INCLUDE
文を使用して、ホスト・プログラムにファイルをコピーできます。これはCOBOLのCOPY
コマンドに似ています。次に例を示します。
-- copy in the SQLCA file EXEC SQL INCLUDE SQLCA;
プログラムをプリコンパイルすると、EXEC SQL INCLUDE
文はそれぞれ、その文で指定されたファイルのコピーに置き換えられます。
任意のファイルをインクルードできます。ファイルにSQLが埋め込まれている場合、インクルードされるファイルのみがプリコンパイルの対象となるため、そのファイルも必ずインクルードしてください。ファイル拡張子を指定しないと、プリコンパイラでは言語に依存するソース・ファイル用のデフォルトの拡張子であると想定されます(このマニュアルに対する使用ホスト言語の補足資料を参照してください)。
インクルードするファイルのディレクトリ・パスは、プリコンパイラ・オプションを指定することで設定できます。
INCLUDE=<path>
pathのデフォルト値はカレント・ディレクトリです。(ここでは、ディレクトリはファイルの場所の索引です。)
プリコンパイラでは、最初に現在のディレクトリを検索し、次にINCLUDE
で指定したディレクトリを検索して、最後に標準のINCLUDE
ファイル用のディレクトリを検索します。したがって、SQLCAやORACAなどの標準ファイルのディレクトリ・パスを指定する必要はありません。標準以外のファイルについては、現在のディレクトリに格納されている場合を除いて、INCLUDE
を使用してディレクトリ・パスを指定する必要があります。
大文字と小文字が区別されるオペレーティング・システム(UNIXなど)を使用している場合は、ファイルを格納したときと同じファイル名を大文字と小文字を区別して指定してください。ディレクトリ・パスを指定するための構文はシステムによって異なります。使用しているシステム固有のOracleマニュアルを参照してください。