インスタンスが起動すると、Oracle Databaseによって、パラレル操作に使用可能なパラレル実行サーバーのプールが作成されます。初期化パラメータPARALLEL_MIN_SERVERS
によって、Oracle Databaseがインスタンス起動時に作成するパラレル実行サーバーの数が指定されます。
パラレル操作を実行するとき、パラレル実行コーディネータは、パラレル実行サーバーをプールから獲得して操作に割り当てます。必要であれば、Oracle Databaseは操作のためにパラレル実行サーバーを追加作成することもできます。これらのパラレル実行サーバーは、実行の間は操作とともにあります。文が処理されると、パラレル実行サーバーはプールに戻ります。
パラレル操作の数が増えると、着信リクエストを扱うためにOracle Databaseによって追加のパラレル実行サーバーが作成されます。ただし、初期化パラメータPARALLEL_MAX_SERVERS
で指定された値を超えるパラレル実行サーバーが、1つのインスタンスに対して作成されることはありません。
パラレル操作の数が減ると、一定期間アイドル状態になっていたパラレル実行サーバーがOracle Databaseによって停止されます。パラレル実行サーバーのアイドル状態が長く続いても、プールのサイズがPARALLEL_MIN_SERVERS
の値よりも小さくなることはありません。