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Oracle® Database Oracleプリコンパイラのためのプログラマーズ・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B71398-03
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クイック・リファレンス

表6-3は、プリコンパイラ・オプションのクイック・リファレンスです。アスタリスクの付いたオプションは、インラインで入力できます。

また、オンラインでも簡単な参照ができます。オンライン・リファレンスを表示するには、オペレーティング・システムのプロンプトでオプションを指定せずにプリコンパイラ・コマンドを入力します。画面には、各オプションの名前、構文、デフォルト値および用途が表示されます。

プラットフォーム固有のオプションもいくつかあります。たとえば、MicroFocus COBOLを使用するバイトスワップ・プラットフォームでは、COMP5オプションによって、一部のCOMPUTATIONAL項目の使用が管理されます。使用しているシステム固有のOracleマニュアルを参照してください。

表6-3 プリコンパイラのオプション・クイック・リファレンス

構文 デフォルト 指定内容

ASACC={YES|NO}

NO

リストのキャリッジ制御

ASSUME_SQLCODE={YES|NO}

NO

プリコンパイラではSQLCODEが宣言されているとみなします。

AUTO_CONNECT={YES|NO}

NO

自動接続

CHAR_MAP={VARCHAR2 | CHARZ | STRING | CHARF} *

CHARZ

文字配列および文字列のマップ

CHARSET_PICN={NCHAR_CHARSET | DB_CHARSET }

NCHAR_CHARSET

PIC N変数で使用されるキャラクタ・セットの形式

CHARSET_PICX={NCHAR_CHARSET | DB_CHARSET }

DB_CHARSET

PIC X値で使用されるキャラクタ・セットの形式

CINCR

1

接続プールのCINCR値。現在の物理接続数がCMAX値より少ない場合、データベースに対してオープンされる物理接続数の次の増分をアプリケーションで設定できるようにします。

CLOSE_ON_COMMIT={YES | NO}

NO

COMMIT時にすべてのカーソルをクローズします。

CMAX

100

データベースに対してオープンできる物理接続の最大数を指定します。

CMIN

2

接続プール内の物理接続の最小数を指定します。

CNOWAIT

0(未設定)

プール内の他のすべての物理接続が使用中で、物理接続の合計数がすでに最大値に達している場合に、アプリケーションで繰り返し物理接続を要求する必要があるかどうかを決定します。接続プールのCNOWAIT値です。

CODE={ANSI_C | KR_C | CPP}

KR_C

生成されるCコードの種類

COMMON_NAME=block_name *

FORTRAN COMMONブロックの名前

COMMON_PARSER

NO

共通のSQL・フロント・エンドを使用して解析します。

COMP5

YES

COMP変数ではなくCOMP-5を生成します。

COMP_CHARSET={MULTI_BYTE | SINGLE_BYTE}

MULTI_BYTE

C/C++コンパイラでサポートされるキャラクタ・セットの種類

CONFIG=filename

ユーザー構成ファイルの名前

CPOOL

NO

接続プールをサポートします。このオプションに基づき、プリコンパイラでは、SQLLIBに接続プール機能を有効または無効にするように指示する適切なコードを生成します。

CPP_SUFFIX=extension

なし

デフォルトのC++ファイル名拡張子をオーバーライドします。

CTIMEOUT

0

指定した時間(秒単位)より長い間アイドル状態になっている物理接続を終了し、オープンされている物理接続を最適な数に保ちます。

DB2_ARRAY={YES |NO}

NO

DB2配列の挿入/選択構文。このオプションに基づき、プリコンパイラでは、追加配列の挿入/選択構文をアクティブ化します。

DBMS=NATIVE|V7|V8

NATIVE

プリコンパイル時のOracleのバージョン固有の動作

DECLARE_SECTION

NO

YESの場合は、DECLARE SECTIONが必要です。

DEF_SQLCODE={NO | YES}

NO

Pro*C/C++プリコンパイラで#define SQLCODEを生成するかどうかを制御します。

DEFINE=symbol *

条件付きプリコンパイルで使用されるシンボル

DURATION={TRANSACTION | SESSION}

TRANSACTION

キャッシュ内のオブジェクトの確保継続時間を設定します。

DYNAMIC={ANSI | ORACLE}

ORACLE

OracleまたはANSI SQLの意味を指定します。

END_OF_FETCH

1403

フェッチ終了時のSQLCODE値

ERRORS={YES|NO} *

YES

端末にエラーが送信されるかどうかを指定します。

ERRTYPE=filename

なし

intypeファイル・エラー用のリスト・ファイルの名前

EVENTS

NO

パブリッシュ・サブスクライブ・イベント通知をサポートします。

FILE_ID

0

生成されたCOBOLファイル用の一意の数値識別子

FIPS={YES|NO}*

NO

ANSI/ISO拡張機能にフラグを立てるかどうかを指定します。

FORMAT={ANSI|TERMINAL}

ANSI

COBOLまたはFORTRAN入力行の書式

Globalization Support_LOCAL={YES|NO}

YES

SQLLIBにより実行される空白埋込み動作

HEADER=extension

なし

intypeファイル・エラー・メッセージ用のリスト・ファイルの名前

HOLD_CURSOR={YES|NO}*

NO

カーソル・キャッシュでSQL文を処理する方法

HOST={COBOL|COB74}

COBOL

入力ファイルのCOBOLバージョン

IMPLICIT_SVPT

NO

バッファされた挿入の前の暗黙的セーブポイント

[INAME=]filename

入力ファイルの名前

INCLUDE=path*

INCLUDEdファイルのディレクトリ・パス

INTYPE=filename

なし

型情報の入力ファイルの名前

IRECLEN=integer

80

入力ファイルのレコード長

LINES={YES | NO}

NO

#lineディレクティブを生成するかどうか

LITDELIM={APOST|QUOTE} *

QUOTE

COBOL文字列のデリミタ

LNAME=filename

リスト・ファイルの名前

LRECLEN=integer

132

リスト・ファイルのレコード長

LTYPE={LONG|SHORT|NONE}

LONG

リストのタイプ

MAXLITERAL=integer *

プラットフォーム固有

文字列の最大長

MAXOPENCURSORS=integer *

10

キャッシュされるカーソルの最大数

MAX_ROW_INSERT

0

挿入時にバッファされる最大行数

MODE={ORACLE|ANSI|ANSI14|ANSI13}

ORACLE

ANSI/ISO SQL規格への準拠

MULTISUBPROG={YES|NO}

YES

FORTRAN COMMONブロックが生成されるかどうか

NATIVE_TYPES

NO

ネイティブfloat/doubleのサポート

NESTED={YES | NO}

YES

YESの場合は、ネストしたプログラムをサポート

NLS_CHAR=(var1,..., varn)

なし

マルチバイト文字変数の指定します。

NLS_LOCAL={YES | NO}

NO

YESの場合は、Pro*COBOLの旧リリースのNCHAR方法を使用します。

OBJECTS={YES | NO}

YES

オブジェクト・タイプのサポート

OUTLINE

NO

アウトラインが作成されるカテゴリ

OUTLNPREFIX

なし

アウトライン名の接頭辞

[ONAME=]filename

出力ファイルの名前

ORACA={YES|NO}*

NO

ORACAを使用するかどうか

ORECLEN=integer

80

出力ファイルのレコード長

PAGELEN=integer

66

リストの各ページの行数

PARSE={NONE | PARTIAL | FULL}

FULL

Pro*C/C++で(Cパーサーを使用して).pcソースが解析されるかどうか

PICN_ENDIAN

BIG

PIC Nホスト変数のエンディアン

PICX

CHARF

PIC X COBOL変数のデータ型。

PREFETCH=0..65535

1

一定の行数を事前にフェッチすることで問合せの実行速度を向上させます。

RELEASE_CURSOR={YES|NO} *

NO

カーソル・キャッシュでSQL文を処理する方法

RUNOUTLINE

NO

データベースにアウトラインを作成します。

SELECT_ERROR={YES|NO}*

YES

SELECTエラーの処理の方法

SQLCHECK={FULL|SYNTAX|LIMITED|NONE}*

SYNTAX

構文および意味のチェックの程度

STMT_CACHE

0

文キャッシュのサイズ

SYS_INCLUDE=pathname

なし

iostream.hなどのシステム・ヘッダー・ファイルがあるディレクトリ

THREADS={YES | NO}

NO

共有サーバーアプリケーションを指定します。

TYPE_CODE={ORACLE | ANSI}

ORACLE

動的SQLでのOracleまたはANSI型コードの使用

UNSAFE_NULL={YES|NO}

NO

ORA-01405メッセージを無効にします。

USERID=username/password

有効なOracleユーザー名およびパスワード

UTF16_CHARSET={NCHAR_CHARSET | DB_CHARSET}

NCHAR_CHARSET

UNICODE(UTF16)で使用されるキャラクタ・セットの形式を指定します。

VARCHAR={YES|NO}

NO

COBOLで暗黙的VARCHARグループ項目を認識します。

VERSION={ANY | LATEST | RECENT} *

RECENT

どのバージョンのオブジェクトを戻すか。

XREF={YES|NO}*

YES

リスト内のクロス・リファレンス・セクション