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Oracle® Database VLDBおよびパーティショニング・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B71291-10
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パラレルDMLのリカバリ

パラレルDML操作をロールバックするために必要な時間は、フォワード操作の実行にかかる時間とほぼ同じです。

Oracle Databaseでは、トランザクションとプロセスが失敗した後、およびインスタンスとシステムで障害が発生した後のパラレル・ロールバックをサポートしています。Oracle Databaseでは、トランザクション・リカバリのロールフォワード・ステージとロールバック・ステージの両方をパラレル化できます。

関連項目:

パラレル・ロールバックの詳細は、『Oracle Databaseバックアップおよびリカバリ・ユーザーズ・ガイド』を参照してください

ユーザー発行のロールバックでのトランザクション・リカバリ

文のエラーのためにトランザクションが失敗した際のユーザー発行のロールバックは、パラレル実行コーディネータとパラレル実行サーバーによってパラレルで実行されます。このロールバックには、フォワード・トランザクションとほぼ同じ時間がかかります。

プロセス・リカバリ

パラレル実行コーディネータまたはパラレル実行サーバーの障害からのリカバリは、PMONプロセスによって実行されます。パラレル実行サーバーまたはパラレル実行コーディネータで障害が発生すると、PMONによってそのプロセスの作業がロールバックされ、トランザクションの他のすべてのプロセスによってその変更内容がロールバックされます。

システム・リカバリ

システム障害のリカバリでは新規起動が必要です。リカバリは、SMONプロセスとSMONで生成されるすべてのリカバリ・サーバー・プロセスによって実行されます。パラレルDML文はパラレル・ロールバックを使用してリカバリできます。初期化パラメータCOMPATIBLEが8.1.3以上に設定されている場合は、ファスト・スタート・オン・デマンド・ロールバックによって、中止されたトランザクションを1回に1ブロックずつオンデマンドでリカバリできます。