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Oracle® Databaseユーティリティ
12cリリース1 (12.1.0.2)
B71303-09
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ADRCIのトラブルシューティング

一般的なADRCIエラー・メッセージの一部と、その考えられる原因および回避策を次に示します。

ADRベースが設定されていません

原因: ORACLE_HOME環境変数にNULLまたは無効な変数を指定してADRCIを起動した可能性があります。

処理: ADRCIを終了し、ORACLE_HOME環境変数を設定してからADRCIを再起動します。詳細は、「ADRベース」を参照してください。

DIA-48323: 指定されたパス名[string]は現行ADRホームの内部に存在する必要があります

原因: ADRホームの外のファイルは、このコマンドではインシデント・ファイルとして使用できません。

処理: ADRホーム内のインシデント・ファイルを使用して再試行します。

DIA-48400: ADRCIの初期化に失敗しました

原因: ADRベース・ディレクトリが存在しません。

処理: DIAGNOSTIC_DEST初期化パラメータの値をチェックし、1つ以上のADRホームを含むADRベース・ディレクトリを示していることを確認します。DIAGNOSTIC_DESTが欠落している場合やNULLである場合は、ORACLE_HOME/logで有効なADRベース・ディレクトリ階層を確認します。

DIA-48431: ADRホーム・パスを1つ以上指定する必要があります

原因: そのコマンドで、1つ以上のADRホームをカレントにする必要があります。

処理: SET HOMEPATHコマンドを使用して、1つ以上のADRホームをカレントにします。

DIA-48432: ADRホーム・パス[string]が無効です

原因: 指定されたADRホームが有効ではありません。パスが存在していない可能性があります。

処理: 指定されたADRホームパスが存在していることを確認します。

DIA-48447: 入力パス[path]にADRホームが含まれていません

原因: SET HOMEPATHを使用してADRホームを設定する場合、カレントADRベースに対して相対的なパスを指定する必要があります。

処理: 目的とする新しいADRホームがカレントADRベースに存在しない場合は、まずSET BASEを使用してADRベースを設定し、その後でSHOW HOMESを使用して新しいADRベースの下でADRホームを確認します。次に、必要に応じて、SET HOMEPATHを使用して新しいADRホームを設定します。

DIA-48448: このコマンドは、複数のADRホームをサポートしていません

原因: カレントADRCIセッションに複数のカレントADRホームが存在します。

処理: SET HOMEPATHコマンドを使用して、1つのADRホームをカレントにします。