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Oracle® Databaseユーティリティ
12cリリース1 (12.1.0.2)
B71303-09
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FILESIZE

デフォルト: データは、表22-3で指定されているように、最大サイズになるまで1つのファイルに書き込まれます。

エクスポート・ユーティリティでは、複数のエクスポート・ファイルへの書込みがサポートされており、インポート・ユーティリティでは、複数のエクスポート・ファイルからの読取りが可能です。FILESIZEパラメータの値(バイト制限)を指定すると、エクスポート・ユーティリティでは、それぞれのダンプ・ファイルに指定したバイト数のみが書き込まれます。

エクスポート・ユーティリティは、書き込む必要があるデータの量がFILESIZEに指定された最大値を超えていると、FILEパラメータから次のエクスポート・ファイルの名前を取得するか(詳細は、「FILE」を参照)、FILEパラメータに指定された名前をすべて使用した場合は、新しいエクスポート・ファイルの名前を指定するように要求します。FILESIZEに値を指定しない場合(値0はFILESIZEを指定しないことに相当)、エクスポート・ユーティリティはFILEパラメータに指定されたファイル数に関係なく1つのファイルのみに書き込みます。

注意:

エクスポート・ファイルの領域要件が使用可能なディスク領域を超えていると、エクスポート・ユーティリティは終了します。十分な使用可能ディスク領域を有効にした後で、エクスポート・ユーティリティを繰り返す必要があります。

FILESIZEパラメータの最大値は、64ビットで格納できる最大値と同じです。

表22-3は、ダンプ・ファイルの最大サイズが、使用しているオペレーティング・システムおよび使用しているOracle Databaseによって異なることを示しています。

表22-3 ダンプ・ファイルの最大サイズ

オペレーティング・システム Oracle Databaseのリリース 最大サイズ

任意

8.1.5より前

2GB

32ビット

8.1.5

2GB

64ビット

8.1.5以上

無制限

32ビットで32ビットファイルを使用

任意

2GB

32ビットで64ビットファイルを使用

8.1.6以上

無制限

ファイルに格納できる最大値は、オペレーティング・システムによって異なります。この最大値については、FILESIZEを指定する前に、ご使用のオペレーティング・システム固有のOracleマニュアルで確認してください。エクスポート・ユーティリティ用に指定するファイル・サイズが、インポート・ユーティリティを実行するシステムでサポートされていることも確認する必要があります。

FILESIZEの値は、数字にKB(キロバイト数)を付けて指定することもできます。たとえば、FILESIZE=2KBは、FILESIZE=2048と同じです。同様に、MBはメガバイト(1024×1024)を、GBはギガバイト(1024の3乗)を表します。Bはバイトの省略です。この場合、最終的なファイルサイズの算出に乗算は不要です(FILESIZE=2048Bは、FILESIZE=2048と同じです)。