デフォルト: データは、表22-3で指定されているように、最大サイズになるまで1つのファイルに書き込まれます。
エクスポート・ユーティリティでは、複数のエクスポート・ファイルへの書込みがサポートされており、インポート・ユーティリティでは、複数のエクスポート・ファイルからの読取りが可能です。FILESIZE
パラメータの値(バイト制限)を指定すると、エクスポート・ユーティリティでは、それぞれのダンプ・ファイルに指定したバイト数のみが書き込まれます。
エクスポート・ユーティリティは、書き込む必要があるデータの量がFILESIZE
に指定された最大値を超えていると、FILE
パラメータから次のエクスポート・ファイルの名前を取得するか(詳細は、「FILE」を参照)、FILE
パラメータに指定された名前をすべて使用した場合は、新しいエクスポート・ファイルの名前を指定するように要求します。FILESIZE
に値を指定しない場合(値0はFILESIZE
を指定しないことに相当)、エクスポート・ユーティリティはFILE
パラメータに指定されたファイル数に関係なく1つのファイルのみに書き込みます。
注意:
エクスポート・ファイルの領域要件が使用可能なディスク領域を超えていると、エクスポート・ユーティリティは終了します。十分な使用可能ディスク領域を有効にした後で、エクスポート・ユーティリティを繰り返す必要があります。
FILESIZE
パラメータの最大値は、64ビットで格納できる最大値と同じです。
表22-3は、ダンプ・ファイルの最大サイズが、使用しているオペレーティング・システムおよび使用しているOracle Databaseによって異なることを示しています。
表22-3 ダンプ・ファイルの最大サイズ
オペレーティング・システム | Oracle Databaseのリリース | 最大サイズ |
---|---|---|
任意 |
8.1.5より前 |
2GB |
32ビット |
8.1.5 |
2GB |
64ビット |
8.1.5以上 |
無制限 |
32ビットで32ビットファイルを使用 |
任意 |
2GB |
32ビットで64ビットファイルを使用 |
8.1.6以上 |
無制限 |
ファイルに格納できる最大値は、オペレーティング・システムによって異なります。この最大値については、FILESIZE
を指定する前に、ご使用のオペレーティング・システム固有のOracleマニュアルで確認してください。エクスポート・ユーティリティ用に指定するファイル・サイズが、インポート・ユーティリティを実行するシステムでサポートされていることも確認する必要があります。
FILESIZE
の値は、数字にKB(キロバイト数)を付けて指定することもできます。たとえば、FILESIZE=2KB
は、FILESIZE=2048
と同じです。同様に、MBはメガバイト(1024×1024)を、GBはギガバイト(1024の3乗)を表します。Bはバイトの省略です。この場合、最終的なファイルサイズの算出に乗算は不要です(FILESIZE=2048B
は、FILESIZE=2048
と同じです)。