特定のスキーマに対するDDLイベントまたはデータベースに対するDDL関連イベントで実行するように定義されているトリガーは、システム・トリガーです。これらのトリガーは、特定のインポート操作に悪い影響を与える場合があります。たとえば、表などのデータベース・オブジェクトを正常に再作成できない場合があります。これによって、トリガーが原因で問題が発生したということがわからないエラーが返されます。
データベース管理者およびシステム・トリガーを作成するユーザーは、このようなトリガーによって、ユーザーが、権限を持つデータベースの操作を実行できなくなることがないように確認する必要があります。システム・トリガーをテストするには、次の手順に従います。
トリガーを定義します。
データベース・オブジェクトを作成します。
表モードまたはユーザーモードでオブジェクトをエクスポートします。
オブジェクトを削除します。
オブジェクトをインポートします。
オブジェクトが正常に再作成されていることを確認します。
注意:
全体エクスポートでは、スキーマSYS
が所有するトリガーはエクスポートされません。SYS
トリガーは、全体インポートの前後のいずれかに手動で再作成する必要があります。このトリガーによってインポートの進行を妨げるような処理が定義されないように、インポートの後に再作成することをお薦めします。