開始する前に
目的
このチュートリアルでは、「Oracle Application Express 5.0を使用したアプリケーションの開発: パート2 (拡張)」で構築したアプリケーションを完成、テストおよびデプロイする方法について説明します。グローバル・ページのリストの操作、タブへのドロップダウン・リストの追加、エラー処理の追加、アプリケーションのデバッグ、パッケージ済アプリケーションの構築およびデプロイの方法を調べます。
所要時間
約90分。
概要
Oracle Application Express (Oracle APEX)は、Oracle Database用の迅速なWebアプリケーション開発ツールです。Webブラウザと限られたプログラミングの経験のみを使用して、高速かつセキュアなプロフェッショナル用のアプリケーションを開発およびデプロイできます。Oracle Application Expressは、Oracle Database、Oracle Database Cloud Service - Database as a ServiceおよびOracle Database Cloud Service - Database Schema Serviceに付随する、完全にサポートされた、コストのかからないオプションです。
このチュートリアルでは、Oracle Application Express Release 5.0を使用して、「Oracle Application Express 5.0を使用したアプリケーションの開発: パート2 (拡張)」で構築したアプリケーションを改良します。
このチュートリアルの実行時には、次の各事項に注意してください。
- Oracle Application Expressワークスペースへのログイン: Oracle Application Expressワークスペースは、オンプレミスのOracle Database内またはOracle Database Cloud Service - Database Schema Service内にある場合があります。
ログイン資格証明は、ワークスペースが格納されている場所によって異なります。- Oracle Database Cloud - Database Schema Service内のOracle Application Expressワークスペースへのログイン: ブラウザで、ようこそ電子メールに記載されているサービスURL、またはサービス管理者から提供されたサービスURLに移動します。
- オンプレミスのOracle Application Expressへのログイン: ブラウザで、ワークスペース管理者から提供されたOracle Application Expressワークスペースのオンプレミス・インストールの場所に移動します。
- アプリケーションID: このチュートリアルのスクリーンショットでは、ぼやけたアプリケーションIDが表示されます。自分のアプリケーションIDは、アプリケーションの作成時に自動的に割り当てられる任意の値です。
- スキーマ: Database Schema Service内のOracle Application Expressワークスペースにアクセスしている場合、変更できないスキーマ名を持つスキーマが1つ割り当てられています。オンプレミスのOracle Database内のワークスペースにアクセスしている場合、Oracle Application Expressインスタンス管理者からワークスペースに複数のスキーマが割り当てられている場合があります。
必要なもの
このチュートリアルを始める前に次の用意をする必要があります。
- オンプレミスまたはDatabase Cloud Service内のOracle Database 11g以上のリリースにアクセスできること。
- Oracle Application Expressリリース5.0がOracle Databaseにダウンロードされて作業ディレクトリに解凍されていること。
- files.zipがダウンロードされて作業ディレクトリに解凍されていること。
- 「Oracle Application Express 5.0を使用したアプリケーションの開発: パート2 (拡張)」チュートリアルが実行されているか、files.zipに含まれるlab2_app_export.sqlアプリケーションがインポートされていること。
リストの作成
このトピックでは、リストを作成します。
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アプリケーションのホーム・ページで、「Shared Components」アイコンをクリックします。
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「Navigation」の下で、「Lists」をクリックします。
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「Create >」をクリックします。
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デフォルトのままにして「Next >」をクリックします。
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「Name」として「Menu」を入力し、「Next >」をクリックします。
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次の情報を入力し、「Next >」をクリックします。表に記載されているページ番号は、アプリケーション内の番号とは正確に同じではない可能性があります。したがって、リスト・エントリ・ラベルと一致するページをポップアップLOVから選択してください。
リスト・エントリ・ラベル ターゲットのページIDまたはカスタムURL Maintain Departments
16
Maintain Employees
1
Maintain Projects
3
View Project Schedule
5
Load Project Data
9
-
「Create List」をクリックします。
-
リストが正常に作成されます。アプリケーション内のすべてのページにリストを表示します。これを行うには、ページ0を作成し、このページにリストを追加する必要があります。「Application<n>」ブレッドクラムをクリックします。
グローバル・ページの作成
このトピックでは、グローバル・ページを作成します。グローバル・ページには、すべてのリージョン、および特に指定されていない限りすべてのページで実行する処理が含まれます。ここでは、前の項で作成したリストをアプリケーション内の各ページの右側に追加します。次の手順を実行します。
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Oracle Application Express内で編集用のアプリケーションを開いた後、「Create Page >」をクリックします。
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「Global Page」ページ・タイプを選択し、「Next >」をクリックします。
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「Create」をクリックします。
グローバル・ページへのリストの追加
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「Rendering」の下で、「Regions」を右クリックし、「Create Region」を選択します。
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プロパティ・エディタで、「Identification」の下の「Type」として「List」を選択します。
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「Source」の下で、「List」として「Menu」を選択します。
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「Appearance」の下で、「Template」として「Standard」を選択します。
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「Rendering」タブで、「Menu」の下の「Attributes」をクリックします。
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「Appearance」の下で、「List Template」として「Media List」を選択します。「Template Options」の横のボタンをクリックし、「Span Horizontal」チェック・ボックスを選択します。「Save and Run Page」アイコンをクリックします。
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グローバル・ページは直接実行することができません。「Application<n>」ブレッドクラムをクリックします。
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「Run Application」アイコンをクリックします。
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「Log In」画面が表示されたら、Application Expressのログイン資格証明を入力し、「Log In」をクリックします。「Log In」ページにも「Menu」リストが表示されています。
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下にスクロールして「Employees」ページで「Menu」リストを表示します。
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ナビゲーション・メニュー内の「Projects」リンクをクリックします。
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グローバル・ページでリスト・リージョンが作成されているため、「Projects」ページにも「Menu」リストが表示されます。
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「Menu」リスト内の「Maintain Departments」リンクをクリックします。
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これにより、「Update Departments」ページに移動します。このページでもメニューが表示されています。特定のページをメニューの表示対象から除外できます。開発者ツールバーの「Application<n>」をクリックします。
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「0 - Global Page - Desktop」をクリックし、ページ・デザイナ・ビューでグローバル・ページを開きます。
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「Rendering」タブで、「Regions」の下の「Menu」をクリックします。
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プロパティ・エディタで、「Condition」の下の「Type」として「Current Page is NOT in comma delimited list」を選択します。
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「Condition」の下で、「Pages」の「List of Values」アイコンをクリックします。
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「Employees」ページとして、「1」を選択します。
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「List of Values」アイコンを再度クリックします。「Log in」ページとして、「101」を選択します。
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グローバル・ページで「Application<n>」ブレッドクラムをクリックし、「Run Application」アイコンをクリックします。
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「Employees」には「Menu」リストが表示されていません。ナビゲーション・メニュー内の「Projects」リンクをクリックします。
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「Projects」ページに「Menu」リストが表示されます。「Log Out」をクリックします。
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「Log In」ページが表示されます。このページには「Menu」リストが表示されていません。次の項では、ナビゲーション・メニュー・エントリを変更します。開発者ツールバーの「Application<n>」をクリックします。
ナビゲーション・メニュー・エントリの変更
このトピックでは、ナビゲーション・メニュー・エントリを再編成および変更します。次の手順を実行します。
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「Shared Components」アイコンをクリックします。
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「Navigation」の下で、「Navigation Menu」を選択します。
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レポート内の「Desktop Navigation Menu」をクリックします。
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「Update Departments」リスト・エントリがナビゲーション・メニューの先頭にくるように移動し、その名前を変更します。レポート内の「Update Departments」リンクをクリックします。
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「Update Departments」リスト・エントリが編集のために開きます。「Sequence」を「5」、「List Entry Label」を「Maintain Departments」に変更します。「Apply Changes」をクリックします。
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このリスト・エントリが先頭になっています。複数のリスト・エントリを同時に変更するには、「Grid Edit」をクリックします。
-
次に太字で示す「Link Text」を変更し、「Chart」(ページ14)シーケンス番号を「2」にして先頭にくるようにします。次に、「Apply Changes」をクリックします。
注意: 表に記載されているページ番号は、アプリケーション内の番号とは正確に同じではない可能性があります。シーケンス Link Text Current for Pages 5 Maintain Departments 16 10 Maintain Employees 1,2 30 Maintain Projects 3,4 40 Calendar 5 50 Data Load 9 2
Home 14 -
「Run Page 1」アイコンをクリックします。
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「Log In」画面が表示されたら、Application Expressのログイン資格証明を入力し、「Log In」をクリックします。
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ナビゲーション・メニュー・エントリの順序およびラベルが変更されています。「Maintain Employees」(ページ1)は現在アクティブなリスト・エントリです。「Home」ページを現在アクティブなリスト・エントリにするには、次の手順を実行します。「Log out」をクリックします。
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「Log In」ページが表示されます。開発者ツールバーの「Application<n>」をクリックします。
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「Edit Application Properties」をクリックします。
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「User Interface」タブをクリックします。
-
「Edit Desktop」アイコンをクリックします。
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「Home URL」の「List of Values」アイコンをクリックします。
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「Tasks per Project Chart」リンクを選択します。
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「Apply Changes」をクリックします。
-
「Run Page 1」アイコンをクリックします。
-
Application Expressのユーザー・ログイン資格証明を入力し、「Log In」をクリックします。
-
「Home」リスト・エントリがアクティブであり、「Tasks per Project Chart」ページが表示されています。次の項では、アプリケーションのエラー処理を設定する方法を調べます。開発者ツールバーの「Edit Page<n>」ボタンをクリックします。
アプリケーションへのエラー処理の追加
このトピックでは、アプリケーションにエラー処理を追加します。制約が発生したときに表示する必要があるエラーとともにすべての制約を格納する表を作成します。また、エラーを処理する関数も作成します。この例では、部門名に関する一意の制約を作成します。次の手順を実行します。
必要なエラー処理スクリプトのアップロードおよび実行
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複数のスクリプトをアップロードし、実行する必要があります。「SQL Workshop」ドロップダウンから「SQL Scripts」を選択します。
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「Upload >」をクリックします。
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「Choose File」をクリックし、ダウンロード・ディレクトリから
constraint_lookup.sql
ファイルを選択します。
このスクリプトにより、制約が発生したときに表示するメッセージとともに制約の名前を格納する新しい表が作成されます。
create table CONSTRAINT_LOOKUP
(
CONSTRAINT_NAME VARCHAR2(30) primary key,
MESSAGE VARCHAR2(4000) not null
); -
「Upload」をクリックします。
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アップロードしたスクリプトを実行します。右にスクロールし、「Run」アイコンをクリックします。
-
「Run Now」をクリックします。
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スクリプトの実行が完了しました。右にスクロールし、「View Results」の下の「magnifier」アイコンをクリックします。
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表が正常に作成されます。「SQL Scripts」ブレッドクラムをクリックします。
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別のスクリプトをアップロードします。「Upload >」をクリックします。
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「Choose File」をクリックし、ダウンロード・ディレクトリから
error_handling_example_func.sql
ファイルを選択します。
このスクリプトにより、エラーを処理し、constraint_lookup表内のメッセージを表示するエラー処理関数が作成されます。
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「Upload」をクリックします。
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アップロードしたスクリプトを実行します。右にスクロールし、「Run」アイコンをクリックします。
-
「Run Now」をクリックします。
-
スクリプトの実行が完了しました。右にスクロールし、「View Results」の下の「magnifier」アイコンをクリックします。
-
関数が正常に作成されます。「SQL Scripts」ブレッドクラムをクリックします。
-
別のスクリプトをアップロードします。「Upload >」をクリックします。
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「Choose File」をクリックし、ダウンロード・ディレクトリから
dept_name_uk.sql
ファイルを選択します。
このスクリプトにより、DEPARTMENTS表のDEPARTMENT_NAME列に関する一意の制約が作成されます。
alter table DEPARTMENTS
add constraint DEPT_DNAME_UK unique (DEPARTMENT_NAME); -
「Upload」をクリックします。
-
アップロードしたスクリプトを実行します。右にスクロールし、「Run」アイコンをクリックします。
-
「Run Now」をクリックします。
-
スクリプトの実行が完了しました。右にスクロールし、「View Results」の下の「magnifier」アイコンをクリックします。
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一意の制約が正常に作成されます。「SQL Scripts」ブレッドクラムをクリックします。
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スクリプトをもう1つアップロードします。「Upload >」をクリックします。
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「Choose File」をクリックし、ダウンロード・ディレクトリから
insert_constraint_lookup.sql
ファイルを選択します。
このスクリプトにより、制約が発生したときに表示するメッセージが含まれるconstraint_lookup表に行が挿入されます。
insert into CONSTRAINT_LOOKUP
(CONSTRAINT_NAME, MESSAGE)values
('DEPT_DNAME_UK', 'Name is already in use!'); -
「Upload」をクリックします。
-
アップロードしたスクリプトを実行します。右にスクロールし、「Run」アイコンをクリックします。
-
「Run Now」をクリックします。
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スクリプトの実行が完了しました。右にスクロールし、「View Results」の下の「magnifier」アイコンをクリックします。
-
行が正常に挿入されます。これで、エラー処理関数を実行するページまたはアプリケーションにこの関数が関連付けられました。「Application Builder」タブをクリックします。
ページへのエラー処理関数の関連付け
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「Project Tasks Application」アイコンをクリックします。
-
ここでは、特定のページに対してのみエラー処理関数を使用します。「Update Departments」ページ・アイコンをクリックします。
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「Rendering」の下で、「Page<n>:Update Departments」を選択します。右側のプロパティ・エディタで、「Error Handling」グループを探します。
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「Error Handling」の下で、「Error Handling Function」として「apex_error_handling_example」を入力します。次の項では、アプリケーションをテストします。「Save and Run Page」アイコンをクリックします。
エラー処理ページのテスト
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「Log In」ウィンドウが表示されたら、Application Expressのログイン資格証明を入力し、「Log In」をクリックします。
- 「Maintain Departments」ページが表示されます。ページの下部までスクロールし、「Add Row」をクリックします。
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「Department」として「Finance」、「Manager Id」として「200」、および「Location Id」として「1700」を入力します。次に、「Apply Changes」をクリックします。
-
表示されるエラーは、「Department Name」に関する一意の制約と同じではありません。これは、このエラーは「Manager」列に関する検証であるからです。エラー処理が実行されるようこの検証を一時的にオフにします。開発者ツールバーの「Edit Page <n>」ボタンをクリックします。
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「Processing」タブをクリックします。
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「Validations」の下で、「Manager only assigned to one department」を選択します。
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プロパティ・エディタで、「Condition」の下の「Type」として「Never」を選択します。「Save and Run Page」アイコンをクリックします。
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ページの下部までスクロールし、「Add Row」をクリックします。
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「Department」として「Finance」、「Manager Id」として「200」、および「Location Id」として「1700」を入力します。次に、「Apply Changes」をクリックします。
-
今回は、エラー処理が実行され、constraint_lookup表内のエラー・メッセージが表示されます。次の項では、アプリケーションをデバッグします。開発者ツールバーの「Application <n>」ボタンをクリックします。
アプリケーションのデバッグ
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「Edit Application Properties」をクリックします。
-
「Properties」の下で、「Debugging」として「Yes」を選択し、「Apply Changes」をクリックします。
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「Run Page<n>」アイコンをクリックします。
-
前に開いていたページは「Maintain Departments」でした。したがって、「Maintain Departments」ページが表示されます。開発者ツールバーの「Debug」ボタンをクリックします。
-
ページの下部までスクロールし、「Add Row」をクリックします。
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「Department」として「Finance」、「Manager Id」として「200」、および「Location Id」として「1700」を入力します。次に、「Apply Changes」をクリックします。
-
エラー処理プロシージャからエラーを受け取ります。この情報はデバッグ・モードで表示できます。開発者ツールバーの「View Debug」ボタンをクリックします。
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ページがレンダリングされるたびにデバッグのSHOWスクリプトが作成され、ページが発行されるたびにデバッグのACCEPTスクリプトが作成されます。ページを発行したばかりなので、このスクリプトがリスト内の最初のスクリプトになります。最初の「View Identifier」リンクを選択します。
-
リスト内の最初の行は「REQUEST accept submit」となっています。処理された文およびメッセージが表示されています。リストを下方向にスクロールします。
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エラー処理プロシージャが実行され、constraint_lookup表でエラーが生成されています。このページのレビューが完了したら、デバッグ・ウィンドウを閉じます。
-
開発者ツールバーの「Application <n>」ボタンをクリックします。
アドバイザを使用したアプリケーションの確認
このトピックでは、アドバイザを使用してアプリケーションのエラーおよび品質を確認します。次のことを行います。
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「Utilties」アイコンをクリックします。
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「Advisor」をクリックします。
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デフォルトのままにして「Perform Check」をクリックします。
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確認が進行中であることが画面に示されます。
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前の手順のスクリーンショットで指定したすべてのルールについてアプリケーションが確認されます。識別された「Quality Assurance」確認の数に注意してください。違反を修正するには、「View」リンクをクリックします。次の場合、「Update Departments」でソース問合せにORDER BY句を追加します。
-
「Update Departments」ページがページ・デザイナ・モードで開きます。「Rendering」タブ内の「Update Departments」リージョンを選択し、「Source」の下で、次のようにプロパティ・エディタで「SQL Query」を変更し、「Save」をクリックします。
select
"DEPARTMENT_ID",
"DEPARTMENT_ID" DEPARTMENT_ID_DISPLAY,
"DEPARTMENT_NAME",
"MANAGER_ID",
"LOCATION_ID"
from "#OWNER#"."DEPARTMENTS"
order by "DEPARTMENT_ID" -
ツール・ドロップダウンから「Advisor」を選択します。
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「Page(s)」には「Update Departments」のページ番号が移入されていますが、これは、このページからアドバイザを直接実行したからです。「Perform Check」をクリックします。
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レポートのデフォルトの順序に関する警告が表示されていません。次の項では、構築オプションの動作について調べます。アドバイザ・ウィンドウを閉じます。
構築オプションの追加および使用
構築オプションを使用すると、アプリケーション内の特定の機能を条件付きで表示できます。構築オプションには、INCLUDEとEXCLUDEという2つの使用可能な値があります。追加する属性を指定すると、Application Expressエンジンによって実行時にこの属性が考慮されます。しかし、除外する属性を指定すると、Application Expressエンジンによって実行時にこの属性が存在していないかのように扱われます。
このトピックでは、除外構築オプションを追加し、これをアプリケーション内のページ7および8と「Load Project Data」タブに関連付けます。
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「Shared Components」アイコンをクリックします。
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「Security」の下で、「Build options」を選択します。
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「Create >」をクリックします。
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「Build Option」として「Next Release」を入力し、「status」として「Exclude」が選択されていることを確認し、コメントを入力します。次に、「Create Build Option」をクリックします。
-
構築オプションが作成されます。「Application<n>」ブレッドクラムを選択します。
-
「Data Load Source」および「Data/Table Mapping」ページ上のデータ・ロード機能を除外します。「page<n> - Data Load Source」をクリックします。
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「Rendering」タブの下の「Regions」で、「Data Load Source」を選択します。プロパティ・エディタで、「Configuration」の下の「Build Option」として「Next Release」を選択します。
-
「Save」をクリックします。
-
「Data/Table Mapping」ページを編集するために開きます。ツールバー上の「Page Finder List of Values」アイコンをクリックします。
-
「Data/Table Mapping」ページ・リンクを選択します。
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「Rendering」タブの「Regions」の下で、「Data/Table Mapping」を選択します。「Configuration」の下の「Build Option」として「Next Release」を選択し、「Save」をクリックします。
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構築オプションを「Load Project Data」メニュー・エントリにも適用します。「Shared Components」アイコンをクリックします。
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「Navigation」の下で、「Navigation Menu」を選択します。
-
「Desktop Navigation Menu」をクリックします。
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「Data Load」メニュー・エントリ・リンクをクリックします。
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「Configuration」タブをクリックし、「Build Option」として「Next Release」を選択します。「Apply Changes」をクリックします。
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「Application <n>」ブレッドクラムをクリックします。
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「Run Application」アイコンをクリックします。
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「Log In」ウィンドウが表示されたら、Application Expressのログイン資格証明を入力し、「Log In」をクリックします。
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ナビゲーション・メニューに「Load Project Data」メニュー・エントリが表示されていません。「Menu」リストで、「Load Project Data」を選択します。
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ページ7が構築オプションを使用して除外されていることが原因で見つからないため、エラーが表示されています。開発者ツールバーの「Application <n>」ボタンをクリックします。次の項では、リージョンの作成方法について調べます。
リージョンの作成
このトピックでは、Create Regionウィザードを実行してブレッドクラム・リージョンを作成します。リージョンを作成するには、次の手順を実行します。
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ページ上のブレッドクラム・リージョンを作成する前に、対応するブレッドクラムを共有コンポーネントで作成する必要があります。「Shared Components」アイコンをクリックします。
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「Navigation」の下で、「Breadcrumbs」をクリックします。
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「Breadcrumb」という名前のブレッドクラムがアプリケーション内にすでに存在します。「Breadcrumb」アイコンをクリックします。
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「Create Breadcrumb Entry >」をクリックします。
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「Page」の「List of Values」アイコンをクリックします。
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「Update Departments」ページ用のブレッドクラムを作成します。このため、「Update Departments」ページ・リンクを選択します。
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「Parent Entry」として「Home (Page<n>)」を選択します。
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「Target」の下で、「List of Values」アイコンをクリックして、「Page」として「Update Departments」ページを選択します。「Create Breadcrumb Entry」をクリックします。
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新しいブレッドクラム・エントリが作成されます。「Application<n>」ブレッドクラムをクリックします。
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「Update Departments」ページでブレッドクラム・リージョンを作成します。「Page<n> - Update Departments」をクリックします。
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「Regions」ギャラリから「Breadcrumb」リージョンをドラッグし、グリッド・レイアウト上のブレッドクラム・バーにドロップします。
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新しく作成した「Breadcrumb」リージョンを選択します。プロパティ・エディタの「Identification」の下で、「Title」として「Breadcrumb」を入力し、「Source」の下で、「Breadcrumb」として「Breadcrumb」を選択します。次に、「Save and Run Page」アイコンをクリックします。
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「Update Departments」ページにブレッドクラムが表示されています。
パッケージ・アプリの作成
ユーザーの観点からは、アプリケーションのインポートおよびインストールは複雑なプロセスです。最初に、ターゲット・データベース・オブジェクトおよびシード・データを作成します。次に、アプリケーション定義やすべての関連ファイル(イメージ、テーマ、および他の必要な静的ファイルを含む)をインポートおよびインストールします。
サポート・オブジェクトを使用してパッケージ・アプリケーションを作成すると、このプロセスが大幅に簡素化されます。データベース・オブジェクトを作成してからアプリケーションおよびすべてのサポート・ファイルを作成するために多くの手順を実行するかわりに、サポート・オブジェクトを定義することにより、アプリケーションやサポート・ファイルをいくつかの簡単な手順で移行できるようになります。
このトピックでは、これまで扱ってきたプロジェクト・タスク・アプリケーション用のパッケージ・アプリケーションを作成します。
-
「Supporting Objects」アイコンをクリックします。
-
構築オプションを追加することを指定できます。「Installation」の下で、「Build Options」を選択します。
-
「Next Release (exclude)」チェック・ボックスを選択し、「Install」タブをクリックします。
-
このアプリケーションでは、lab1_.script.sqlを使用してインストールされたデータベース・オブジェクトを使用するため、使用する他の表をインストールするためのスクリプトを作成するだけですみます。このチュートリアルのエラー処理に関する項で実行したスクリプトも追加します。「Create >」をクリックします。
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「Create from File」を選択し、「Next >」をクリックします。
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「Name」として「constraint_lookup」を入力し、「Next >」をクリックします。
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「Choose File」をクリックし、ダウンロード・ディレクトリからconstraint_lookup.sqlファイルを選択します。
-
「Create Script」をクリックします。
-
スクリプトがリストに追加されています。error_handling関数スクリプトを追加しましょう。「Create >」をクリックします。
-
「Create from File」を選択し、「Next >」をクリックします。
-
「Name」として「error handling function」を入力し、「Next >」をクリックします。
-
「Choose File」をクリックし、ダウンロード・ディレクトリからerror_handling_example_func.sqlファイルを選択します。
-
「Create Script」をクリックします。
-
必要に応じて、他のスクリプトも追加できます。終了したら、「Export」タブをクリックします。
-
「Include Supporting Object Definitions in Export」が「Yes」に設定されていることを確認し、「Apply Changes」をクリックします。
-
これで、アプリケーションをエクスポートできます。「Tasks」メニューから「Export Application」を選択します。
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ファイルを表示する形式を「File Format」で選択し、「Export」をクリックします。
-
ファイルを保存するためのダイアログが表示されます。マシン上の保存先の場所を選択し、「Save」をクリックします。
-
保存先の場所に移動し、ファイルを開いて表示します。これが、プロジェクト・タスク・アプリケーションを別のワークスペースまたは同じワークスペースにインポートするために使用できるエクスポート・ファイルです。
概要
このチュートリアルでは、次の操作方法を学びました。
- リストを作成する
- ページ・ゼロを作成し、このページにリストを追加する
- ナビゲーション・メニュー・エントリを変更する
- アプリケーションにエラー処理を追加する
- アプリケーションをデバッグする
- アドバイザを使用してアプリケーションを確認する
- 構築オプションを追加および使用する
- 既存のページに新しいリージョンを作成する
- パッケージ・アプリケーションを作成する
詳細
クレジット
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カリキュラム開発者: Anjani Pothula
- 他の貢献者:Drue Swadener