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Oracle® Database Oracleプリコンパイラのためのプログラマーズ・ガイド
12c リリース1 (12.1)
B71398-03
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エラー処理の必要性

どのようなアプリケーション・プログラムでも、その大部分をエラー処理に充てる必要があります。エラー処理の主な利点は、エラーが発生しても、プログラムの処理を続行できることです。エラーは、設計ミス、コーディングの誤り、ハードウェアの障害、無効なユーザー入力、その他様々な原因で発生します。

潜在的なエラーをすべて予測するのは無理ですが、プログラムにとって意味のある特定の種類のエラーについてアクションを考えることはできます。Oracleプリコンパイラにとって、エラー処理とはSQL文の実行エラーの検出およびリカバリのことです。

値が切り捨てられたことを示す警告やデータの終わりなどの状態の変更も処理できます。INSERT文、UPDATE文またはDELETE文は、表内の処理対象行すべてを処理する前に失敗することがあるため、データ操作文を実行するたびにエラー状態および警告状態がないか調べることが特に重要です。