ホスト配列は、単純なホスト変数と同様に宣言部で宣言します。ホスト配列の次元の設定(サイズの設定)も宣言部で行います。次の例では、3つのホスト配列を宣言するとともに、それぞれの次元を50要素に設定しています。
EXEC SQL BEGIN DECLARE SECTION; emp_name (50) CHARACTER(20); emp_number (50) INTEGER; salary (50) REAL; EXEC SQL END DECLARE SECTION;
ホスト配列の最大次元は32,767要素です。この最大次元を超えるホスト配列を使用すると、「パラメータの値が有効範囲外です」というランタイム・エラーが発生します。1つのSQL文で複数のホスト配列を使用する場合は、それらの次元を同じにする必要があります。同じでない場合には、プリコンパイル時に「配列サイズが一致しません」という警告メッセージが出ます。この警告を無視すると、プリコンパイラではSQLの操作で最小のサイズが使用されます。
ポインタのホスト配列は宣言できません。また、1つのSQLで参照できるホスト配列は1次元(要素)に制限されます。したがって、次の例で宣言されている2次元配列は無効です。
EXEC SQL BEGIN DECLARE SECTION; hi_lo_scores (25, 25) INTEGER; -- not allowed EXEC SQL END DECLARE SECTION;