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Oracle® Database VLDBおよびパーティショニング・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B71291-10
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オペレーティング・システム統計の監視

Oracle Databaseで得られる情報とオペレーティング・システムのユーティリティ(UNIXベース・システムでのsarvmstatなど)で得られる情報はかなり重複しています。オペレーティング・システムでは、I/O、通信、CPU、メモリーとページング、スケジューリング、同期プリミティブに関するパフォーマンス統計が提供されます。V$SESSTATビューにも、オペレーティング・システム統計の主なカテゴリが示されます。

通常、I/Oデバイスやセマフォ操作に関するオペレーティング・システム情報を、データベースのオブジェクトや操作にマップするのは、Oracle Databaseの情報に比べて困難です。ただし、オペレーティング・システムによっては、優れた視覚化ツールが備えられており、データを収集する効率のよい手段があります。

CPUやメモリーの使用量に関するオペレーティング・システム情報は、パフォーマンスを調査するために大変重要です。おそらく最も重要な統計はCPU使用率です。下位レベルのパフォーマンス・チューニングの目標は、すべてのCPUでCPUバウンドになることです。これが達成されると、SQLレベルで作業して、CPUの使用率は低いがI/Oの使用率が高い代替計画を見つけることができます。

オペレーティング・システムのメモリーとページングの情報は、メモリー集中型データ・ウェアハウス・サブシステム(パラレルの通信、ソート、ハッシュ結合など)の間でメモリーをどのように分割するかを制御する、多数のシステム・パラメータのチューニングに役立ちます。