デフォルトでは、Oracle RAC環境で、パラレルで実行されるSQL文はクラスタ内のすべてのノードで実行できます。このクロスノードまたはノード間パラレル実行を実現するには、ノード間パラレル実行によってインターコネクト・トラフィックが増大する可能性があるため、Oracle RAC環境でのインターコネクトのサイズが適切である必要があります。サーバーからストレージ・サブシステムへのI/O帯域幅に比べてインターコネクトの帯域幅がかなり小さい場合、パラレル実行を単一ノードまたは限られたノード数に制限した方がよい場合があります。ノード間パラレル実行は、インターコネクトのサイズが小さいと対応できません。
ノード間パラレル実行を制限するには、初期化パラメータPARALLEL_FORCE_LOCAL
を使用してOracle RAC環境でパラレル実行を制御します。このパラメータをTRUE
に設定することによって、パラレル・サーバーはSQL文が開始されたのと同じOracle RACノードでのみ実行されます。