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Oracle® Database 2日でパフォーマンス・チューニング・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B71300-05
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Oracle Database 2日でパフォーマンス・チューニング・ガイドのこのリリースでの変更点

ここでは、次の内容について説明します。

Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)での変更点

Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.2)のOracle Database 2日でパフォーマンス・チューニング・ガイドの変更点は、次のとおりです。

新機能

このリリースの新機能は次のとおりです。

  • インメモリー列ストアの管理性のサポート

    新機能のOracle Database In-Memory Column Store (IM列ストア)を使用すると、分析、データ・ウェアハウスおよびオンライン・トランザクション処理(OLTP)の各アプリケーションのデータベース・パフォーマンスが向上します。

    SQLモニター・レポート、ASHレポートおよびAWRレポートでは、様々なインメモリー処理の統計が表示されるようになりました。

    • SQLモニター・レポートのインメモリー統計: 「時間と待機の統計」パネルの「アクティビティ%」、「計画統計」表の「アクティビティ」列、およびSQLモニター・レポートの「アクティビティ」タブに、インメモリー問合せ処理を実行中にSQLコマンドによって使用されたCPUが表示されます。SQLモニター・レポートで適応計画がサポートされるようになりました。実行計画には、計画の現在のステータスに応じて、「解決中」アイコンまたは「解決済」アイコンが表示されます。「計画統計」タブのドロップダウン・リストには、現在の計画、最終計画および完全計画が表示されます。また、「計画メモ」ボタンをクリックすると、SQL文の実行計画に生成されたメモが表示されます。

    • ASHレポートのインメモリー統計: ASHレポートのヘッダー表の「メモリー内領域」列に、インメモリー・プールのサイズが表示されます。「上位のイベント」、「上位SQL」および「時系列のアクティビティ」の各セクションには、様々なインメモリー処理のCPU使用率が表示されます。

    • AWRレポートのインメモリー統計: AWRレポートには、「インメモリー・セグメント統計」という新しいセクションが含まれ、そこには様々な属性(スキャン、DBブロック変更、CUの移入、CUの再移入など)に基づいた、インメモリー・セグメントの使用率が表示されます。「時間モデル統計」セクションには、インメモリーCPU使用率に関する統計が、「インスタンス・アクティビティ統計」セクションには、インメモリー・アクティビティに関する統計がそれぞれ表示されます。

その他の変更

このリリースに追加された変更は、次のとおりです。

  • 「ASH分析」ページの変更点

    「ASH分析」ページの「平均アクティブ・セッション」グラフで、CPU待機クラスをクリックすると、様々なインメモリー処理に基づいたCPU使用率の内訳と、インメモリー処理以外の処理で使用されたCPU合計が表示されるようになりました。

    詳細は、データベース・アクティビティのスパイクの原因の確認を参照してください。

Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.1)での変更点

Oracle Database 12cリリース1 (12.1.0.1)のOracle Database 2日でパフォーマンス・チューニング・ガイドの変更点は、次のとおりです。

新機能

このリリースの新機能は次のとおりです。

  • リアルタイム・データベース操作監視

    リアルタイム・データベース操作監視では、アクティブで最近完了したデータベース操作を追跡およびレポートします。単一のSQLまたはPL/SQL文の実行の詳細を監視できます。バッチ・ジョブなどの長時間の操作または抽出、変換およびロード(ETL)処理の進行状況を監視することもできます。

    この機能の詳細は、リアルタイムなデータベース操作の監視を参照してください。

サポート対象外機能

Oracle Enterprise Manager Database Controlは、Oracleではサポートされていません。このリリースでサポートされていない機能の完全なリストは、『Oracle Databaseアップグレード・ガイド』を参照してください。

その他の変更

このリリースに追加された変更は、次のとおりです。

  • Oracle Enterprise Manager Cloud Control

    前のリリースのOracle Databaseでは、Oracle Enterprise Manager Database Control (Database Control)を使用して、グラフィカル・ユーザー・インタフェースからデータベースのパフォーマンス・チューニングを管理していました。このリリースでは、Oracle Enterprise Manager Cloud Control (Cloud Control)のグラフィカル・ユーザー・インタフェースを使用することができます。Cloud Controlは、Database Controlに比べてより豊富な機能を備えています。このガイドの手順では、Cloud Controlを使用します。

    Oracle Databaseとは別にCloud Controlをインストールする必要があります。

    参照:

    『Oracle Enterprise Manager Cloud Control基本インストレーション・ガイド』

  • 「ASH分析」ページ

    Cloud Controlには、最近のアクティブ・セッション履歴情報がグラフィカルに表示される、「ASH分析」ページがあります。

    詳細は、データベース・アクティビティのスパイクの原因の確認を参照してください。

  • リアルタイムADDM

    Cloud Controlには、データベースの遅延やハングに関する問題を診断するため、自動データベース診断監視をリアルタイムに実行できる、「リアルタイムADDM」ページがあります。

    詳細は、リアルタイムの重大なパフォーマンスの問題の診断を参照してください。