パーティション・メンテナンス操作が発生すると、Oracle Databaseは、ONLINE
MOVE
の場合を除いて、DML操作の影響する表パーティションをロックします。DROP
またはTRUNCATE
操作の場合を除き、影響を受けるパーティションのデータは、すべてのSELECT
操作で完全にアクセス可能です。ローカル索引は論理的に表(データ)のパーティションと対になっているため、パーティション・メンテナンス操作の際にメンテナンスを行う必要があるのは、影響を受ける表パーティションのローカル索引パーティションのみです。これで、索引メンテナンスの最適な処理が実現します。
たとえば、ALTER
TABLE
MOVE
ONLINE
機能を使用してハイエンド・ストレージ層から低コスト・ストレージ層に古くなったパーティションを移動しても、データと索引に対するSELECT
およびDML操作は常に可能です。必要な索引メンテナンスは、データの新しい物理位置を反映するための既存索引パーティションの更新です。古いパーティションをアーカイブした後で削除すると、ローカル索引パーティションも削除され、グローバル索引では削除されたパーティションの親がないエントリがマークされます。このとき、データ・ディクショナリのみに作用する、瞬間的なパーティション・メンテナンス操作が行われます。