ここでは、Oracle Sales Cloudユーザー・インタフェースのコンポーネントを紹介します。このマニュアルの内容について理解を深めるには、これらのコンポーネントとその用語をよく理解してください。
この項の内容は次のとおりです。
Oracle Sales Cloudには、様々なタイプのユーザー・インタフェースがあります。このマニュアルでは、次のタイプのインタフェースについて説明します。
この項の内容は次のとおりです。
Oracle Sales Cloudには、Microsoft Outlookとの連携のためのユーザー・インタフェースも組み込まれています。Outlookインタフェースの詳細は、Oracle Sales Cloud Customizing Salesを参照してください。
簡易インタフェースでは、どのデバイスからでも大容量のセルフサービス・タスクに素早くアクセスできます。
次の図に、簡易ユーザー・インタフェース・ページの例を示します。ページの上部に並んでいるアイコン・グループは、スプリングボードと呼ばれます。スプリングボードは、すべての簡易ユーザー・インタフェース・ページに表示されます。スプリングボードを使用して、「リード」、「ナビゲータ」、「設定」などの機能領域の他、特定の営業商談などのオブジェクトのデータを領域内で確認および編集できる作業領域ページにアクセスします。
モバイル・インタフェースは、携帯端末およびモバイル機器用に最適化されています。情報および上位レベルのタスクを選択するために素早くアクセスできます。メイン・リスト・ページから、機能領域のデータにドリルダウンできます。
次の図に、メイン・モバイル・ページ(スプリングボード)の例を示します。このページから、機能領域と、オブジェクトのデータを領域内で確認および編集できる関連ページにアクセスできます。また、左上隅のメニューをクリックしても、機能領域にアクセスできます。
デスクトップ・インタフェースは、大型のスクリーン・ディスプレイ用に最適化されています。通常、デスクトップ・コンピュータで実行されるタスクで、様々な情報およびアクションを1箇所にまとめたインタフェースが必要なユーザーに使用されます。
ページの上部に並んでいるアイコン・セットは、グローバル領域と呼ばれます。どのデスクトップ・ページにも表示されます。
ページのカスタマイズ方法は、そのタイプによって決まります。この項では、カスタマイズできるページのタイプについて説明します。
ダッシュボード: デスクトップ・インタフェースには、次の図に示す営業ダッシュボードのようなダッシュボード・ページがあります。ダッシュボードには、レポートやグラフなど、ユーザーとそのジョブ・ロールに関連する情報が表示されます。
スプリングボード: 簡易インタフェースおよびモバイル・インタフェースには、機能領域に素早くアクセスできるスプリングボードが組み込まれています。スプリングボードは、すべての簡易ユーザー・インタフェース・ページに表示されます。次の図に、簡易インタフェースでのメイン・ページのスプリングボードを示します。
作業領域: 作業領域には、次の図に示す「商談」作業領域などがあり、オブジェクトに関する情報が表示されます。オブジェクトには、アカウントや商談など人、場所および物に関する情報が格納されます。担当者の名前や住所など、これらのオブジェクトを説明する情報は、属性と呼ばれます。オブジェクトの属性は、作業領域ページにフィールドとして表示されます。
通常、作業領域には複数のページがあり、ローカル検索領域と要約表を含む概要ページ、作成ページ、編集ページなどがあります。
次の図に示すように、デスクトップ・ページでは多くの場合、作業領域の左側にリージョン領域があり、この領域からタスクを開始したり、オブジェクトを検索できます。
このマニュアルで説明するカスタマイズ・タスクのいくつかは、「設定およびアクション」メニューからアクセスします。「設定およびアクション」メニューにアクセスするには、次の図に示すように、現行ユーザーの名前をクリックします。最初の図は、簡易インタフェースでの「設定およびアクション」メニューを示しています。簡易インタフェースから使用できるオプションの一部が表示されます。2番目の図は、デスクトップ・インタフェースでの「設定およびアクション」メニューを示しています。
すべてのユーザーが独自のワークスペースをなんらかの方法でパーソナライズできます。管理者は、全てのユーザーまたは特定のロールを持つユーザーのインタフェースを変更できます。
パーソナライズ: Oracle Fusion Applicationsのすべてのユーザーが、実行時にユーザー・インタフェース内の特定の設定を変更できます。この設定変更は、そのユーザーがアプリケーションにサイン・インする際は常にそのユーザーに対して保持されています。パーソナライズには、ユーザーの動作に基づいた変更(表の列幅の変更など)、検索パラメータのようなユーザーが保存することを選択した変更、ユーザーがページの様々な側面を再設計できるコンポーザベースのパーソナライズなどがあります。コンポーザベースのパーソナライズ用に、Oracle Fusion Applicationsにはページ・コンポーザが組み込まれているため、ニーズにあわせてインタフェースの特定のページを変更できます。たとえば、ページの特定のオブジェクトを再配置したり、指定のコンテンツを追加または削除したりできます。
カスタマイズおよび拡張: 管理者は、ブラウザベースのコンポーザや他のツールを使用して実行時にOracle Fusion Applicationsをカスタマイズおよび拡張できます。このようなカスタマイズおよび拡張は、Oracle Fusion Applicationsユーザーの全員または一部が表示したり、使用したりできます。カスタマイズおよび拡張の範囲は、ページのルック・アンド・フィールの変更から、標準オブジェクトのカスタマイズ、新しいオブジェクトや関連のページおよびアプリケーション機能の追加、ワークフローの変更、新しいオブジェクトに対するセキュリティの定義、レポートのカスタマイズにまで及びます。実行時カスタマイズ・ツールへのアクセスは、ロールによって決まります。管理権限を持つロールが割り当てられている場合は、ほとんどの実行時カスタマイズ・タスクにアクセスできます。