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Oracle® Database VLDBおよびパーティショニング・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B71291-10
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リソース消費に影響するパラメータ

この項について検討する前に、『Oracle Databaseパフォーマンス・チューニング・ガイド』および『Oracle Database管理者ガイド』MEMORY_TARGETおよびMEMORY_MAX_TARGET初期化パラメータの説明を読むことをお薦めします。MEMORY_TARGETによってSGAコンポーネントおよびPGAコンポーネントが自動チューニングされるため、PGA_AGGREGATE_TARGET初期化パラメータを設定する必要はありません。

ここで説明するパラメータの最初のグループは、すべてのパラレル操作(特にパラレル実行)のメモリーとリソースの消費に影響します。このパラメータを次に示します。

パラメータの2つ目のサブセットについては、「パラレルDMLおよびパラレルDDLのリソース消費に影響するパラメータ」で説明しています。

リソース消費を制御するには、次の2つのレベルでメモリーを構成する必要があります。

  • データベース・レベル。データベース・システムがオペレーティング・システムの適切な容量のメモリーを使用できるようにします。

  • オペレーティング・システム・レベル(一貫性のため)。

    プラットフォームによっては、使用可能な仮想メモリーの合計容量(全プロセスの合計)を制御するオペレーティング・システム・パラメータを設定する必要があります。

データ・ウェアハウス操作で使用されるメモリーの大きな部分は(OLTPと比べて)動的に使用されます。このメモリーはプロセス・グローバル領域(PGA)から割り当てられ、プロセス・メモリーのサイズとプロセスの数はどちらも幅広い範囲で変化する可能性があります。そのような場合は、PGA_AGGREGATE_TARGET初期化パラメータを使用して、プロセス・メモリーとプロセス数の両方を制御します。PGA_AGGREGATE_TARGETMEMORY_TARGETを合せて明示的に設定すると、自動チューニングは行われますが、PGA_AGGREGATE_TARGETが指定値未満になるようにチューニングされることはありません。