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Oracle® Database VLDBおよびパーティショニング・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B71291-10
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時間隔パーティション化を使用する場合

時間隔パーティション化は、レンジ・パーティション化されており、新しいパーティションで固定間隔を使用するほぼすべての表で使用できます。時間隔パーティションは、そのパーティションのデータが挿入されたときに自動的に作成されます。このときまで、時間隔パーティションは存在しますが、そのパーティションのセグメントは作成されていません。

時間隔パーティション化の利点は、レンジ・パーティションを明示的に作成する必要がないことです。様々な間隔のレンジ・パーティションを作成しない場合、またはレンジ・パーティションを作成するときに常に特定のパーティション属性を設定する場合は、時間隔パーティション化の使用を検討する必要があります。時間隔の定義では表領域のリストを指定できます。時間隔パーティションは、データベースによってラウンドロビン法で指定リストの表領域に作成されます。

アプリケーションをアップグレードし、レンジ・パーティション化または、様々なコンポジット・レンジ・パーティション化を使用する場合は、既存の表定義を簡単に変更して、時間隔パーティション化を使用することができます。時間隔パーティション表へのパーティションの手動追加はできません。新しいパーティションの作成を自動化している場合は、将来、レンジ・パーティションの明示的な作成が行われないようにアプリケーション・コードを変更する必要があります。

次の例に、サンプルのshスキーマのsales表を、レンジ・パーティション化から変更して、月単位の時間隔パーティション化の使用を開始する方法を示します。

ALTER TABLE sales SET INTERVAL (NUMTOYMINTERVAL(1,'MONTH'));

参照パーティション表では時間隔パーティションを使用することはできません。

シリアル化可能トランザクションは、時間隔パーティションでは動作しません。まだセグメントのない時間隔パーティション表のパーティションにデータを挿入すると、エラーが発生します。