このマニュアルでは、Oracle Database Applianceハードウェアの保守の手順について説明します。Oracle Database Applianceは、次の4つのバージョンで提供されています。
Oracle Database Appliance X5-2
Oracle Database Appliance X4-2
Oracle Database Appliance X3-2
Oracle Database Applianceオリジナル・バージョン(「バージョン1」または「V1」とも呼ばれる)
この章の次の各項では、システムのステータス・インジケータおよびLEDについて説明します。
システムの機能およびラック配置の詳細は、『Oracle Database Applianceオーナーズ・ガイド』を参照してください。配線、Oracle ILOMの初期設定およびアプライアンス・ソフトウェアの設定の詳細は、『Oracle Database Applianceスタート・ガイド』を参照してください。
この項では、Oracle Database Appliance X5-2のステータス・インジケータについて説明します。
次の各トピックでは、Oracle Database Appliance X5-2サーバー・ノードのステータス・インジケータ(LED)について説明します。
注意:
次のリンクをクリックすると、Oracle Database Applianceライブラリの外部にあるOracle Server X5-2ドキュメント・ライブラリのトピックに移動します。Oracle Database Applianceライブラリに戻るには、ブラウザの「戻る」ボタンを使用します。ストレージ・シェルフはOracle Database Appliance X5-2でサポートされています。フロント・パネル、ハード・ドライブ、SSDドライブ、電源装置およびSAS I/Oモジュールにコントロールとインジケータがあります。
次の図は、ストレージ・シェルフのフロント・パネルとドライブのコントロールとインジケータを示しています。
コールアウト | インジケータ/LED: 色 | 状態の意味 |
---|---|---|
1
|
OK: 緑色
|
|
2
|
要点検: オレンジ色
|
|
3
|
位置特定: 白
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|
4
|
ドライブ要点検: オレンジ色
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5
|
電源/アクティビティ: 緑色
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次の図は、ストレージ・シェルフのバック・パネルおよびドライブのコントロールおよびインジケータを示しています。
コールアウト | インジケータ/LED: 色 | 状態の意味 |
---|---|---|
1
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AC電源の障害インジケータ: オレンジ色
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|
2
|
電源装置のステータス・インジケータ: 緑色
|
|
3
|
ファン障害インジケータ: オレンジ色
|
|
4
|
DC電源障害インジケータ: オレンジ色
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|
5
|
SAS I/Oモジュールのステータス・インジケータ: 緑色またはオレンジ色
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6
|
予約済
|
このポートはOracle Service用に予約されています。
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7
|
ネットワーク・ポート(予約済)
|
このポートはOracle Service用に予約されています。
|
8
|
ホストSASのポート・アクティビティ・インジケータ(ポートごとに4個): 緑色
|
緑色の場合、ホストSASのリンク・アクティビティを示します。
|
この項では、Oracle Database Appliance X3-2およびOracle Database Appliance X4-2のステータス・インジケータについて説明します。
次の各トピックでは、Oracle Database Appliance X3-2およびOracle Database Appliance X4-2サーバー・ノードのステータス・インジケータ(LED)について説明します。
注意:
次の表のリンクをクリックすると、Oracle Database Applianceライブラリの外部にあるSun Server X3-2およびSun Server X4-2ドキュメント・ライブラリのトピックに移動します。Oracle Database Applianceライブラリに戻るには、ブラウザの「戻る」ボタンを使用します。ODA X3-2 | ODA X4-2 |
---|---|
ストレージ・シェルフはOracle Database Appliance X3-2/X4-2でサポートされています。フロント・パネル、ハード・ドライブ、SSDドライブ、電源装置およびSAS I/Oモジュールにコントロールとインジケータがあります。
次の図は、ストレージ・シェルフのフロント・パネルとドライブのコントロールとインジケータを示しています。
コールアウト | インジケータ/LED: 色 | 状態の意味 |
---|---|---|
1
|
OK: 緑色
|
|
2
|
要点検: オレンジ色
|
|
3
|
位置特定: 白
|
|
4
|
ドライブ要点検: オレンジ色
|
|
5
|
電源/アクティビティ: 緑色
|
|
次の図は、ストレージ・シェルフのバック・パネルおよびドライブのコントロールおよびインジケータを示しています。
コールアウト | インジケータ/LED: 色 | 状態の意味 |
---|---|---|
1
|
AC電源の障害インジケータ: オレンジ色
|
|
2
|
電源装置のステータス・インジケータ: 緑色
|
|
3
|
ファン障害インジケータ: オレンジ色
|
|
4
|
DC電源障害インジケータ: オレンジ色
|
|
5
|
SAS I/Oモジュールのステータス・インジケータ: 緑色またはオレンジ色
|
|
6
|
予約済
|
このポートはOracle Service用に予約されています。
|
7
|
ネットワーク・ポート(予約済)
|
このポートはOracle Service用に予約されています。
|
8
|
ホストSASのポート・アクティビティ・インジケータ(ポートごとに4個): 緑色
|
緑色の場合、ホストSASのリンク・アクティビティを示します。
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この項では、オリジナル・バージョンのOracle Database Applianceのステータス・インジケータについて説明します。
次の表に、各Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)のフロント・パネルおよびバック・パネルにある一般的なステータス・インジケータをリストし、その内容を説明します。
コールアウト | インジケータ/LED: 色 | 状態の意味 |
---|---|---|
1
|
位置特定ボタン/LED: 白色
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|
2
|
SP OK/障害: 2色
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注意 - オレンジ色のLEDは、ウォッチドック・タイマーのステータスを示しています。ウォッチドック・タイマーは連続的に動作していますが、Oracle ILOMによってリセットされない場合は、タイムアウトになります。タイムアウトになると、オレンジ色のLEDが点灯し、緑色のLEDが消えます。 |
3
|
取外し準備完了: 青色
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|
4
|
要点検: オレンジ色
|
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5
|
電源/OK: 緑色
|
このLEDは、シャーシの動作状態を示します。このLEDは、次のいずれかの状態です。
|
6
|
過熱警告: オレンジ色
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注意 - これは警告を示すもので、致命的な過熱状態ではありません。この状態を解消しないと、システムが過熱し、停止する可能性があります。 |
7
|
背面コンポーネント障害: オレンジ色
|
この障害の状態は、シャーシ背面にあるシャーシ・コンポーネントと関連があります。この障害の原因としては、次のことが考えられます。
|
Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)の各ファン・モジュールには、2色LEDが1つあり、ファンOK状態とファン障害状態の両方を示します。LEDが緑色の場合、ファン・モジュールが正しくシステムに接続されており、指定した電力管理設定に対して所定のRPM範囲内で動作中であることを示します。LEDがオレンジ色の場合、ファン障害を示します。
注意:
ファン・モジュールのLEDは、システムの初期電源投入時にオレンジ色に点灯しません。Oracle ILOMでは、ファン・モジュールが故障している、またはインストールされているべきファンがないことを示す障害が検出された場合にのみ、ファンのLEDがオレンジ色に点灯します。インジケータ/LED: 色 | 状態の意味 |
---|---|
OK: 緑色
|
|
要点検: オレンジ色
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注意 - 前面および背面パネルの保守要求LEDは、システムによってファン・モジュール障害が検出された場合にも点灯します。 |
Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)の各ストレージ・ドライブには3つのLEDがあります。前面ストレージ・ドライブと背面起動ドライブでは、LEDは同じです。次の表を参照してください。
コールアウト | インジケータ/LED: 色 | 状態の意味 |
---|---|---|
1
|
取外し準備完了: 青色
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|
2
|
要点検: オレンジ色
|
|
3
|
OK/アクティビティ: 緑色
|
|
次の表に示すように、Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)の各電源装置には3つのステータスLEDがあります。
コールアウト | インジケータ/LED: 色 | 状態の意味 |
---|---|---|
1
|
OK: 緑色
|
|
2
|
要点検: オレンジ色
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|
3
|
AC使用可能: 緑色
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|
次の表に示すように、Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)の各サーバー・ノードには、背面パネルに4つのサマリー・ステータスLEDがあります。
コールアウト | インジケータ/LED: 色 | 状態の意味 |
---|---|---|
1
|
位置特定: 白
|
|
2
|
取外し準備完了: 青色
|
|
3
|
要点検: オレンジ色
|
|
4
|
電源/OK: 緑色
|
このLEDは、シャーシの動作状態を示します。このLEDは、次のいずれかの状態です。
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次の項では、Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)の内部LEDについて説明します。各サーバー・ノードには、次の内部LEDがあります。
注意:
スーパー・キャパシタ(マザーボード上)は、電源が投入されているシステム・シャーシからサーバー・ノードを取り外した後、サーバー・ノードの障害LEDを最大15分間点灯するための電力を提供します。約15分後、キャパシタは十分に放電され、障害LEDは点灯できなくなります。障害検知電源良好LED。
キャパシタに障害LEDを点灯するのに十分な電力がある場合、この緑色のLEDは障害検知ボタンが押されるたびに点灯します。このLEDは障害検知ボタンの隣にあります。
障害検知ボタンと障害検知電源良好LEDの位置は、「障害のあるDIMMを取り外す」を参照してください。
メモリーDIMM障害LED
各DIMMスロットには、DIMM障害LEDが隣接しています。DIMMに障害が発生した場合、障害検知ボタンを押すと、隣接するLEDが点灯します。
障害検知ボタンとDIMM障害LEDの位置は、「障害のあるDIMMを取り外す」を参照してください。
CPU障害LED
両方のCPUには、関連付けられたCPU障害LEDがあります。CPUに障害が発生した場合、障害検知ボタンを押すと、そのCPUに関連付けられたLEDが点灯します。
CPU障害LEDの位置は、「プロセッサ(CPU)を取り外す」を参照してください。
イーサネット・ポートLED
各サーバー・ノードには2つのホスト・イーサネット・ポート(NET0とNET1)と、1つのSPネットワーク管理ポート(NET MGT)があります。これらのポートにはそれぞれ2つのLEDがあり、リンク・アクティビティとポート速度を示します。「イーサネット・ポート・インジケータ」を参照してください。
Oracle Database Appliance (オリジナル・バージョン)には、2つのホスト・イーサネット・ポート(NET0とNET1)および1つのSPネットワーク管理ポート(NET MGT)があります。これらのポートにはそれぞれ2つのLEDがあり、リンク・アクティビティとポート速度を示します。
コールアウト |
インジケータ/LED: 色 |
状態の意味 |
---|---|---|
1
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リンク・アクティビティ: 緑色
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リンク・アクティビティを示す場合に点灯します。
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2 |
リンク速度: 2色 |
緑色 - 最高速度で確立されたリンク。
オレンジ色 - 次に高速またはより遅い速度で確立されたリンク。
消灯 - 一番遅い速度(10Mbps)でのリンク。
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