| Oracle® GoldenGate Oracle GoldenGate Monitor 12.1.3へのアップグレード 12c (12.1.3) E59459-01 |
|
 前 |
この章では、Oracle GoldenGate Monitorのバージョンを現在のバージョンに更新した後に必要なタスクについて説明します。
この章は次の項で構成されています:
|
注意: Oracle GoldenGate Monitor 12c (12.1.3)にアップグレードしても、Oracle GoldenGate Monitor 11gユーザーはすぐにログインすることはできません。Oracle WebLogic管理コンソールを使用してユーザーを作成し、権限を割り当てる必要があります。詳細は、Oracle GoldenGate Monitorサーバーのインストールおよび構成のWebLogic管理コンソールからのユーザーの管理に関する項を参照してください。 |
既存のOracle GoldenGate Monitorサーバー・データベースを11.xから12c (12.1.3)に正常にアップグレードしたら、アップグレードしたスキーマで実行するサーバー実装のWeblogicドメインを作成する必要があります。このプロセス中に、アップグレードしたMonitorスキーマを使用する必要があります。Oracleデータベースの場合は、拡張ドメインを作成する必要がありますが、Oracle Platform Security Service (OPSS)はサポートされないため、作成できるのはOracle以外のデータベースのコンパクト・ドメインのみです。詳細は、Oracle GoldenGate Monitorサーバーのインストールおよび構成に説明されている、それぞれのデータベースの手順に従います。
Oracleデータベースの拡張ドメインを作成するには、「Oracleデータベースのサーバーの構成」を参照してください。
Oracle以外のデータベース(MySQLおよびMicrosoft SQL Server)のコンパクト・ドメインを作成するには、「Oracle以外のデータベースのサーバーの構成」を参照してください。
|
注意: この項の手順は、既存の顧客がOracle GoldenGate Monitorを11gバージョンから12.1.3ソフトウェアにアップグレードする場合にのみ必要です。 |
Oracle GoldenGate Monitorサーバー・ドメインが正常に作成されたら、JAVA_HOMEを設定し、アップグレード構成スクリプト(monitor_server_cfg_update.shおよびmonitor_server_cfg_update.bat)を実行して、ドメインの作成中にインストールされるサーバー構成とプロパティをアップグレードします。
monitor_server_cfg_update.sh (Linux)およびmonitor_server_cfg_update.bat (Windows)スクリプトでは、構成プロパティ・ファイル(新規作成したドメインのDOMAIN_NAME/config/monitorserver/cfg/フォルダにあります)を、古いMonitor 11gインストールのcfg/ディレクトリからのMonitorサーバーの構成およびプロパティの詳細で更新します。
スクリプトを実行するには、次のように実行します。
DOMAIN_HOME/oggmon/plugins/upgrade/scriptフォルダに移動して、次のように入力します。
Linuxの場合:
$ ./monitor_server_cfg_update.sh
Windowsの場合:
monitor_server_cfg_update.bat
システムは次のように応答します。
Enter absolute path to cfg directory of Monitor 11g installation
次のように入力します(例)。
Linuxの場合:
/apps/monitor/cfg : /scratch/username/Monitor-11.2.1.7/oggmon_ms/cfg
Windowsの場合:
C\apps\monitor\cfg : C:\username\Monitor-11.2.1.7\oggmon_ms/cfg
システムは次のように応答します。
Enter absolute path to cfg directory of current Monitor installation
次のように入力します(例)。
Linuxの場合:
/weblogic/user_projects/domains/YOUR_DOMAIN_NAME/config/monitorserver/cfg) : /scratch/username/Oracle/DOMAIN_HOME/user_projects/domains/one_domain/config/monitorserver/cfg
Windowsの場合:
C:\weblogic\user_projects\domains\YOUR_DOMAIN_NAME\config/monitorserver\cfg) : C:\username\Oracle/DOMAIN_HOME\user_projects\domains\one_domain\config/monitorserver\cfg
3.2項「アップグレード後の構成スクリプトの実行」の説明に従い、アップグレード構成スクリプトを実行したら、次の手順を使用して、Oracle GoldenGateエージェント・インスタンスを作成します。:
Oracle GoldenGate Monitor 11gサーバーを指定しているOracle GoldenGateエージェント・インスタンスを停止します。
『Oracle GoldenGate Monitor Agentのインストールおよび構成』のインスタンスの設定手順に従い、Oracle GoldenGateエージェント・インスタンスを作成します。
Oracle GoldenGateエージェント(12c)インスタンスを作成したら、Oracle GoldenGateエージェント11g OGG_HOME/cfg/Config.propertiesのポート番号値を追加して、12cインスタンスのOGG_AGENT_INST_HOME/cfg/Config.propertiesのjagent.jmx.portプロパティを更新します。また、すべてのOracle GoldenGateエージェントの構成プロパティ値が正しく設定されていることを確認します。
|
注意: すべてのOracle GoldenGateエージェントの構成プロパティ(MonitorサーバーJMXプロパティ)値が、新規作成した12c Monitorサーバーの設定で正しく設定されていることを確認します。 |
次を実行して、Oracle GoldenGateソフトウェアにバンドルされている既存のOracle GoldenGate JAgent (JAGENT)ソフトウェアを削除します。
OGG_HOME/cfgフォルダを削除します。
OGG_HOME/dirjarフォルダを削除します。
OGG_HOME/pw_agent_util.*ファイルを削除します。
OGG_HOME/jagent.*ファイルを削除します。
Oracle GoldenGate Core GGSCIコンソールからstart jagentと入力して、Oracle GoldenGateエージェントを起動します。
最後に、ドメイン・ディレクトリから、次の説明のスクリプトを実行して、Oracle GoldenGate Monitorサーバーを起動します。
コンパクト・ドメインは、MySQLおよびSQL Serverデータベースに使用されます。MySQLデータベースを実行しているOracle GoldenGate Monitorサーバーを起動するには、MONITORSERVER_MYSQL_DOMAINに移動して、次のコマンドを実行します。
Linuxの場合:
$ ./startWebLogic.sh
Windowsの場合:
C:\MONITORSERVER_MYSQL_DOMAIN> startWebLogic.cmd
SQLServerデータベースを実行しているMonitorサーバーを起動するには、MONITORSERVER_SQLSERVER_DOMAINに移動して、次のコマンドを実行します。
Linuxの場合:
$ ./startWebLogic.sh
Windowsの場合:
C:\MONITORSERVER_SQLSERVER_DOMAIN> startWebLogic.cmd
拡張ドメインは、Oracleデータベースに使用されます。このタイプのデータベースで実行しているOracle GoldenGate Monitorサーバーを起動するには、次を実行します。
MONITORSERVER_GOLDENGATE_DOMAINに移動し、Oracle GoldenGate Monitorサーバーのインストールおよび構成のWebLogic管理サーバーの起動に関する項の説明に従い、次のスクリプトを実行して、Weblogic管理サーバーを起動します。
MONITORSERVER_GOLDENGATE_DOMAIN/binに移動し、Oracle GoldenGate Monitorサーバーのインストールおよび構成のWebLogic管理対象サーバーの起動に関する項の説明に従い、Weblogic 12c (12.1.3)管理対象サーバーを起動します。
次のように引数を指定し、このスクリプトを実行します。
$ ./startManagedWebLogic.sh MONITOR_server1 http://<hostname>:7001
WebLogic管理コンソールを開き、Oracle GoldenGate Monitorサーバーのインストールおよび構成のWebLogic管理コンソールからのMonitorサーバー・ユーザーの管理に関する項の手順に従い、Oracle GoldenGate Monitorユーザーを作成します。
前述の手順を完了したら、Weblogic Serverで作成したユーザー名とパスワードでOracle GoldenGate Monitorにログインし、システム機能を確認します。
