQL*Loaderエクスプレス・モードでかわりにダイレクト・パス・ロードを使用することになるエラーが発生した場合、並列度を指定したり、AUTO
で外部表のデフォルトを受け入れていても、ジョブはパラレルに実行されません。この変更を示すアラート・メッセージが表示されます。
例
次の例では、並列度を使用せずにデータをロードします。
> sqlldr hr TABLE=employees DEGREE_OF_PARALLELISM=NONE