次のいずれかの方法を使用して、インポート・ユーティリティの起動およびパラメータの指定ができます。
コマンドライン
パラメータ・ファイル
対話方式モード
これらのいずれかの方法を使用する前に、使用可能なパラメータについての説明を必ず読んでください。詳細は、「インポート・パラメータ」を参照してください。
次の構文を使用して、すべての有効なパラメータおよびその値をコマンドラインから指定できます(ユーザー名とパスワードを入力するように要求されます)。
imp PARAMETER=value
または
imp PARAMETER=(value1,value2,...,valuen)
システムでのコマンドラインの最大長を超える数のパラメータは指定できません。
パラメータ・ファイルに、すべての有効なパラメータおよびその値を指定できます。複数のパラメータを1つのファイルに格納することによって、これらを簡単に変更したり再利用することができます。データベースごとに別のパラメータを使用する場合は、複数のパラメータ・ファイルを作成できるので、それぞれにパラメータ・ファイルを用意すると便利です。
フラット・ファイル用のテキスト・エディタを使用してパラメータ・ファイルを作成します。コマンドライン・オプションPARFILE=
filename
を指定すると、インポート・ユーティリティは、コマンドラインからではなく指定されたファイルからパラメータを読み込みます。次に例を示します。
パラメータ・ファイルは、次のいずれかの構文を使用して指定します。
PARAMETER=value PARAMETER=(value) PARAMETER=(value1, value2, ...)
次に、パラメータ・ファイル内のリストの一部を示します。
FULL=y FILE=dba.dmp GRANTS=y INDEXES=y CONSISTENT=y
シャープ(#)記号を使用すると、パラメータ・ファイルにコメントを追加できます。シャープ(#)の右側にある文字はすべて無視されます。
コマンドラインでのパラメータの入力と同時にパラメータ・ファイルを指定できます。実際、パラメータ・ファイルとコマンドラインの両方に同じパラメータを指定することもできます。コマンドラインでのPARFILE
パラメータと他のパラメータの位置によって、優先されるパラメータが決まります。たとえば、パラメータ・ファイルparams.dat
でパラメータINDEXES=y
を指定し、インポート・ユーティリティを次のコマンドで起動するとします。
imp PARFILE=params.dat INDEXES=n
この場合、INDEXES=n
はPARFILE=params.dat
の後にあるため、パラメータ・ファイルに指定されているINDEXES
パラメータの値は、INDEXES=n
によって上書きされます。
関連項目:
リモートのデータベースからのエクスポートの指定方法の詳細は、「ネットワークに関する考慮点」を参照してください
各パラメータの値をプロンプトで入力するには、コマンドラインでimp
を指定するだけです。ユーザー名とパスワードを入力するように要求されます。
その後、一般的に使用されるパラメータが表示されます。デフォルト値を受け入れるか(示された場合)、または異なる値を入力できます。コマンドライン対話方式では、すべての機能に関してプロンプトが表示されるわけではありません。また、コマンドライン対話方式は下位互換用のみに提供されています。
SYSDBA
は内部的に使用され、一般ユーザーとは異なる特別な機能を持ちます。そのため、通常、次の場合以外は、インポート・ユーティリティをSYSDBA
で起動する必要はありません。
Oracleサポート・サービスから要求された場合
トランスポータブル表領域セットをインポートする場合