Oracleプリコンパイラでは、データ操作文でホスト配列を使用できます。ホスト配列は、INSERT文、UPDATE文およびDELETE文では入力変数として、SELECT文およびFETCH文のINTO句では出力変数として使用できます。
MODE=ANSI14の場合、配列処理はできません。つまり、SQL文のホスト配列を参照できるのは、MODE={ANSI|ANSI13|ORACLE}の場合のみです。
ホスト配列と単純ホスト変数に使用される構文はほとんど同じです。ただし、オプションのFOR句で配列処理が制御できるという点に違いがあります。また、ホスト配列と単純ホスト変数を1つのSQL文で併用するときにも制限があります。
後続の項では、データ操作文でのホスト配列の使用方法を説明します。