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Oracle® Database VLDBおよびパーティショニング・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B71291-10
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キー列に対するパーティション化の指定

レンジ・パーティション表およびハッシュ・パーティション表では、最大16のパーティション化キー列を指定できます。パーティション化キーが複数の列で構成されていて、後続の列に前の列より細かい粒度が定義されている場合は、複数列のパーティション化を使用してください。最も一般的なシナリオは、年、月、日が別々の列で構成され、分解されているDATEまたはTIMESTAMPキーです。

複数列のパーティション化キーを評価するとき、データベースが第2の値を使用するのは、第1の値で1つのターゲット・パーティションを一意に特定できない場合のみです。第3の値を使用するのは、第1の値と第2の値で正しいパーティションが判別できない場合のみで、第4以降も同様です。1つの値で正しいパーティションを判別できないのは、パーティション・バウンドがその値とまったく同一であり、次のパーティションに同じ上限が定義されている場合だけです。n番目の列が調査されるのは、複数列キーの(n-1)より前のすべての値が、パーティションの(n-1)の上限に正確に一致する場合のみです。たとえば、第2の列が評価されるのは、最初の列がパーティション・バウンド値と正確に一致する場合のみです。すべての列値がパーティションのすべてのバウンド値に正確に一致する場合、データベースでは、行がこのパーティションには適合しないとみなされ、次のパーティションに適合すると判断されます。

決定性のないバウンド定義(少なくとも1列に対して同一の値が設定された連続するパーティション)の場合、パーティション・バウンド値は、「以下」を表す上限を含む値になります。値の上限が常に「より小さい」であるとみなされる、決定性のあるバウンドとは対照的です。

この項の内容は次のとおりです。