特定のブランドを取得する、空の構成を取得する、またはほかの構成済みのゾーンに類似しているゾーン構成を作成するには、別々のテンプレートを使用します。
次の場合にプロパティーを変更するかどうか、およびどのように変更するかを定義するには、zonecfg template プロパティーを使用します。
新しいリソースインスタンスが構成に追加されたとき。
構成のクローニング中、一部のプロパティーに一意の値が必要なとき。template プロパティーのトークンを使用して、これらの一意の値を指定します。
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zonecfg:nz> info zonepath zonepath.template: /system/zones/%{zonename} zonepath: /system/zones/nz zonecfg:nz> set zonename=new-zone zonecfg:new-zone> info zonepath zonepath.template: /system/zones/%{zonename} zonepath: /system/zones/new-zone zonecfg:new-zone>使用例 2 solaris-kz device リソースでの storage プロパティーに使用されるトークン
device 0: match not specified storage.template: dev:/dev/zvol/dsk/%{global-rootzpool}/VARSHARE/zones/%{zonename}/disk%{id} storage: dev:/dev/zvol/dsk/rpool/VARSHARE/zones/kernel-zone1/disk0 id: 0 bootpri: 0
SYSsolaris-kz-minimal テンプレートを使用すると、最小限のカーネルゾーンを構成できます。SYSsolaris-kz の最小限のテンプレートでは、1 つの仮想 CPU と 2G バイトのメモリーを持つゾーンが構成されます。
ゾーンのリモート管理デーモン (RAD) のモジュール構成は、プロパティーテンプレートを使用することで、変更を表現、適用、または実装する体系的な方法を提供します。zonemgr(3RAD) のマニュアルページを参照してください。最初に rad-zonemgr パッケージがシステムにインストールされておらず、あとで pkg install を使用してインストールした場合、rad:local を再起動する必要があります。また、rad:remote が実行されていた場合は、これも再起動します。再起動するには、svcadm(1M) を使用します。RAD デーモンがモジュールをロードしたことを確認します。