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Oracle® Solaris 11.3 でのリモートシステムの管理

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更新: 2016 年 11 月
 
 

ProFTPD のコンポーネント

このセクションでは、ProFTPD サービスのコマンド、ファイル、およびほかの重要なコンポーネントについての情報を提供します。ProFTPD サービスの追加ドキュメントは、Oracle Solaris 11 リリースを実行しているシステム上の /usr/share/doc/proftpd ディレクトリにあります。

ProFTPD のコマンド

次の表は、ProFTPD サービスに関連するコマンドとデーモンについて説明します。

表 1  ProFTPD のコマンド
ファイル名
機能
/usr/bin/ftp
ProFTPD サービスへのユーザーインタフェースを提供します。詳細は、ftp(1) のマニュアルページを参照してください。
/usr/bin/ftpcount
proftpd サーバーあたり、および仮想ホストまたは匿名構成あたりの現在の接続数を示しています。。詳細は、ftpcount(1) のマニュアルページを参照してください。
/usr/bin/ftpdctl
proftpd サービスデーモンを制御します。詳細は、ftpdctl(8) のマニュアルページを参照してください。
/usr/bin/ftptop
FTP セッションの現在のステータスを、継続的に更新される形式で表示します。詳細は、ftptop(1) のマニュアルページを参照してください。
/usr/bin/ftpwho
すべてのアクティブな proftpd 接続に関するプロセス情報と、各 proftpd サーバーに接続されているすべてのユーザーの数を表示します。詳細は、ftpwho(1) のマニュアルページを参照してください。
/usr/sbin/ftprestart
ftpshut –R コマンドを使用して FTP 接続を再起動します。詳細は、ftpshut (8) のマニュアルページを参照してください。
/usr/sbin/ftpscrub
生存していないプロセスをスコアボードファイルからオンデマンドで削除します。詳細は、ftpscrub (8) のマニュアルページと http://www.proftpd.org/docs/howto/Scoreboard.html を参照してください。
/usr/sbin/ftpshut
指定された時間に FTP 接続を停止します。詳細は、ftpshut (8) のマニュアルページを参照してください。
/usr/lib/inet/proftpd
FTP サービスを提供します。詳細は、proftpd(8) のマニュアルページを参照してください。

ProFTPD のファイル

次の表は、ProFTPD サービスに関連する多くのファイルとその機能を一覧表示したものです。

表 2  ProFTPD のファイル
ファイル名
機能
~/.ftpaccess
各仮想ホストの追加の制御メカニズムを提供します。このファイルは仮想ホストのホームディレクトリに置くようにしてください。詳細については、http://www.castaglia.org/proftpd/doc/devel-guide/internals/ftpaccess.html を参照してください。
/etc/proftpd.conf
ProFTPD サービスが機能するために定義される必要がある構成パラメータのほとんどが含まれています。
/etc/shutmsg
ftpshut コマンドによって使用される情報が含まれています。
/etc/ftpd/ftpusers
FTP ログイン特権を許可しないユーザーを一覧表示します。wu-ftpd サービスとの下位互換性のために提供されます。
/var/log/xferlog
ProFTPD のログ情報を一覧表示します。
/var/run/proftpd.scoreboard
現在の各セッションの追跡情報が含まれています。ftpcountftptopftpwho などのコマンドによって使用されます。詳細については、http://www.proftpd.org/docs/howto/Scoreboard.html を参照してください。

ProFTPD のユーザー

ftp という名前のユーザーおよびグループが、ProFTPD インストールプロセスによって作成されます。ProFTPD サーバーはこれらの資格で実行されます。