Oracle® Spatial and Graphトポロジ・データ・モデルおよびネットワーク・データ・モデル・グラフ開発者ガイド 12cリリース1 (12.1) B72471-05 |
|
前 |
次 |
この章の内容は次のとおりです。
次に、Oracle Database 12cリリース1 (12.1)の『Oracle Spatial and Graphトポロジ・データ・モデルおよびネットワーク・データ・モデル・グラフ開発者ガイド』での変更点を示します。
このリリースの新機能は次のとおりです。
ネットワークに沿った対象オブジェクトをフィーチャとしてモデル化できます。フィーチャは1つまたは複数のフィーチャ要素で構成されます。フィーチャ要素は、ネットワークに沿った点、リンクまたは部分リンクです。フィーチャ・レイヤーはネットワークの上に定義できます。たとえば、レストランとホテルをそれぞれ道路ネットワーク上のフィーチャ・レイヤーとして定義したり、スイッチを電気ネットワーク上のフィーチャ・レイヤーとして定義できます。
フィーチャ・モデリングの詳細は、次の項を参照してください。
フィーチャ・モデリングに関連する次の新しいPL/SQLサブプログラム(各サブプログラムについては「SDO_NETパッケージ・サブプログラム」を参照)
SDO_NET.ADD_CHILD_FEATURE SDO_NET.ADD_CHILD_FEATURES SDO_NET.ADD_FEATURE SDO_NET.ADD_FEATURE_ELEMENT SDO_NET.ADD_FEATURE_ELEMENTS SDO_NET.ADD_FEATURE_LAYER SDO_NET.DELETE_CHILD_FEATURES SDO_NET.DELETE_CHILD_FEATURES_AT SDO_NET.DELETE_DANGLING_FEATURES SDO_NET.DELETE_DANGLING_LINKS SDO_NET.DELETE_DANGLING_NODES SDO_NET.DELETE_FEATURE_ELEMENTS SDO_NET.DELETE_FEATURE_ELEMENTS_AT SDO_NET.DELETE_FEATURES SDO_NET.DELETE_PHANTOM_FEATURES SDO_NET.DROP_FEATURE_LAYER SDO_NET.GET_CHILD_FEATURE_IDS SDO_NET.GET_DANGLING_FEATURES SDO_NET.GET_DANGLING_LINKS SDO_NET.GET_DANGLING_NODES SDO_NET.GET_FEATURE_ELEMENTS SDO_NET.GET_FEATURE_LAYER_ID SDO_NET.GET_FEATURES_ON_LINKS SDO_NET.GET_FEATURES_ON_NODES SDO_NET.GET_PARENT_FEATURE_IDS SDO_NET.GET_PHANTOM_FEATURES SDO_NET.POST_XML SDO_NET.UPDATE_FEATURE SDO_NET.UPDATE_FEATURE_ELEMENT
マルチモーダル・ネットワークは、複数の輸送モードで構成されます。多くの大都市の輸送ネットワークは、バス、地下鉄、通勤路線などの複数のモードで構成され、モード間での乗換え(バスから地下鉄など)が可能です。各輸送モードが、大きな輸送ネットワーク内でのコンポーネント・ネットワークを持ち、さらに独自のスケジュール関連情報を持ちます。コンポーネント・ネットワークは、ノードとリンクを使用してモデル化することができ、ノード間の乗換えは、乗換え可能な停車駅を接続するリンクとしてモデル化できます。
マルチモーダル・ネットワークおよび時間モデリングのサポートおよび分析の詳細は、次の項を参照してください。
SDO_NET.LOGICAL_POWERLAW_PARTITIONプロシージャに、パーティション・サイズの許可された許容差(max_num_nodes
の割合として表される)を指定するpart_size_tolerance
という新しいパラメータが追加されました。
すでに非推奨として発表されているインメモリーのJava APIおよび関連するSDO_NET_MEM PL/SQLパッケージは、このマニュアルから削除されています。(これらの機能に関するドキュメントは、リリース11.2のマニュアルに残されています。)かわりにロード・オンデマンド方式を使用することをお薦めします。