どのようなアプリケーション・プログラムでも、その大部分をエラー処理に充てる必要があります。エラー処理の主な利点は、エラーが発生しても、プログラムの処理を続行できることです。エラーは、設計ミス、コーディングの誤り、ハードウェアの障害、無効なユーザー入力、その他様々な原因で発生します。
潜在的なエラーをすべて予測するのは無理ですが、プログラムにとって意味のある特定の種類のエラーについてアクションを考えることはできます。Oracleプリコンパイラにとって、エラー処理とはSQL文の実行エラーの検出およびリカバリのことです。
値が切り捨てられたことを示す警告やデータの終わりなどの状態の変更も処理できます。INSERT
文、UPDATE
文またはDELETE
文は、表内の処理対象行すべてを処理する前に失敗することがあるため、データ操作文を実行するたびにエラー状態および警告状態がないか調べることが特に重要です。