この章では、特定のアプリケーション環境でのOracle Databaseの機能を拡張するために購入できる、個別のライセンスのOracle Databaseオプション、管理パックおよびその他の製品について説明します。この章は、次の項目で構成されています。
ここで説明するオプション、パックまたはその他の製品を使用するには、個別にライセンスの購入が必要です。これらのオプション、パックまたはその他の製品が、製品CDまたはダウンロード・ファイルに含まれていたり、受け取ったマニュアルに説明が記載されていても、適切なライセンスを購入しなければ使用権限は与えられません。
Oracle Database Enterprise Editionでは、すべてのOracle Databaseオプションを購入できます。Oracle Database Standard EditionにはOracle Real Application Clusters (Oracle RAC)が含まれています。Oracle Database Standard Edition OneおよびOracle Express Editionではオプションを購入できません。Personal Editionには、Oracle RACを除くすべてのオプションが追加費用なしで含まれています。
この項では、次のデータベース・オプションについて説明します。
Oracle Active Data Guardは、Data Guardがリアルタイムタイムのデータ保護および可用性のために使用されている環境において、パフォーマンス、可用性、データ保護ならびに投資利益率を向上させます。Oracle Active Data Guardスタンバイ・データベースを使用して、レポート、非定型問合せ、データ抽出およびバックアップにおけるプライマリ・データベースの負荷を軽減でき、本番システムの対話型ユーザーやクリティカルなビジネス・タスクをこれらの長時間かかる操作の影響から分離できる、効果的な手段です。Oracle Active Data Guardは、フィジカル・スタンバイ・データベースへの読取り専用アクセスを提供する一方、レポートと本番データ間の時差を最低限に抑えて、プライマリ・データベースと同期化します。従来のレプリケーションの方法と比べ、Active Data Guardは使用方法が簡単で、すべてのデータ型を透過的にサポートし、レポート・データベースで完全な読取り一貫性を提供して非常に高いパフォーマンスを実現します。Oracle Active Data Guardは、プライマリまたはスタンバイ・データベースのいずれかで物理的な破損があった場合に自動的に修復し、可用性を向上し、常にデータを保護します。Oracle Active Data Guard 12cは、Oracle Databaseのアップグレードおよび他のデータベースのメンテナンスの際の停止時間を短縮し、エラーが頻発する手動プロシージャを回避します。Oracle Active Data Guard 12c遠隔同期は、いずれの距離でもデータ・パフォーマンスに影響を与えることなくデータ消失のない障害時保護(DR)を可能にします。また、Oracle Active Data Guard 12cには、自動サービス・フェイルオーバーとワークロード管理の概念をグローバルに分散するシステムに拡張するグローバル・データ・サービス、およびOracle Real Application Cluster (Oracle RAC)を使用しないData Guard構成において処理中のトランザクションの透過的フェイルオーバーを提供するアプリケーション・コンティニュイティも含まれています。
Active Data Guardオプションに含まれる機能は、次のとおりです。
Active Data Guard遠隔同期
グローバル・データ・サービス
リアルタイム・カスケード
アプリケーション・コンティニュイティ
Active Data Guardを使用したローリング・アップグレード
Data Guard構成内のフィジカル・スタンバイ・データベースで前述のいずれかの機能を有効にしている場合、そのフィジカル・スタンバイ・データベースと、プライマリ・データベースに対し、Active Data Guardオプションのライセンスが必要です。
Oracle Advanced Analyticsを使用して、データ・アナリストやビジネス・アナリストはOracle Database内の大量のデータを直接操作しながら、ナレッジを抽出し、新しい洞察を得たり、予測を行ったりできます。Oracle Advanced Analyticsでは、強力なデータベース内アルゴリズムとオープン・ソースRアルゴリズムの組合せが提供されます。分析機能には、SQLとR言語およびSQL Developer拡張またはオープンソースRクライアントを介してアクセスできます。これらの機能が連携し、データ・マイニング、テキスト・マイニング、予測分析、サマリー統計と記述統計、探索的データ分析とグラフィック、比較統計、相関、単変量統計と多変量統計、高度な数値計算などを可能にする広範囲な分析機能でデータベースを強化します。
Oracle Advanced Analyticsに含まれる機能は、次のとおりです。
データベース内データ・マイニング・アルゴリズム
モデルの構築(DBMS_DATA_MINING
パッケージを介してアクセス)
データ変換(DBMS_DATA_MINING_TRANSFORM
パッケージを介してアクセス)
モデルのスコアリング(SQL Scoring関数を介してアクセス)
予測分析(DBMS_PREDICTIVE_ANALYTICS
パッケージを介してアクセス)
Oracle R Enterprise (オープンソースRと統合)
Oracle R Enterprise R透過層: この透過層により、RユーザーはR言語の構文を使用してデータベース内のデータと直接やり取りできます。
Oracle R Enterprise統計エンジン: 統計関数およびプロシージャの集まり。
組込みR: OREが複数のRサーバーを起動できる一方で、データベースではデータ・フローを管理し、Rのパラレル・プロセスをそれぞれ独立して実行できるようにします。
Oracle R Enterpriseの機能はすべて、OREパッケージを使用して呼び出されます。
Oracle Advanced Compressionは、構造化または非構造化、バックアップ、ネットワーク、アーカイブおよびData Guard REDOトランスポート・トラフィックのすべてのデータ型に対して包括的なデータ圧縮と情報ライフサイクル管理(ILM)機能を提供します。ILMの自動化を促進するため、ヒート・マップおよび自動データ最適化によって、組織では行やセグメント・レベルでのシステム生成データの使用状況統計の保持や、データ圧縮または移動を自動的に実装するポリシーの設定ができるようになります。
Oracle Advanced Compressionオプションに含まれる機能は、次のとおりです。
高度な行圧縮
高度なLOB圧縮
高度なLOB重複除外
RMANバックアップ圧縮(RMAN
DEFAULT
COMPRESS
にはAdvanced Compressionオプションが不要)
データ・ポンプのデータ圧縮(COMPRESSION=METADATA_ONLY
にはAdvanced Compressionオプションが不要)
ヒート・マップ
自動データ最適化
Data Guard REDOトランスポート圧縮
高度なネットワーク圧縮
フラッシュバック・データ・アーカイブ履歴表の最適化
記憶域スナップショットの最適化
オンライン移動パーティション(任意の圧縮形式に対応)
Exadataフラッシュ・キャッシュ圧縮: この機能はExadataストレージ・サーバーでのみ有効にすることが可能で、Exadataストレージ・サーバーにアクセスするすべてのデータベース・プロセッサには、Oracle Advanced Compressionのライセンスが必要です。
アドバンスト索引圧縮
ハイブリッド列圧縮の行レベル・ロッキング(Exadata、Supercluster、ZFSまたはFS1ストレージが必要)
Oracle Advanced Securityは、アプリケーションに対して透過的なデータベース内での暗号化、ならびにデータベースからの取出し前の機密データのリダクションを可能にすることで、機密情報を保護し、違反通知に関する法律やクレジット・カード業界データ・セキュリティ基準(PCI-DSS)などの様々なプライバシおよびコンプライアンス規制に遵守するのに役立ちます。
Oracle Advanced Securityは、透過的データ暗号化とData Redactionの2つの主なセキュリティ機能を提供します。Data Redactionは、Oracle Database 12cリリースのOracle Advanced Securityの新機能で、クレジット・カードのデータや社会保障番号などの機密情報がデータベースから取り出され、アプリケーションで表示される前に、このような情報のリダクションを可能にします。透過的データ暗号化では、データベースに格納されているデータ、データ・ポンプを使用してデータベースからエクスポートされたデータまたはOracle RMANを使用してディスクベースでバックアップされているデータの暗号化を可能にします。
Oracle Advanced Securityに含まれる機能は、次のとおりです。
表領域および列(Oracle SecureFilesを含む)の透過的データ暗号化(TDE)
データ・ポンプ・エクスポート・ファイルの暗号化
ディスクへのRMANバックアップの暗号化
Oracle Walletまたは外部ハードウェアのセキュリティ・モジュールでのTDEマスター鍵の格納
アプリケーションへ戻される機密データのData Redaction
完全、部分的、正規表現およびランダム手法
ネットワーク暗号化(ネイティブ・ネットワークの暗号化およびSSL/TLS)と厳密認証サービス(Kerberos、PKIおよびRADIUS)は、Oracle Advanced Securityの一部ではなくなり、ライセンスが供与されているすべてのOracleデータベース・エディションに含まれるようになりました。
Oracle Advanced Securityには、次のOracle Enterprise Manager機能の使用制限付きライセンスが含まれています。
アプリケーション・データ・モデル(旧称: データ検出およびモデリング)
機密列タイプおよび機密データ検出
Application Accelerator
Oracle Advanced Security以外の目的で前述のOracle Enterprise Manager機能の使用を希望する場合は、Oracle Data Masking and Subsetting Packの完全使用ライセンスの購入が必要です。
Oracle Database In-Memoryを使用すると、追加のプログラミングやアプリケーション変更を行うことなく、既存のOracleデータベース互換アプリケーションから自動的かつ透過的に列のインメモリー処理を利用できます。
Oracle Database In-Memoryに含まれる機能は、次のとおりです。
インメモリー列ストア
フォルト・トレラント・インメモリー列ストア(ExadataまたはSuperclusterが必要)
インメモリー集計
注意: Oracle Database In-Memoryオプションは、Oracle Database 12c リリース1 (12.1.0.2)から利用可能になりました。 |
Oracle Database Vaultを使用して、データベースおよびアプリケーション・データにアクセスできるユーザー、時間や場所を制御できます。これにより、権限を持つユーザー・アカウントを狙ったり、アプリケーションをバイパスしようとするといった、最も一般的なセキュリティ上の脅威からビジネスを保護できます。Oracle Database Vaultは、管理者間においても業務を独立させることで、厳格な遵守およびプライバシの要件に準拠するための強力な予防制御手段ともなります。
Oracle Database Vaultオプションに含まれる機能は、次のとおりです。
レルム
必須レルム
コマンド・ルール
Privilege Analysis
Oracle Database Vaultには、次のOracle Enterprise Management機能の使用制限付きライセンスが含まれています。
アプリケーション・データ・モデル(旧称: データ検出およびモデリング)
機密列タイプおよび機密データ検出
Application Accelerator
Oracle Database Vault以外の目的で前述のOracle Enterprise Management機能の使用を希望する場合は、Oracle Data Masking and Subsetting Packの完全使用ライセンスの購入が必要です。
Oracle Label Securityは、行ラベルに基づく高度で柔軟なセキュリティを提供しており、ファイングレイン・アクセス制御が可能です。このオプションでは、機密情報を保護し、データ分類を行うために、政府、防衛および営利組織で使用されるラベリングの概念を利用しています。Oracle Label Securityポリシーおよび認可の集中管理を可能にするため、Oracle Identity Management Directory Services Plusを個別にライセンス購入できます。
Oracle Label Securityオプションに含まれる機能は、次のとおりです。
ラベル・ベースのアクセス制御(BAC)
複数レベルのセキュリティ(MLS)
Database Vault用のラベル・ファクタ(Confidential、Sensitive)
ユーザー・ラベル認可(Confidential、Sensitive: PII)
データ・ラベル(Sensitive: PII)
Oracle Label Securityには、次のOracle Enterprise Manager機能の使用制限付きライセンスが含まれています。
アプリケーション・データ・モデル(旧称: データ検出およびモデリング)
機密列タイプおよび機密データ検出
Application Accelerator
Oracle Label Security以外の目的で前述のOracle Enterprise Manager機能の使用を希望する場合は、Oracle Data Masking and Subsetting Packの完全使用ライセンスの購入が必要です。
Multitenantは、Oracleデータベースを1つ以上のプラガブル・データベース(PDB)を含むマルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)として使用できる機能です。PDBは、スキーマ、スキーマ・オブジェクトおよびOracleクライアントに非CDBとして表示される非スキーマ・オブジェクトのポータブルな集まりです。Oracle Database 12cより前のすべてのOracleデータベースは、非CDBです。Multitenantを使用すると、次の利点があります。
新しいデータベースまたは既存のデータベースのコピーを高速プロビジョニングできます。切断および接続により、既存のデータベースを新しいプラットフォームに高速に再デプロイできます。
素早く多数のデータベースにOracle Databaseバージョンのパッチ適用またはアップグレードでき、1回の作業分の人件費で済みます。PDBを切断し、新しいバージョンの別のCDBに接続することでパッチ適用またはアップグレードできます。
モノリシック・データベースよりも多くのPDBを単一のプラットフォームに統合できます。
Oracle Multitenantに含まれる機能は、次のとおりです。
マルチテナント・コンテナ・データベースごとに最大252のPDBの接続
ユーザーが作成したプラガブル・データベース(シングル・テナント)が1つの場合は、Multitenantオプションを必要とせず、すべてのエディションでマルチテナント・アーキテクチャが使用できます。
Oracle DatabaseのOLAPオプションは、Oracle Database Enterprise Editionに組み込まれている全機能を備えたOLAPサーバーです。Oracle OLAPキューブ・データ型では、優れた問合せパフォーマンス、豊富な分析、およびデータ・セットの高速増分更新が提供されるので、ビジネス・インテリジェンス・ツールおよびアプリケーションが改善されます。OLAPキューブは、キューブ編成のマテリアライズド・ビューおよびOLAPキューブ・ビューを介して、SQLベースのインテリジェンス・ツールによって容易に問合せを行うことができます。キューブ編成のマテリアライズド・ビューは、表ベースのマテリアライズド・ビューに代わるサマリー管理ソリューションを提供します。表ベースのマテリアライズド・ビューと同様に、OLAPキューブは、マテリアライズド・ビューの自動SQLクエリー・リライト機能を使用してSQLベースのツールから透過的にアクセスできます。SQLベースのツールは、OLAPキューブ・ビューからサマリー・データおよび豊富な分析コンテンツの両方に直接アクセスできます。マルチディメンショナルOLAPツールでは、Oracle OLAPのマルチディメンショナルAPIをキューブで使用することにより、完全なディメンショナルOLAP機能を提供します。単体のOLAPキューブは、これら各種のアプリケーションに対処できます。
Oracle OLAPオプションに含まれる機能は、次のとおりです。
OLAPキューブの定義、格納および問合せ
OLAP APIおよびメタデータ
OLAPキューブのマテリアライズド・ビュー
アナリティック・ワークスペース
OLAPキューブへのSQLアクセス
Oracle Partitioningは、基礎となる大規模データベースの表および索引に対して大幅な管理性、可用性およびパフォーマンス機能を追加することで、OLTP、データ・マート、データ・ウェアハウスおよびコンテンツ管理アプリケーションのデータ管理環境を拡張します。Oracle Partitioningを使用すると、アプリケーションレベルの単一のデータ・ビューを保持しながら、大規模な表を個別管理の小さなピースとして格納できます。
Oracle Partitioningオプションに含まれる機能は、次のとおりです。
Oracle RAC One Nodeは、Oracle Real Application Clusters (Oracle RAC)の1ノード・バージョンです。Oracle RAC One Nodeでは、顧客のすべてのデータベース要件に対応できるように、単一のデプロイメント・モデルでの標準化が可能です。Oracle RAC One Nodeは、コンピュータのハードウェアやソフトウェアに障害が発生した場合や、ソフトウェアの計画メンテナンス・イベントが発生した場合に、データベースの高可用性を発揮します。障害の発生時に、クラスタ内の利用可能なサーバーでデータベース・インスタンスが再起動され、クライアント接続が新しいインスタンスに移動します。複数のサーバーに拡大するために、Oracle RAC One Nodeをフル・バージョンのOracle RAC (RACのライセンスが必要)にオンラインでアップグレードできます。
Oracle RAC One Nodeに含まれる機能は、次のとおりです。
サーバーまたはインスタンスに障害が発生した場合の、クラスタ内の別のノードに対するデータベースのコールド・フェイルオーバー
別のサーバーに対するデータベース・インスタンスのオンライン移行
データベース、Grid InfrastructureおよびOSホームのオンライン・ローリング・アップグレードのサポート
Oracle Real Application Clustersへのオンライン・アップグレード
ポリシー管理型サーバー・プール
サービスの品質管理
アプリケーション・コンティニュイティ
Oracle Real Application Clusters (Oracle RAC)は、クラスタリング・テクノロジを使用して複数のインターコネクト・コンピュータの処理能力を利用する、データベース・コンピューティング環境です。Oracle RACでは、複数のサーバーで単一データベースのマウントが可能であり、すべてのアプリケーションに無制限のスケーラビリティと高可用性を提供します。Oracle RACは、コンピュータのハードウェアまたはソフトウェアに障害が発生した場合に、データベースの高可用性を発揮します。クラスタ内のあるコンピュータに障害が発生した場合でも、クラスタ内の障害のないコンピュータにより引き続きデータベース・サービスが提供されます。Oracle RACによりスケーラブルなパフォーマンスが提供されます。データベース・スループットに対する要求の高まりに応じて、停止時間なしでデータベース・クラスタにコンピュータを追加できます。Oracle RACでは、管理しやすいようにシングル・システムの概念もサポートしています。
Oracle Real Application Clustersに含まれる機能は、次のとおりです。
Oracle RAC One Nodeのすべての機能
「別のサーバーに対するデータベース・インスタンスのオンライン移行」を除く
複数のサーバーへのReal Application Clustersの拡張
接続ロード・バランシング
高速接続フェイルオーバー
ホット・クラスタ・フェイルオーバー
Oracle Real Application Testingオプションは、ハードウェアやソフトウェアのアップグレード、構成の変更、プラットフォームの移行など、日常的な変更による不要な影響からデータベース・アプリケーションを保護する一連の機能から構成されます。これらの機能により、実際に使用されるアプリケーションの包括的なテストが可能になり、システムの変更から発生する問題をテスト中に完全に識別および対処でき、本番システムでの変更時に発生する予期しない問題を最小限に抑えます。
Oracle Real Application Testingオプションに含まれる機能は、次のとおりです。
前述の機能を使用するためには、Oracle Real Application Testingオプションのライセンスを購入する必要があります。唯一の例外として、Oracle Tuning PackまたはOracle Real Application Testingのライセンスを購入している場合、SQLチューニング・セット(STS)を使用できます。Oracle Real Application Testing機能は、データベース・サーバーのコマンドラインAPIを介してだけでなく、Enterprise Managerによってアクセスできます。どちらのインタフェースを使用する場合でも、Oracle Real Application Testingオプションのライセンスが必要です。
また、次のレポートを使用する場合は、Oracle Diagnostics Packのライセンスが必要です。データベース統合ワークベンチの詳細は、「データベース統合ワークベンチ」を参照してください。
取得およびリプレイASH分析レポート
期間比較ADDMレポート
リプレイ期間比較レポート
データベース・リプレイ機能は、データベース・サーバーAPIおよびコマンドライン・インタフェースでもアクセスできます。
DBMS_WORKLOAD_CAPTURE
パッケージは、Oracle Real Application Testingオプションのライセンスが必要です。
DBMS_WORKLOAD_REPLAY
パッケージは、Oracle Real Application Testingオプションのライセンスが必要です。
DBMS_WORKLOAD_REPLAY
.COMPARE_PERIOD_REPORT()
関数を使用する場合は、Oracle Diagnostics Packのライセンスも必要です。
SQLパフォーマンス・アナライザ機能は、データベース・サーバーAPIおよびコマンドライン・インタフェースでもアクセスできます。
DBMS_SQLPA
パッケージは、Oracle Real Application Testingオプションのライセンスが必要です。
SQLチューニング・セットは、データベース・サーバーAPIおよびコマンドライン・インタフェースでもアクセスできます。次のサブプログラムはDBMS_SQLTUNE
パッケージの一部で、SQLチューニング・セットの管理インタフェースを提供し、Oracle Real Application Testingオプションのライセンスが必要です。
ADD_SQLSET_REFERENCE
CAPTURE_CURSOR_CACHE_SQLSET
CREATE_SQLSET
CREATE_STGTAB_SQLSET
DELETE_SQLSET
DROP_SQLSET
LOAD_SQLSET
PACK_STGTAB_SQLSET
REMOVE_SQLSET_REFERENCE
SELECT_CURSOR_CACHE
SELECT_SQLSET
SELECT_WORKLOAD_REPOSITORY
UNPACK_STGTAB_SQLSET
UPDATE_SQLSET
Oracle Enterprise Manager Cloud Control 13cで導入されたデータベース統合ワークベンチは、Real Application Testingオプションの一部です。推量による作業や人的エラーを排除して、データドリブンの体系的な統合アプローチが可能です。データベース統合ワークベンチには主として、統合プランニング、データベース移行、パフォーマンス検証の3つの機能があります。
前提
統合プランニング
データベース統合ワークベンチの統合プランニング機能を使用するには、Oracle Database Diagnostics Packのライセンスが必要です。
データベース移行
データベース統合ワークベンチのデータベース移行機能を使用するには、Database Lifecycle Management Pack for Oracle Databaseのライセンスが必要です。
ライセンス供与されているリンク
次は、Oracle Enterprise Managerにおいてデータベース統合ワークベンチのライセンス供与されたページおよびリンクです。
「データベース統合ワークベンチ」ページ
「エンタープライズ」メニューから、「統合」、「データベース統合ワークベンチ」の順に選択します。
データベース・ターゲットのホーム・ページで、「管理」メニューを選択し、「データベース統合ワークベンチ」を選択します。
このページのすべての機能、関数、リンク、ボタンおよびドリルダウンは、データベース統合ワークベンチの一部としてライセンス供与されます。
Oracle Real Application Testingのライセンスは、データベース・リプレイの取得システムおよびリプレイ・システムの両方で必要であり、これらのシステムでの合計CPU数に基づいてライセンス料が決まります。
Oracle Spatial and Graphオプションには、空間データおよび空間分析と物理グラフ・アプリケーション、ネットワーク・グラフ・アプリケーションおよびソーシャル・グラフ・アプリケーション向けの高度な機能が含まれています。
地理空間データ機能は、複雑な地理情報システム(GIS)アプリケーション、企業アプリケーション、および位置ベース・サービス・アプリケーションをサポートし、Oracle Database Locator機能を強化しています。Oracle Database Locatorは、SQL言語や標準的なプログラミング言語によってアクセスできる2D位置データの格納、分析および索引付けを可能にするものです。
この高度な空間機能には次のものが含まれます。
2Dおよび3D空間ベクターの問合せパフォーマンスを大幅に向上させるSPATIAL_VECTOR_ACCELERATION
空間Java APIのoracle
.spatial
.geometry
(sdoapi
.jar
)およびoracle
.spatial
.util
(sdoutil
.jar
)パッケージ以外のパッケージに含まれるクラス
線形参照システム(LRS)サポート
GeoRasterの格納、索引付けおよび問合せ
ネットワーク・データ・モデル
トポロジ・データ・モデル
空間分析およびマイニングのサブプログラム(SDO_SAM
パッケージ)
空間ルーティング・エンジン
ジオコーディング・エンジン
OpenLSを含む空間Webサービスのサポート(ジオコーディング、マッピング、ビジネス・ディレクトリ(Yellow Page)、およびドライビング・ディレクション(ルーティング)サービスのサポートを含む)、Web Feature Service (WFS)のサポート(SDO_WFS_PROCESS
およびSDO_WFS_LOCK
パッケージ)、およびCatalog services for the Web (CSW)のサポート(SDO_CSW_PROCESS
パッケージ)
3-Dジオメトリ、等高線、不規則三角網(TIN)および点群の格納、索引付け、および問合せ
注意: Oracle Database 12cの機能であるOracle Locatorには、空間ベクターのジオメトリ・タイプ、空間索引付けおよび演算子、および空間ファンクションの制限されたセットが含まれています。Locatorに含まれるファンクションのリストは、『Oracle Spatial and Graph開発者ガイド』の付録Bに掲載されています。 |
グラフ・データベース機能には2つのグラフ・モデルが含まれています。
ネットワーク・データ・モデル(NDM)グラフ: 運輸、公益、通信などの業界で使用される物理ネットワークおよび論理ネットワークを表す、リンクノード・グラフのモデル化と分析を行います。
セマンティックRDFグラフ: ソーシャル・ネットワーク、リンク・データ、およびその他のセマンティック・アプリケーション用にトリプルとして表されたデータのモデル化と分析を行います。
ネットワーク・データ・モデル・グラフ機能には次のものがあります。
リンク表およびノード表のグラフとネットワークを表す記憶域モデル
メモリーで分析を実行するJava API
最短経路、コスト範囲、最近傍、巡回セールスマン、スパニング・ツリーなどの多数のグラフ分析機能
リンクレベル属性とノードレベル属性によるグラフの明示的な記憶域および接続性
コストあり、またはコストなしの有向グラフおよび無向グラフのサポート
RDFセマンティック・グラフ機能には次のものがあります。
圧縮されたパーティション表のトリプルとして表されるグラフ関係
索引付け、問合せおよびオントロジ管理
RDFS、OWLおよびユーザー定義の推論(パラレル、バッチ、増分)
SPARQL 1.1およびSPARQLとSQLの混合問合せのサポート
Jena、Sesame、Joseki Web Servicesなどの拡張オープン・ソース・ツール
注意: RDFセマンティック・グラフ機能を使用するには、Oracle Partitioningオプションが必要です。 |
Oracle TimesTen Application-Tier Database Cacheを使用すると、表のなかで、パフォーマンス・クリティカルなサブセットをOracleデータベースからアプリケーション層にキャッシュすることによって、アプリケーション・トランザクションの応答時間を改善できます。各アプリケーションでは、標準SQLを使用してキャッシュ表の読取り/書込み操作を実行し、Oracleデータベースとの自動的な永続性、トランザクション一貫性およびデータ同期が提供されます。
Oracle TimesTen Application-Tier Database Cacheに含まれる機能は、次のとおりです。
PL/SQL、JDBC、ODBC、ttClasses、OCIおよびPro*C/C++インタフェースを使用したデータ・アクセス
変更通知用のトランザクション・ログAPI (XLA)
マルチノード・キャッシュ・グリッド
Oracleデータベースとの自動データ同期
インメモリー・キャッシュ・データベース間のトランザクション・レプリケーション
自動障害検出およびデータベース・フェイルオーバー
TimesTen Extension for Oracle SQL Developer
TimesTen Plug-in for Oracle Enterprise Manager
次の各項では、Oracle Management Packについて説明します。Oracle Management Packは、Enterprise Editionでのみ購入できます。これらのパックの機能は、Oracle Enterprise Manager、デスクトップ・ウィジェットおよびOracle Databaseソフトウェア付属のAPIを介してアクセスできます。
この項では、次のManagement Packについて説明します。
Oracle Data Masking and Subsetting Pack for Oracle and Non-Oracle Databases
Oracle Database Lifecycle Management Pack for Oracle Database
Oracle Cloud Management Pack for Oracle Databaseを使用して、データベース・クラウドを設定し、そのデータベースをサービス・モデルとして操作できます。
次は、このパックで提供している機能の一部です。
物理的または仮想的インフラストラクチャでのDatabase-as-a-Service構成セルフサービス・データベースのプロビジョニング。
Enterprise Manager Cloud Control 12cをユーザーが1分足らずで設定および構成できる、DBaaS Rapid Start Kit。
マルチテナント・コンテナ・データベース(CDB)のプール上でセルフサービス型のプロビジョニングを提供する、Pluggable Database-as-a-Service (PDBaaS)。
共有サーバー、共有クラスタおよび共有データベース(Schema-as-a-Service)デプロイメント・モデルのサポート。
仮想アセンブリのプロビジョニング。たとえば、3つのVM (2つのWebLogic Server管理サーバーと1つのデータベース)のアセンブリ・トポロジがある場合、各層を対象にするには両方のパックが必要になります。
Oracleデータベースの高速で効率的な格納方法であるスナップ・クローニング。
RMANバックアップを使用した完全クローニング。
割当ておよびリタイア・ポリシーによるロール・ベースのアクセスおよびリソース制御。
スケジュールおよびパフォーマンスベースのリソース管理ポリシー。
データベースの固定費、使用メトリックおよび構成パラメータに基づく測定とチャージバック。
セルフサービス・ポータルへのプログラムによるアクセス
クラウド操作のブループリント・ドリブンのオーケストレーション。
Oracle Cloud Management Pack for Oracle Databaseには、Oracle Database Lifecycle Management Pack for Oracle Databaseが必要です。
「エンタープライズ・サマリー」ホーム・ページより、ライセンス供与されている次のページおよびリンクは、このパックに適用されます。
「Enterprise」メニューをクリックします。「クラウド」、「インフラストラクチャ・ホーム」の順に選択します。
「Enterprise」メニューをクリックします。「クラウド」、「インフラストラクチャ・リクエスト・ダッシュボード」の順に選択します。
「Enterprise」メニューをクリックします。「クラウド」、「インフラストラクチャ・ポリシー」の順に選択します。
「Enterprise」メニューをクリックします。「クラウド」、「ミドルウェアおよびデータベース・ホーム」の順に選択します。
「Enterprise」メニューをクリックします。「クラウド」、「ミドルウェアおよびデータベース・リクエスト・ダッシュボード」の順に選択します。
「Enterprise」メニューをクリックします。「クラウド」、「セルフ・サービス・ポータル」の順に選択します。
「Enterprise」メニューをクリックします。「クラウド」、「サービス・インスタンス」の順に選択します。
「Enterprise」メニューをクリックします。「チャージバック」を選択します。
「Enterprise」メニューをクリックします。「プロビジョニングとパッチ適用」、「データベースのプロビジョニング」の順に選択します。「データベースのプロビジョニング」ページの左メニュー・ペインにある「関連リンク」セクションで、「プラガブル・データベースのプロビジョニング」をクリックします。次に、「PDB操作」セクションから、「新規プラガブル・データベースの作成」を選択します。「起動」をクリックし、「プラガブル・データベースの作成オプション」から、「既存のPDBのクローニング」->「スナップ・クローン」を選択します。
マルチテナント・コンテナ・データベースのホームページで、「Oracleデータベース」メニューから、「プロビジョニング」、「プラガブル・データベースのプロビジョニング」の順に選択します。次に、「PDB操作」セクションから、「新規プラガブル・データベースの作成」を選択します。「起動」をクリックし、「プラガブル・データベースの作成オプション」から、「既存のPDBのクローニング」->「スナップ・クローン」を選択します。
「設定」メニューをクリックします。「クラウド」を選択します。「インフラストラクチャ」を選択します。
「設定」メニューをクリックします。「クラウド」を選択します。「データベース」を選択します。
「設定」メニューをクリックします。「プロビジョニングとパッチ適用」、「ストレージ登録」の順に選択します。
API | 説明 |
---|---|
アセンブリ操作 | リソース・アセンブリ・テンプレートおよびアセンブリ・インスタンス用のPOST URI空間でのすべてのGET /PUT /DELETE //em/cloud/iaas 。 |
DBaaS操作 | POST URI空間でのすべてのGET /PUT /DELETE //em/cloud/dbaas 。 |
DBaaS設定操作 | POST URI空間でのすべてのGET /PUT /DELETE //em/websvcs/restful/extws/cloudservices/admin/cfw/v1 。 |
次のEnterprise Managerコマンドライン・インタフェース(CLI)の動詞は、Oracle Cloud Management Pack for Oracle Databaseの一部としてライセンス供与されます。これらの動詞は、データベース・プールで操作します。
ライセンスのあるコマンドライン・インタフェース(CLI)の動詞 | |
---|---|
add_pool_members |
get_pool_capacity_summary_data |
create_charge_item |
get_pool_constraints |
create_dbaas_quota |
get_pool_criteria |
create_dbprofile |
get_pool_detail |
create_pool |
get_pool_instance_data |
create_service_template |
get_pool_target_type |
delete_charge_item |
get_pools |
delete_dbaas_quota |
get_service_template |
delete_pool |
list_charge_item_candidates |
delete_service_template |
remove_pool_members |
get_dbaas_quota |
update_dbaas_quota |
get_dbaas_request_settings |
update_dbaas_request_settings |
get_metering_data |
update_pool |
get_pool_capacity_data |
Oracle Data Masking and Subsetting Packでは、本番データを現実に近い架空のデータに置き換えることで、本番以外の環境で使用する擬似本番データを作成できます。仮データの生成は、エクスポート時または別のステージング・サーバー上で実行できます。サブセット機能により、元のデータの一部をマスキングできます。サブセットは、元のデータの一部を抽出するマスキングなしでも使用できます。
Oracle Data Masking and Subsetting Packに含まれるコンポーネントおよび機能は、次のとおりです。
アプリケーション・データ・モデリング
データ・マスキング・フォーマット・ライブラリ
データ・マスキング定義
データ・サブセット定義
アプリケーション・データ・モデリング、データ・マスキングおよびサブセットのEnterprise Managerコマンドライン・インタフェース(CLI)の動詞
Oracle E-Business Suiteの選択バージョン用のアプリケーション・データ・モデリング・アクセラレータ
Oracle Fusion Applicationsの選択バージョン用のアプリケーション・データ・モデリング・アクセラレータ
Oracle Fusion Applicationsの選択バージョン用のデータ・マスキング・テンプレート
Oracle E-Business Suiteの選択バージョン用のデータ・マスキング・テンプレート
Oracle Data Masking and Subsetting Pack for non-Oracle Databasesに含まれる使用制限付きライセンスは、次のとおりです。
Database Gateway for APPC
Database Gateway for DRDA
Database Gateway for Informix
Database Gateway for SQLServer
Database Gateway for Sybase
Database Gateway for Teradata
上にリストしたOracle Database GatewayをOracle Data Masking and Subsetting Pack以外に使用する場合は、Oracle Database Gatewayのフル・ライセンスを購入する必要があります。Oracle Data Masking and Subsetting Pack for non-Oracle databasesを使用している場合、Oracle Database Gatewaysは、個別にライセンス供与されたOracleデータベースでデータをステージングします。Oracle Data Masking and Subsetting機能は、Oracle以外のデータベースに対して直接実行できません。
Oracle Data Masking and Subsetting Packは、次に対するライセンスが必要です。
ソース・データベース・サーバー(データが最初に生成されたデータベース)
ステージング・データベース・サーバー(マスキングおよびサブセット操作を実行する)
次に示すのは、Oracle Enterprise Manager内でOracle Data Masking and Subsetting Packのライセンス対象となるページおよびリンクの一覧です。
ライセンス供与されているページ/リンク | アクセス方法 |
---|---|
アプリケーション・データ・モデル | 「エンタープライズ・サマリー」ホーム・ページで、「Enterprise」メニュー、「クオリティ管理」、「アプリケーション・データ・モデル」の順にクリックします。
Oracleデータベースまたはクラスタ・データベース・ターゲットのホーム・ページで、「セキュリティ」メニュー、「アプリケーション・データ・モデル」の順にクリックします。 これらのメニューのすべての機能、関数、リンク、ボタンおよびドリルダウンは、Oracle Data Masking and Subsetting Packの一部としてライセンスされます。 |
データ・マスキング定義 | 「エンタープライズ・サマリー」ホーム・ページで、「Enterprise」メニュー、「クオリティ管理」、「データ・マスキング定義」の順にクリックします。
Oracleデータベースまたはクラスタ・データベース・ターゲットのホーム・ページで、「セキュリティ」メニュー、「データ・マスキング定義」の順にクリックします。 これらのメニューのすべての機能、関数、リンク、ボタンおよびドリルダウンは、Oracle Data Masking and Subsetting Packの一部としてライセンスされます。 |
データ・マスキングのフォーマット | 「エンタープライズ・サマリー」ホーム・ページで、「Enterprise」メニュー、「クオリティ管理」、「データ・マスキングのフォーマット」の順にクリックします。
これらのメニューのすべての機能、関数、リンク、ボタンおよびドリルダウンは、Oracle Data Masking and Subsetting Packの一部としてライセンスされます。 |
データ・サブセット定義 | 「エンタープライズ・サマリー」ホーム・ページで、「Enterprise」メニュー、「クオリティ管理」、「データ・サブセット定義」の順にクリックします。
Oracleデータベースまたはクラスタ・データベース・ターゲットのホーム・ページで、「スキーマ」メニュー、「データ・サブセッティング」の順にクリックします。 これらのメニューのすべての機能、関数、リンク、ボタンおよびドリルダウンは、Oracle Data Masking and Subsetting Packの一部としてライセンスされます。 |
注意:
Oracle Data Masking and Subsetting Packは、以前のOracle Data Masking PackおよびOracle Test Data Management Packに組み込むことはできません。
アプリケーション・データ・モデリングは、以前はデータ検出およびモデリングと呼ばれていました。
Database Lifecycle Management Packは、データベース、システムおよびアプリケーションの管理者が、Oracle Database Lifecycleを管理するために必要なプロセスを自動化するのに便利な包括的なソリューションです。検出、初期プロビジョニング、パッチ適用、構成管理および進行中の変更管理に関連する手動で時間がかかるタスクをなくします。さらに、Database Lifecycle Management Packは、業界および規制コンプライアンス標準の管理やレポートのためのコンプライアンス・フレームワークを提供します。
Database Lifecycle Managementでは、次のようなデータベースのライフサイクル全体を管理できます。
検出およびインベントリ追跡: 資産の検出および追跡機能
初期プロビジョニング: 数分間のデータベース・ロールアウト機能
進行中の変更管理: パッチ、アップグレード、スキーマおよびデータ変更のエンドツーエンド管理
構成管理: 追跡インベントリ、構成ドリフトおよび詳細な構成の検索
コンプライアンス管理: 業界および規制コンプライアンス標準の管理とレポート
Database Lifecycle Management Packは、Cloud Management Pack for Oracle Databaseの前提でもあります。
Database Lifecycle Management Pack for Oracle Databaseには次の機能が含まれています。これらは、ライセンス購入後に使用できます。
変更アクティビティ計画
クライアント・システム・アナライザ
コンプライアンス
構成収集の拡張性
構成の比較
構成の履歴
構成インスタンス・ブラウザ
構成の保存
構成の検索
構成トポロジ
オブジェクトのコピー
データベースのパッチ適用
データベースのプロビジョニング
データベースのアップグレード
Site Guardを使用した障害時リカバリ
Enterprise Data Governance
ファイルの同期
通知
プラガブル・データベース(PDB)のクローン
PDBの作成/プラグ/アンプラグ(複数のターゲット操作で実行されるか、カスタムのデプロイメント手順を使用して実行されます。)
PDBの移行
RACスケール・バック
RACスケール・アウト
構成変更のリアルタイム検出
スキーマ変更のリアルタイム検出
スキーマおよびデータの比較
スキーマおよびデータの同期
スキーマ変更計画
スキーマの比較
ユーザー定義デプロイメント・プロシージャ(UDDP)
init
.ora
パラメータのENABLE_DDL_LOGGING
をTRUE
に設定した場合、Database Lifecycle Management Packの一部としてライセンス供与されます。TRUE
に設定すると、データベースより、リアルタイムでスキーマ変更がメッセージ・グループschema_ddlの下のデータベース・アラート・ログにレポートされます。デフォルト設定はFALSE
です。
次のライセンス供与されたリンク、機能および関数は、Oracle Databaseターゲットと、それに関連付けられているOracle Databaseのデプロイ先ホストにのみ適用されます。Oracle Database以外のターゲットの管理については、適切な管理パックの購入が必要です。
次は、Database Lifecycle Management Pack for Oracle Databaseのライセンス供与されたページおよびリンクです。
ライセンス供与されているページ/リンク | アクセス方法 |
---|---|
データベースのプロビジョニング・プロシージャ | Enterprise Managerのホーム・ページで、「Enterprise」メニュー、「プロビジョニングとパッチ適用」、「プロシージャ・ライブラリ」の順にクリックします。データベースをクローニングおよびプロビジョニングするすべてのプロシージャは、Database Lifecycle Management Packでライセンス供与されます。
Enterprise Managerのホーム・ページで、「Enterprise」メニュー、「プロビジョニングとパッチ適用」、「データベースのプロビジョニング」の順にクリックします。このメニューのすべての機能、関数、リンク、ボタンおよびドリルダウンは、Database Lifecycle Management Packの一部としてライセンス供与されます。 Oracleデータベースまたはクラスタ・データベース・ターゲットのホーム・ページで、「Oracleデータベース」メニュー、「プロビジョニング」の順にクリックします。このメニューのすべての機能、関数、リンク、ボタンおよびドリルダウンは、Database Lifecycle Management Packの一部としてライセンス供与されます。 |
データベースのアップグレード | Enterprise Managerのホーム・ページで、「Enterprise」メニュー、「プロビジョニングとパッチ適用」、「プロシージャ・ライブラリ」の順にクリックします。データベースをアップグレードするすべてのプロシージャは、Database Lifecycle Management Packでライセンス供与されます。
Oracleデータベースまたはクラスタ・データベース・ターゲットのホーム・ページで、「Oracleデータベース」メニュー、「プロビジョニング」の順にクリックします。このメニューのすべての機能、関数、リンク、ボタンおよびドリルダウンは、Database Lifecycle Management Packの一部としてライセンス供与されます。 |
ユーザー定義デプロイメント・プロシージャ(UDDP) | Enterprise Managerのホーム・ページで、「Enterprise」メニュー、「プロビジョニングとパッチ適用」、「プロシージャ・ライブラリ」の順にクリックします。プロビジョニング・ライブラリ・ページで、アクションのリストの「新規作成」オプションは、Database Lifecycle Management Packの一部としてライセンス供与されます。 |
RACスケール・アウトおよびスケール・バック | Enterprise Managerのホーム・ページで、「Enterprise」メニュー、「プロビジョニングとパッチ適用」、「プロシージャ・ライブラリ」の順にクリックします。データベースまたはRACを拡張あるいはスケールするすべてのプロシージャは、Database Lifecycle Management Packでライセンス供与されます。
Enterprise Managerのホーム・ページで、「Enterprise」メニュー、「プロビジョニングとパッチ適用」、「データベースのプロビジョニング」の順にクリックします。このメニューのすべての機能、関数、リンク、ボタンおよびドリルダウンは、Database Lifecycle Management Packの一部としてライセンス供与されます。 Oracleクラスタ・データベース・ターゲットのホーム・ページで、「Oracleデータベース」メニュー、「プロビジョニング」の順にクリックします。このメニューのすべての機能、関数、リンク、ボタンおよびドリルダウンは、Database Lifecycle Management Packの一部としてライセンス供与されます。 |
データベースのパッチ適用 | Enterprise Managerのホーム・ページで、「Enterprise」メニュー、「プロビジョニングとパッチ適用」、「プロシージャ・ライブラリ」の順にクリックします。データベース、ClusterwareまたはReal Application Clustersをパッチ適用するすべてのプロシージャは、Database Lifecycle Management Packでライセンス供与されます。 |
オフライン・パッチ適用 | Enterprise Managerのホーム・ページで、「設定」メニュー、「プロビジョニングとパッチ適用」、「オフライン・パッチ」の順にクリックします。「オンラインとオフライン設定」タブで、「接続」、「オフライン」設定は、Database Lifecycle Management Packでライセンス供与されます。 |
構成インスタンス・ブラウザ | Enterprise Managerのホーム・ページで、「ターゲット」、「データベース」の順にクリックし、データベースを選択します。このデータベースのホーム・ページで、「Oracleデータベース」、「構成」の順にクリックします。「トポロジ」以外、このメニューのすべての機能、関数、リンク、ボタンおよびドリルダウンは、Database Lifecycle Management Packの一部としてライセンス供与されます。
「ターゲット・ホーム・ページ」に直接または他のパスからアクセスできる場合は次のとおりです。 このデータベースのホーム・ページで、「Oracleデータベース」、「構成」の順にクリックします。「トポロジ」以外、このメニューのすべての機能、関数、リンク、ボタンおよびドリルダウンは、Database Lifecycle Management Packの一部としてライセンス供与されます。 |
構成の検索 | Enterprise Managerのホーム・ページで、「Enterprise」メニュー、構成および検索をクリックします。このページのすべての機能、関数、リンク、ボタンおよびドリルダウンは、Database Lifecycle Management Packの一部としてライセンス供与されます。 |
構成の履歴 | Enterprise Managerのホーム・ページで、「Enterprise」メニュー、構成および履歴をクリックします。このページのすべての機能、関数、リンク、ボタンおよびドリルダウンは、Database Lifecycle Management Packの一部としてライセンス供与されます。 |
構成の比較 | Enterprise Managerのホーム・ページで、「Enterprise」メニュー、構成および比較をクリックします。このページのすべての機能、関数、リンク、ボタンおよびドリルダウンは、Database Lifecycle Management Packの一部としてライセンス供与されます。 |
構成の保存 | Enterprise Managerのホーム・ページで、「Enterprise」メニュー、構成および保存をクリックします。このページのすべての機能、関数、リンク、ボタンおよびドリルダウンは、Database Lifecycle Management Packの一部としてライセンス供与されます。 |
構成トポロジ | 「ターゲット・ホーム・ページ」で、「Oracleデータベース」、「構成トポロジ」の順にクリックします。「ビュー」ドロップダウンの「使用者」は、Database Lifecycle Management Packの一部としてライセンス供与されます。
「ターゲット・ホーム・ページ」で、「Oracleデータベース」、「構成トポロジ」、「カスタマイズ」の順にクリックします。このメニューのすべての機能、関数、リンク、ボタンおよびドリルダウンは、Database Lifecycle Management Packの一部としてライセンス供与されます。 「ターゲット・ホーム・ページ」に直接または他のパスからアクセスできる場合は次のとおりです。
|
構成収集の拡張性 | Enterprise Managerのホーム・ページで、「Enterprise」メニュー、構成およびカスタムをクリックします。このページのすべての機能、関数、リンク、ボタンおよびドリルダウンは、Database Lifecycle Management Packの一部としてライセンス供与されます。 |
ファイルの同期 | 構成の比較機能に関する項で説明しているように、比較結果の違いを確認するには、左側のツリーで構成の仕様を選択します。「ファイルの同期の有効化」を選択します。このページのすべての機能、関数、リンク、ボタンおよびドリルダウンは、Database Lifecycle Management Pack for Oracle Databaseの一部としてライセンス供与されます。 |
スキーマの比較 | Enterprise Managerのホーム・ページで、「ターゲット」、「データベース」の順にクリックし、データベースを選択します。このデータベースのホーム・ページで、「スキーマ」、「変更の管理」の順にクリックします。このメニューのすべての機能、関数、リンク、ボタンおよびドリルダウンは、Database Lifecycle Management Packの一部としてライセンス供与されます。
「ターゲット・ホーム・ページ」に直接または他のパスからアクセスできる場合は次のとおりです。 このデータベースのホーム・ページで、「スキーマ」、「変更の管理」の順にクリックします。このメニューのすべての機能、関数、リンク、ボタンおよびドリルダウンは、Database Lifecycle Management Packの一部としてライセンス供与されます。 |
スキーマおよびデータの比較 | Enterprise Managerのホーム・ページで、「ターゲット」、「データベース」の順にクリックし、データベースを選択します。このデータベースのホーム・ページで、「スキーマ」、「変更の管理」の順にクリックします。このメニューのすべての機能、関数、リンク、ボタンおよびドリルダウンは、Database Lifecycle Management Packの一部としてライセンス供与されます。
「ターゲット・ホーム・ページ」に直接または他のパスからアクセスできる場合は次のとおりです。 このデータベースのホーム・ページで、「スキーマ」、「変更の管理」の順にクリックします。このメニューのすべての機能、関数、リンク、ボタンおよびドリルダウンは、Database Lifecycle Management Packの一部としてライセンス供与されます。 |
スキーマおよびデータの同期 | Enterprise Managerのホーム・ページで、「ターゲット」、「データベース」の順にクリックし、データベースを選択します。このデータベースのホーム・ページで、「スキーマ」、「変更の管理」の順にクリックします。このメニューのすべての機能、関数、リンク、ボタンおよびドリルダウンは、Database Lifecycle Management Packの一部としてライセンス供与されます。
「ターゲット・ホーム・ページ」に直接または他のパスからアクセスできる場合は次のとおりです。 このデータベースのホーム・ページで、「スキーマ」、「変更の管理」の順にクリックします。このメニューのすべての機能、関数、リンク、ボタンおよびドリルダウンは、Database Lifecycle Management Packの一部としてライセンス供与されます。 |
オブジェクトのコピー | Enterprise Managerのホーム・ページで、「ターゲット」、「データベース」の順にクリックし、データベースを選択します。このデータベースのホーム・ページで、「スキーマ」、「変更の管理」の順にクリックします。このメニューのすべての機能、関数、リンク、ボタンおよびドリルダウンは、Database Lifecycle Management Packの一部としてライセンス供与されます。
「ターゲット・ホーム・ページ」に直接または他のパスからアクセスできる場合は次のとおりです。 このデータベースのホーム・ページで、「スキーマ」、「変更の管理」の順にクリックします。このメニューのすべての機能、関数、リンク、ボタンおよびドリルダウンは、Database Lifecycle Management Packの一部としてライセンス供与されます。 |
スキーマ変更のリアルタイム検出 | Enterprise Managerのホーム・ページで、「ターゲット」、「データベース」の順にクリックし、データベースを選択します。このデータベースのホーム・ページで、「スキーマ」、「変更の管理」の順にクリックします。このメニューのすべての機能、関数、リンク、ボタンおよびドリルダウンは、Database Lifecycle Management Packの一部としてライセンス供与されます。
「ターゲット・ホーム・ページ」に直接または他のパスからアクセスできる場合は次のとおりです。 このデータベースのホーム・ページで、「スキーマ」、「変更の管理」の順にクリックします。このメニューのすべての機能、関数、リンク、ボタンおよびドリルダウンは、Database Lifecycle Management Packの一部としてライセンス供与されます。 |
構成変更のリアルタイム検出およびコンプライアンス | Enterprise Managerのホーム・ページで、「Enterprise」メニューおよび「コンプライアンス」をクリックします。「ライブラリ」、「結果」および「リアルタイム監視」ページに関連付けられているすべての機能、関数、リンク、ボタンおよびドリルダウンは、Database Lifecycle Management Packの一部としてライセンス供与されます。 |
次のレポートは、Database Lifecycle Management Pack for Oracle Databaseの一部です。次の各項のすべてのレポートは、このパックの一部としてライセンス供与されます。レポートにアクセスするには、Enterprise Managerのホーム・ページで、「レポート」、「情報パブリッシャ・レポート」または「BI Publisher Enterpriseレポート」をクリックします。
「情報パブリッシャ・レポート」の次のレポート領域、レポートおよびサブレポートは、Database Lifecycle Management Packの一部としてライセンス供与されます。
コンプライアンス
デプロイメントおよび構成
サンプル・ホスト・レポート、構成レポート
セキュリティ
「BI Publisher Enterpriseレポート」の次のレポート領域、レポートおよびサブレポートは、Database Lifecycle Management Packの一部としてライセンス供与されます。
コンプライアンス
デプロイメントおよび構成
サンプル・ホスト・レポート、構成レポート
セキュリティ
Database Lifecycle Management Pack for Oracle Databaseを購入すると、次の各項で説明する機能も使用する権利を持つことができます。これらの機能は、Oracle Databaseホームおよびライセンス供与されているCPUのプラットフォーム(ハードウェアおよびオペレーティング・システム)のOracle Databaseターゲットに制限されます。
Application Configuration Console
oplan
ユーティリティ(基本のOPlan機能は、Oracle Support契約を結んでいるすべてのユーザーが無償で利用できます。OPlanメタデータを使用してEnterprise Managerまたはカスタム/サードパーティ・スクリプトからオーケストレーション・ロジックを抽出する機能は、Database Lifecycle Management Pack for Oracle Databaseの一部です。
ASMに移行
自己更新
次のEnterprise Managerコマンドライン・インタフェース(CLI)の動詞は、Database Lifecycle Management Packの一部としてライセンス供与されます。
ライセンスのあるコマンドライン・インタフェース(CLI)の動詞 | |
---|---|
associate_cs_targets |
get_oms_config_property |
clone_database |
get_procedure_types |
config_compare |
get_procedure_xml |
config_db_service_target |
get_procedures |
configure_log_archive_locations |
get_retry_argument |
confirm_instance |
get_saved_configs |
create_database |
ignore_instance |
describe_instance |
import_compliance_object |
describe_procedure_input |
list_oms_config_properties |
disable_config_history |
remove_cs_target_association |
enable_config_history |
reschedule_instance |
export_compliance_group |
resume_instance |
export_compliance_standard_rule |
run_config_search |
export_facet |
save_procedure |
export_standard |
set_config_history_retention_period |
fix_compliance_state |
stop_instance |
get_config_searches |
submit_procedure |
get_config_templates |
suspend_instance |
get_executions |
update_and_retry_step |
get_instance_data |
update_procedure_input |
get_instance_status |
upgrade_database |
get_instances |
次のリポジトリ・ビューは、Database Lifecycle Management Pack for Oracle Databaseの一部です。
コンプライアンス・ビュー | |
---|---|
MGMT$CCC_ALL_OBS_BUNDLES |
MGMT$CS_HA_INFO |
MGMT$CCC_ALL_OBSERVATIONS |
MGMT$CS_HIERARCHY |
MGMT$CCC_DIAG_ANALYTICS |
MGMT$CS_KEYWORD |
MGMT$CCC_DIAG_QUEUEBACKLOG |
MGMT$CS_RQS_HIERARCHY |
MGMT$COMPLIANCE_STANDARD |
MGMT$CS_RULE_ATTRS |
MGMT$COMPLIANCE_STANDARD_GROUP |
MGMT$CS_RULE_EVAL_SUMMARY |
MGMT$COMPLIANCE_STANDARD_RULE |
MGMT$CS_RULEFOLDER |
MGMT$COMPOSITE_CS_EVAL_SUMMARY |
MGMT$CS_TARGET_ASSOC |
MGMT$CS_ASM_DISKGRP_SETTINGS |
MGMT$CS_TGT_ASSOC_TXF_REQ |
MGMT$CS_DB_CONTROL_FILE_COUNT |
MGMT$CSG_HIERARCHY |
MGMT$CS_DB_INIT_PARAMS |
MGMT$CSG_SUBGROUP |
MGMT$CS_DB_RBS_IN_SYSTEM |
MGMT$CSR_CURRENT_VIOLATION |
MGMT$CS_DB_REC_SEG_SETTINGS |
MGMT$CSR_TARGET_ASSOC |
MGMT$CS_DB_REC_TS_SETTINGS |
MGMT$CSR_VIOLATION_CONTEXT |
MGMT$CS_DB_REC_USER_SETTINGS |
MGMT$CSRF_TARGET_ASSOC |
MGMT$CS_DB_REDO_LOG_COUNT |
MGMT$EM_CS_RULE_EVENT_ERROR |
MGMT$CS_DB_REDO_LOGS |
MGMT$EM_RULE_VIOL_CTXT_DEF |
MGMT$CS_DB_TABLESPACES |
MGMT$ICS_TARGET_ASSOC |
MGMT$CS_DB_TBSP_SEGSPACE_MGMT |
MGMT$REPO_RULE_CHK_DETAILS |
MGMT$CS_EVAL_SUMMARY |
MGMT$REPOSITORY_RULE_BIND_VARS |
MGMT$CS_FEATURE_USAGE |
MGMT$REPOSITORY_RULE_PARAMS |
MGMT$CS_GROUP_EVAL_SUMMARY |
MGMT$RULE_KEYWORD |
MGMT$CS_GROUP_KEYWORD |
プロビジョニングおよびパッチ適用ビュー | |
---|---|
EM$PROV_APPTYPES |
EM$PROVAPP_TAG_PROPERTIES |
EM$PROVAPP_METADATA |
EM$PROVAPP_TAGS |
EM$PROVAPP_METADATA_VERSION |
MGMT$PA_RECOM_METRIC_SOURCE |
パッチ適用ビュー | |
---|---|
GC$EM_PC_PLAN_PATCHES |
MGMT$ARU_PRODUCT_RELEASE_MAP |
GC$EM_PC_PLANS |
MGMT$ARU_PRODUCTS |
GC$EM_PC_PLAN_TARGETS |
MGMT$ARU_RELEASES |
GC_PC_EXECUTION_INSTANCES |
MGMT$ARU_TARGETS |
GC_PC_PLAN_ANALYSIS_RS |
MGMT$PA_AFFTED_HOST_GUID_OH |
GC_PC_PLAN_REMEDY |
MGMT$PA_AFFTED_HOST_OH |
GC_PC_PLAN_REMEDY_DETAILS |
MGMT$PA_AFFTED_TARGETS |
GC_PC_PLAN_USERS |
MGMT$PA_FINAL_PATCH_LIST |
GC_PC_TARGETS |
MGMT$PA_TARGET_MAPPING |
MGMT$APPLIED_PATCHES |
MGMT$PR_APPL_PATCHES_TO_OH |
MGMT$APPLIED_PATCHSETS |
MGMT$PR_APPL_PATCHES_TO_OH_TGT |
MGMT$ARU_FAMILY_PRODUCT_MAP |
MGMT$PR_HOME_INFO |
MGMT$ARU_LANGUAGES |
MGMT$PR_HOMES_AFFECTED_COUNT |
MGMT$ARU_PATCH_RECOMMENDATIONS |
MGMT$RECOM_METRIC_SOURCE |
MGMT$ARU_PLATFORMS |
構成ビュー | |
---|---|
GC$ECM_COMP_PROPERTIES |
MGMT$DB_INIT_PARAMS |
GC$ECM_CONFIG_SUMMARY |
MGMT$DB_LICENSE |
GC$ECM_CURR_CONFIG |
MGMT$DB_OPTIONS |
GC$ECM_CURR_CONFIG_FLAT_MEMS |
MGMT$DB_REDOLOGS |
GC$ECM_CURR_CONFIG_SNAPSHOTS |
MGMT$DB_ROLLBACK_SEGS |
GC$ECM_CURR_TARGET_SNAPSHOTS |
MGMT$DB_SGA |
GC$ECM_DATA_RETENTION_TIME |
MGMT$DB_TABLESPACES |
GC$ECM_GEN_SNAPSHOT |
MGMT$DB_TABLESPACES_ALL |
GC$ECM_SAVED_CONFIG |
MGMT$ECM_CMP_JOB_LAST_RESULTS |
GC$ECM_SAVED_CONFIG_FLAT_MEMS |
MGMT$ECM_CMP_JOBS |
GC$ECM_SAVED_CONFIG_SNAPSHOTS |
MGMT$ECM_CMP_RPT_CCS_DS |
GC$ECM_SAVED_CONFIG_TARGETS |
MGMT$ECM_CMP_RPT_CCS_DS_DTLS |
GC$ECM_SAVED_TARGET_SNAPSHOTS |
MGMT$ECM_CMP_RPT_CCS_PD_ALL |
MGMT$CCS_DATA |
MGMT$ECM_CMP_RPT_CCS_PD_DIFFS |
MGMT$CCS_DATA_SOURCE |
MGMT$ECM_CMP_RPT_CI_DIFFS |
MGMT$CCS_DATA_SOURCE_VISIBLE |
MGMT$ECM_CMP_VISIBLE_CONFIGS |
MGMT$CCS_DATA_VISIBLE |
MGMT$ECM_CURRENT_SNAPSHOTS |
MGMT$DB_CONTROLFILES |
MGMT$ECM_VISIBLE_SNAPSHOTS |
MGMT$DB_DATAFILES |
MGMT$SERVICETAG_INSTANCES |
MGMT$DB_DBNINSTANCEINFO |
MGMT$SERVICETAG_REGISTRY |
MGMT$DB_FEATUREUSAGE |
MGMT$UNPATCHABLE_DB_TARGETS |
Oracleホームのパッチ適用ビュー | |
---|---|
MGMT$APPLIED_PATCHES |
MGMT$OH_DEP_HOMES |
MGMT$APPLIED_PATCHSETS |
MGMT$OH_FILE |
MGMT$APPL_PATCH_AND_PATCHSET |
MGMT$OH_HOME_INFO |
MGMT$CPF_ADVISORY_INFO |
MGMT$OH_INSTALLED_TARGETS |
MGMT$CPF_HOMES_INFO |
MGMT$OH_INV_SUMMARY |
MGMT$CPF_PATCH_INFO |
MGMT$OH_PATCH |
MGMT$EM_HOMES_PLATFORM |
MGMT$OH_PATCHED_COMPONENT |
MGMT$HOMES_AFFECTED |
MGMT$OH_PATCHED_FILE |
MGMT$OH_CLONE_PROPERTIES |
MGMT$OH_PATCH_FIXED_BUG |
MGMT$OH_COMP_DEP_RULE |
MGMT$OH_PATCHSET |
MGMT$OH_COMP_INST_TYPE |
MGMT$OH_VERSIONED_PATCHV |
MGMT$OH_COMPONENT |
MGMT$PATCH_ADVISORIES |
MGMT$OH_CRS_NODES |
セキュリティ・ビュー | |
---|---|
MGMT$ESA_ALL_PRIVS_REPORT |
MGMT$ESA_EXMPT_ACCESS_REPORT |
MGMT$ESA_ANY_DICT_REPORT |
MGMT$ESA_KEY_OBJECTS_REPORT |
MGMT$ESA_ANY_PRIV_REPORT |
MGMT$ESA_OH_OWNERSHIP_REPORT |
MGMT$ESA_AUDIT_SYSTEM_REPORT |
MGMT$ESA_OH_PERMISSION_REPORT |
MGMT$ESA_BECOME_USER_REPORT |
MGMT$ESA_POWER_PRIV_REPORT |
MGMT$ESA_CATALOG_REPORT |
MGMT$ESA_PUB_PRIV_REPORT |
MGMT$ESA_CONN_PRIV_REPORT |
MGMT$ESA_SYS_PUB_PKG_REPORT |
MGMT$ESA_CREATE_PRIV_REPORT |
MGMT$ESA_TABSP_OWNERS_REPORT |
MGMT$ESA_DBA_GROUP_REPORT |
MGMT$ESA_TRC_AUD_PERM_REPORT |
MGMT$ESA_DBA_ROLE_REPORT |
MGMT$ESA_WITH_ADMIN_REPORT |
MGMT$ESA_DIRECT_PRIV_REPORT |
MGMT$ESA_WITH_GRANT_REPORT |
クライアント構成ビュー | |
---|---|
MGMT$CSA_COLLECTIONS |
MGMT$CSA_HOST_OS_COMPONENTS |
MGMT$CSA_FAILED |
MGMT$CSA_HOST_OS_FILESYSEMS |
MGMT$CSA_HOST_COOKIES |
MGMT$CSA_HOST_OS_PROPERTIES |
MGMT$CSA_HOST_CPUS |
MGMT$CSA_HOST_RULES |
MGMT$CSA_HOST_CUSTOM |
MGMT$CSA_HOST_SW |
MGMT$CSA_HOST_IOCARDS |
MGMT$ECM_CONFIG_HISTORY |
MGMT$CSA_HOST_NICS |
Oracle Diagnostics Packは、自動パフォーマンス診断および高度なシステム監視機能を提供します。
Oracle Diagnostics Packに含まれる機能は、次のとおりです。
パフォーマンス監視と診断(データベースおよびホスト)
自動ワークロード・リポジトリ(AWR)
AWRウェアハウス
自動データベース診断モニター(ADDM)
期間比較ADDM
リアルタイムADDM
アクティブ・セッション履歴(ASH)
ASH分析
パフォーマンス・ハブ
Exadata CELLグリッドの管理
Exadata CELLグリッドのパフォーマンス
Exadata CELLグループの「状態の概要」ページ
Exadataのリソース使用率
ブラックアウト
通知
メトリックおよびアラートまたはイベント履歴
ユーザー定義のメトリックおよびメトリック拡張
管理コネクタ
動的メトリック・ベースラインおよび適応メトリックしきい値
監視テンプレートおよびテンプレート・コレクション
リプレイ期間比較レポート
ストリーム当たりのボトルネック検出およびコンポーネント当たりの上位待機イベント分析を実行するためのサポート機能
前述した機能を使用するには、Oracle Diagnostics Packのライセンスを購入する必要があります。新しい初期化パラメータCONTROL_MANAGEMENT_PACK_ACCESS
により、Oracle Diagnostics PackおよびOracle Tuning Packへのアクセスが制御されます。このパラメータは、次の3つの値のうちのいずれかに設定できます。
DIAGNOSTIC+TUNING
: Oracle Diagnostics PackおよびOracle Tuning Pack機能がデータベース・サーバーで有効化されています。
DIAGNOSTIC
: Oracle Diagnostics Pack機能のみがサーバーで有効化されています。
NONE
: Oracle Diagnostics PackおよびOracle Tuning Pack機能がデータベース・サーバーで無効にされています。
Oracle Diagnostics Pack機能にアクセスするには、Enterprise Managerコンソール、デスクトップ・ウィジェット、コマンドラインAPIを使用するか、基礎となるデータに直接アクセスします。これには、Oracle Diagnostics Packのライセンスが必要です。
Enterprise Manager内のどのリンクがOracle Diagnostics Packの一部であるかを判断するには、Enterprise Managerホーム・ページの右上にある「設定」リンクをクリックします。
「設定」リンクをクリックした場合、ナビゲーション・バーには「管理パックのアクセス権」リンクが含まれます。このリンクをクリックします。
すると「管理パックのアクセス権」ページが表示され、ここですべての管理パックに対しアクセス権を付与および削除できます。
Enterprise Manager Database Controlの場合、Diagnostics Packの「アクセス権の削除」ラジオ・ボタンをクリックし、「適用」をクリックします。
Enterprise Manager Cloud Control,の場合、Diagnostics Packの適切なチェック・ボックスをクリックし、「適用」をクリックします。
これによって、Enterprise Manager内のOracle Diagnostics Packに関連付けられたすべてのリンクおよびタブが無効になります。無効化されたリンクおよびタブはすべてOracle Diagnostics Packの一部であるため、パック・ライセンスが必要です。
Oracle Diagnostics Packの機能は、データベース・サーバーAPIおよびコマンドライン・インタフェースでもアクセスできます。
DBMS_WORKLOAD_REPOSITORY
パッケージは、Diagnostics Packのライセンスが必要です。
DBMS_ADDM
パッケージは、Diagnostics Packのライセンスが必要です。
DBMS_ADVISOR
パラメータの値としてADDMを指定した場合、またはadvisor_name
パラメータの値にADDM接頭辞で始まる値を指定した場合、task_name
パッケージはDiagnostics Packのライセンスが必要です。
DBMS_WORKLOAD_REPLAY
.COMPARE_PERIOD_REPORT
関数は、Diagnostics Packのライセンスが必要です。
V$ACTIVE_SESSION_HISTORY
動的パフォーマンス・ビューおよびその基礎となる表X$ASH
は、Diagnostics Packのライセンスが必要です。
DBA_STREAMS_TP_PATH_BOTTLENECK
ビューは、Diagnostics Packのライセンスが必要です。
DBA_ADDM_
で始まるすべてのビューは、Diagnostics Packのライセンスが必要です。
DBA_STREAMS_TP_COMPONENT_STAT
の一部のデータは、Oracle Diagnostics Packのライセンスが必要です。DBA_STREAMS_TP_COMPONENT_STAT
に対する問合せの次のフィルタ句により、Diagnostics Packに依存するデータが表示されます。
where STATISTIC_UNIT = 'PERCENT'
たとえば、次の問合せにより、Diagnostics Packに依存するデータのみが表示されます。
SELECT * FROM DBA_STREAMS_TP_COMPONENT_STAT where STATISTIC_UNIT = 'PERCENT';
接頭辞DBA_HIST_
で始まるすべてのデータ・ディクショナリ・ビューと、これらの基礎となる表は、Diagnostics Packのライセンスが必要です。例外は、DBA_HIST_SNAPSHOT, DBA_HIST_DATABASE_INSTANCE, DBA_HIST_SNAP_ERROR, DBA_HIST_SEG_STAT, DBA_HIST_SEG_STAT_OBJ,
およびDBA_HIST_UNDOSTAT
の各ビューのみです。これらは、Oracle Diagnostics Packのライセンスがなくても使用できます。
接頭辞DBA_ADVISOR_
を持つすべてのデータ・ディクショナリ・ビューは、これらのビューに対する問合せで、ADDM
列内に「ADVISOR_NAME
」の値を持つ行、またはADDM*
列内に「TASK_NAME
」の値を持つ行またはそれに対応するTASK_ID
の行が戻された場合、Diagnostics Packのライセンスが必要です。
Oracleホーム・ディレクトリの/rdbms/admin/
ディレクトリにある、awrrpt
.sql
、awrrpti
.sql
、awrgrpt
.sql
、awrgrpti
.sql
、awrgdrpt
.sql
、awrgdrpi
.sql
、addmrpt
.sql
、addmrpti
.sql
、ashrpt
.sql
、ashrpti
.sql
、awrddrpt
.sql
、awrddrpi
.sql
、awrsqrpi
.sql
、awrsqrpt
.sql
、awrextr
.sql
、awrload
.sql
、awrinfo
.sql
、spawrio
.sql
およびspawrrac
.sql
のレポートは、Diagnostics Packのライセンスが必要です。
監視ビュー
MGMT$ALERT_ANNOTATIONS
MGMT$ALERT_CURRENT
MGMT$ALERT_HISTORY
MGMT$ALERT_NOTIF_LOG
MGMT$AVAILABILITY_CURRENT
MGMT$AVAILABILITY_HISTORY
MGMT$BLACKOUT_HISTORY
MGMT$BLACKOUTS
MGMT$METRIC_COLLECTIONS
MGMT$ALERT_CURRENT
MGMT$METRIC_DAILY
MGMT$METRIC_DETAILS
MGMT$METRIC_HOURLY
MGMT$TARGET_METRIC_COLLECTIONS
MGMT$TARGET_METRIC_SETTINGS
テンプレート・ビュー
MGMT$TEMPLATES
MGMT$TEMPLATE_METRIC_COLLECTION
MGMT$TEMPLATE_METRIC_SETTINGS
MGMT$TEMPLATE_POLICY_SETTINGS
Oracle Tuning Packを使用すると、データベース管理者は、SQLチューニングおよび記憶域の最適化を含む、Oracle環境の高度なパフォーマンス管理が可能になります。Oracle Diagnostics Packは、Oracle Tuning Packの前提となる製品です。したがって、Oracle Tuning Packを使用するには、Oracle Diagnostics Packも必要です。
Oracle Tuning Packに含まれる機能は、次のとおりです。
SQLアクセス・アドバイザ
SQLチューニング・アドバイザ
Oracle Database In-Memoryアドバイザ
自動SQLチューニング
SQLプロファイル
リアルタイムSQLおよびPL/SQLの監視
リアルタイム・データベース操作の監視
オブジェクトの再編成
前述の機能を使用するためには、Oracle Tuning Packのライセンスを購入する必要があります。唯一の例外として、Oracle Tuning PackまたはOracle Real Application Testingのライセンスを購入している場合、SQLチューニング・セットを使用できます。新しい初期化パラメータCONTROL_MANAGEMENT_PACK_ACCESS
が導入され、データベース・サーバーでのOracle Diagnostics PackおよびOracle Tuning Packへのアクセスが制御されます。このパラメータは、次の3つの値のうちのいずれかに設定できます。
DIAGNOSTIC+TUNING
: Oracle Diagnostics PackおよびOracle Tuning Pack機能がデータベース・サーバーで有効化されています。
DIAGNOSTIC
: Oracle Diagnostics Pack機能のみがサーバーで有効化されています。
NONE
: Oracle Diagnostics PackおよびOracle Tuning Pack機能がデータベース・サーバーで無効にされています。
Oracle Tuning Pack機能にアクセスするには、Enterprise Managerコンソール、デスクトップ・ウィジェット、コマンドラインAPIを使用するか、基礎となるデータに直接アクセスします。これには、Oracle Tuning Packのライセンスが必要です。
Enterprise Manager内のどのリンクがOracle Tuning Packの一部であるかを判断するには、Enterprise Managerホーム・ページの右上にある「設定」リンクをクリックします。
「設定」リンクをクリックした場合、ナビゲーション・バーには「管理パックのアクセス権」リンクが含まれます。このリンクをクリックします。
「Management Packのアクセス権」ページが表示され、ここですべての管理パックに対しアクセス権を付与および削除できます。
Enterprise Manager Database Controlの場合、Tuning Packの「アクセス権の削除」ラジオ・ボタンをクリックし、「適用」をクリックします。
Enterprise Manager Cloud Control,の場合、Tuning Packの適切なチェック・ボックスをクリックし、「適用」をクリックします。
これによって、Enterprise Manager内のOracle Tuning Packに関連付けられたすべてのリンクおよびタブが無効になります。無効化されたリンクおよびタブはすべてOracle Tuning Packの一部であるため、パック・ライセンスが必要です。
データベース・オプション、およびデータベースでの管理パックの使用状況を確認できる、次のスクリプトが用意されています。
option_usage
.sql
- データベース・オプションおよび管理パックの使用状況が表示されます
used_options_details
.sql
- 各データベース・オプションおよび管理パックで使用される機能がリストされます
これらのスクリプトは、次のようにしてMy Oracle Supportから取得できます。
Webブラウザを使用して、My Oracle SupportのWebサイトを表示します。
https://support.oracle.com
My Oracle Supportにログインします。
My Oracle Supportにユーザー登録していない場合は、登録をクリックし、登録の指示に従います。
ドキュメントID 1317265.1を検索するか、次のURLからドキュメントに直接アクセスします。
https://support.oracle.com/CSP/main/article?cmd=show&type=NOT&id=1317265.1
各データベースでスクリプトを手動で実行することも、Oracle Enterprise Managerジョブ・システムを使用して、複数のデータベースで自動的にスクリプトを実行することも可能です。Oracle Enterprise Managerジョブ・システムの詳細は、『Oracle Enterprise Manager Cloud Control管理者ガイド』を参照してください。
注意: 上述のレポートは、お客様の組織で使用されていると識別された、ライセンス供与可能なデータベース・オプションおよびEnterprise Managementパックの概要を説明するものです。情報として使用することを目的としたものであり、ライセンス資格または要件を表すものではありません。お客様のライセンス要件の詳細は、http://www.oracle.com/us/corporate/license-management-services/index.html のLicense Management Servicesの担当者に問い合せてください。 |
この章で説明したオプションおよびパックの他に、Oracleでは特定の顧客環境に対応する次の製品が提供されています。
Oracle Database Mobile Serverは、集中管理コンソールからのモバイルまたは埋込みデバイス・ネットワーク制御用の強力なツールです。Oracleエンタープライズ・バックエンドに対するモバイルまたは埋込みデバイス上でローカルで実行されるアプリケーションにセキュアでスケーブルな接続方法を提供します。同期システムは、堅牢でフォルト・トレラントです。信頼性が低く、断続的に使用可能なネットワーク上でも同期できます。Oracle Database Mobile Serverでは、アプリケーション、ユーザーおよびデバイスを管理することも可能です。Oracle WebLogic、Oracle GlassfishおよびApache TomEEなど、各種アプリケーション・サーバー・プラットフォーム上で実行できます。
クライアント・デバイス側で、データ・ストアとしてOracle Berkeley DBと連携するよう設計されており、モバイルや埋込みデバイス上で、効率的かつ信頼性が高く、セキュアなデータ管理をローカルで実行できます。また、広く普及しているオープン・ソース・データ・ストアであるSQLiteとも互換性があります。Database Mobile Serverdは、Oracle Java、Linux、Windows (ラップトップ用やMobile/CE版)およびAndroidなど、多くの一般的なデバイス・プラットフォームをサポートしています。
Oracle Programmerは、アプリケーション・プログラマ用にすべてのエディションのOracle Databaseにプログラム・インタフェースを提供する、独立したOracle製品です。Oracle Programmerは、Oracle Databaseにアクセスして操作する企業アプリケーションを構築する開発者に対して、豊富なインタフェース・セットを提供します。この製品は、Oracle Database製品とは別にライセンスが付与されます。Oracle Programmerは、次の製品のファミリです。
SQL形式の埋込みインタフェース: Pro*C/C++、Pro*COBOL、Pro*Fortran、SQL*Module for Ada、SQLJ
データベース・スキーマからホスト言語バインドを生成するユーティリティ: Object Type TranslatorおよびJPub
Oracle Secure Backupは、分散UNIX、Linux、Windowsおよびネットワーク・アタッチ・ストレージ(NAS)環境において高パフォーマンスで異機種環境のデータ保護を提供する集中管理されたテープ・バックアップ管理ソリューションです。Oracle Secure Backupは、ファイルシステムおよびOracle Databaseデータを保護し、IT環境に完全テープ・バックアップ・ソリューションを提供します。Oracle Secure Backupは、テープ・バックアップに加え、Oracle Secure Backup Cloud Moduleを介してサード・パーティ・クラウド(インターネット)・ストレージにOracle Databaseバックアップを統合します。
Oracle Secure Backupには、それぞれ異なる開発およびデプロイメント・シナリオに適した次の2つのテープ管理エディションがあります。
Oracle Secure Backupは、暗号化、複数の場所でのテープ・ローテーションおよびNASデバイスの保護など、高度なデータ保護要件を持つ複数のサーバーで構成される分散環境に最適です。
Oracle Secure Backup Expressエディションは、単一サーバーのOracle Database環境で信頼性の高いデータ保護を提供します。Oracle Secure Backup Expressは、Oracle Databaseのライセンスを持つユーザーは無償で使用できます。Oracle Secure Backupと同じコア製品です。Expressエディションは、直接添付テープ・ドライブが1つである単一ホストに制限されており、高度な機能の使用に関していくらかの制約があります。詳細は、『Oracle Secure Backup ライセンス情報』を参照してください。
Oracle Secure Backup Cloud Moduleは、Recovery Manager (RMAN)を使用してクラウド・ストレージへのOracle Databaseのバックアップを提供します。Oracle Secure Backupテープ管理エディションとは独立しています。Oracle Secure Backup Cloud Moduleは、Oracle Secure Backupテープ管理ソリューションまたは他のサード・パーティのメディア管理製品を補完または置換するものとして使用できます。