デフォルト: 0
(最大サイズの16TBと同じ)
用途
各ダンプ・ファイルの最大サイズを指定します。ダンプ・ファイル・セット内にあるダンプ・ファイルが最大サイズになると、そのファイルはクローズされ、ファイル指定に置換変数が含まれている場合または追加ダンプ・ファイルがジョブに追加されている場合は、新しいファイルが作成されます。
構文および説明
FILESIZE=integer[B | KB | MB | GB | TB]
integer
の後に(スペースを挿入しない)、B
、KB
、MB
、GB
またはTB
(それぞれバイト、キロバイト、メガバイト、ギガバイト、テラバイトを示す)を指定できます。デフォルトは、B(バイト)です。作成されるファイルの実際のサイズは、ダンプ・ファイル内で使用されている内部ブロックのサイズと一致するように切り捨てられる場合があります。
制限事項
ファイルの最小サイズは、デフォルトのデータ・ポンプ・ブロック・サイズの10倍、つまり4KBです。
ファイルの最大サイズは16TBです。
例
次に、サイズが3MBのダンプ・ファイルを設定する例を示します。
> expdp hr DIRECTORY=dpump_dir1 DUMPFILE=hr_3m.dmp FILESIZE=3MB
3MBでもすべてのエクスポート・データを保持するのに十分でなかった場合、次のエラーが表示され、ジョブは中止されます。
ORA-39095: Dump file space has been exhausted: Unable to allocate 217088 bytes
割り当てることができなかった実際のバイト数は、場合によって異なります。また、この数字は、エクスポート操作全体を完了するために必要な容量を表しているわけではありません。この値は、ダンプ・ファイル領域がなくなった時点でエクスポート中だったオブジェクトのサイズのみを示しています。この状況は、中止されたジョブに接続し、ADD_FILE
コマンドを使用してファイルを1つ以上追加し、操作をやり直すことで解消できます。