この章では、Oracle WebLogic ServerドメインでOracle GoldenGate Veridataエージェントをデプロイおよび構成する方法について説明します。
Oracle Universal Installerを使用してOracle GoldenGate Veridataエージェントをインストールしたら、比較ジョブを実行する前に、インストールに付属のデプロイメント・スクリプトを使用して、Oracleホーム以外の場所にエージェントをデプロイして構成する必要があります。
次の表では、この項のディレクトリの参照時に使用されるディレクトリおよび変数について説明します。
表6-1 Oracle GoldenGate Veridataインストールのディレクトリ
| ディレクトリ変数 | ディレクトリ・パス |
|---|---|
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/install_location |
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/ |
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/ |
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VeridataエージェントがWebLogic Serverドメインにデプロイされる場所です。 この場所は、 |
AGENT_ORACLE_HOMEディレクトリにあるagent_config.sh|.batスクリプトは、Veridataエージェントのデプロイに使用されます。
構文:
agent_config.sh|.bat AGENT_DEPLOY_LOCATION
AGENT_DEPLOY_LOCATIONは、スクリプトを実行する場所の絶対パスまたは相対パスになります。
|
注意: Oracle GoldenGate Veridataエージェントは、ORACLE_HOME外部のディレクトリにデプロイする必要があります。 |
Veridataエージェントのデプロイメントでデバッグの問題が発生した場合は、次のように、追加のコマンドライン引数を指定して、agent_configスクリプトを実行します。
構文:
agent_config.sh|.bat AGENT_DEPLOY_LOCATION true
このオプションがtrueの場合、デバッグ・ログが画面に出力されます。
Windowsプラットフォームでは、Oracle GoldenGate Veridataエージェントのインストール後に、エージェントをサービスとして実行します。スクリプトはAGENT_DEPLOY_LOCATION\serviceにあります。serviceディレクトリのREADME.txtファイルには、エージェントをサービスとして実行する手順が記載されています。
Windowsサービスとしてインストールする手順:
Oracle GoldenGate Veridataエージェントのインストール・ディレクトリに移動します。
Set_Veridata_Agent_Env.batファイルをエディタで開きます。
'_VERIDATA_SERVICE_NAME'プロパティを特定し、編集してエージェントのサービス名を追加します。名前には、空白またはその他の特殊文字が含まれないようにしてください。使用できるのは英数字のみです。
'_RUN_AS_SERVICE'プロパティの値をtrueに変更します。
ファイルを保存して閉じます。
コマンド・プロンプトを開き、エージェントがインストールされているディレクトリに移動します。Install_veridata_Agent.batスクリプトを実行します。
エージェント・サービスをアンインストールする手順:
コマンド・プロンプトを開き、エージェントがインストールされているディレクトリに移動します。Uninstall_veridata_Agent.batスクリプトを実行します。
Set_Veridata_Agent_Env.batファイルに加えた変更を元に戻します。
Set_Veridata_Agent_Env.batファイルをエディタで開きます。
'_RUN_AS_SERVICE'プロパティの値をfalseに変更します。
ファイルを保存して閉じます。
Veridataエージェントを起動および停止する手順:
コマンド・プロンプトを開き、エージェントがインストールされているディレクトリに移動します。
次のいずれかのコマンドを実行します。
agent.sh|bat start or agent.sh|bat stop
Veridataエージェントのロギング・プロパティをリロードする手順:
コマンド・プロンプトを開き、エージェントがインストールされているディレクトリに移動します。
次のコマンドを実行して、AGENT_ORACLE_HOME/config/odl.xml構成ファイルをロードします。
agent.sh|bat reloadLog