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Oracle® Database VLDBおよびパーティショニング・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B71291-10
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Oracle RACを使用したパラレル実行

デフォルトでは、Oracle RAC環境で、パラレルで実行されるSQL文はクラスタ内のすべてのノードで実行できます。このクロスノードまたはノード間パラレル実行を実現するには、ノード間パラレル実行によってインターコネクト・トラフィックが増大する可能性があるため、Oracle RAC環境でのインターコネクトのサイズが適切である必要があります。サーバーからストレージ・サブシステムへのI/O帯域幅に比べてインターコネクトの帯域幅がかなり小さい場合、パラレル実行を単一ノードまたは限られたノード数に制限した方がよい場合があります。ノード間パラレル実行は、インターコネクトのサイズが小さいと対応できません。

ノード間パラレル実行を制限するには、初期化パラメータPARALLEL_FORCE_LOCALを使用してOracle RAC環境でパラレル実行を制御します。このパラメータをTRUEに設定することによって、パラレル・サーバーはSQL文が開始されたのと同じOracle RACノードでのみ実行されます。

使用可能なインスタンス数の制限

Oracle Real Application Clustersでは、パラレルSQL操作に参加するインスタンス数を制限するためにサービスが使用されます。デフォルトのサービスには使用可能なすべてのインスタンスが含まれます。それぞれが1つ以上のインスタンスを含むサービスを必要な数のみ作成できます。パラレル実行サーバーは、所定のセッションが接続される指定されたサービスのメンバーであるインスタンスにのみ使用されます。

関連項目:

インスタンス・グループの詳細は、『Oracle Real Application Clusters管理およびデプロイメント・ガイド』を参照してください。