dpmvmi

Oracle FS Data Protection Manager (DPM) の仮想マシンインタフェース (VMI) の接続を管理します。

形式

ofsdpmcli dpmvmi ‑help
ofsdpmcli dpmvmi ‑add‑ipAddress ipAddress‑port port‑username username
ofsdpmcli dpmvmi ‑list [‑details] [‑ipAddress ipAddress]
ofsdpmcli dpmvmi ‑modify‑ipAddress ipAddress [‑port port] [‑username username]
ofsdpmcli dpmvmi ‑delete ‑ipAddress ipAddress

説明

Oracle FS Data Protection Manager (DPM) の仮想マシンインタフェース (VMI) の接続を管理します。

次のアクションを実行するには、dpmvmi のサブコマンドを使用します。
  • DPM に VMI を登録します。

  • 既存の VMI 接続に関する情報を表示します。

  • VMI 接続に関連付けられているログイン資格証明を更新します。

  • 既存の VMI 接続を削除します。

サブコマンド

‑help

dpmvmi のサブコマンドのヘルプドキュメントを表示します。

‑add

DPM に新しい VMI を登録します。

仮想環境のインフラストラクチャーは、次の主要なコンポーネントで構成されています。
VMware ESX ホスト
ESX ホストには、サーバー管理者によってインストールおよび構成された 1 つ以上の仮想マシン (VM) ゲストが含まれています。DPM 用に構成された VM には、VMWare ツールがインストールされている必要があります。
重要! ESX ホストは、Oracle FS System管理インタフェースを使用した安定した通信リンクに依存しています。ESX ホストとOracle FS Systemの通信が切断された場合、ESX サーバーの管理者は ESX サーバーを再起動して接続を確立し、検出済みのシステムのリストをリフレッシュする必要がある場合があります。
DPM VMI サービス

DPM 仮想マシンインタフェース (VMI) は VM および物理ホスト間のブリッジを提供します。VMI は Hyper-V および VMware ESX のハイパーバイザーで使用できます。

VMware vCenter

vCenter サーバーは、ESX ホストの管理サポートを提供します。vCenter サーバーは、ESX ホストおよびその ESX ホストにインストールされているすべての VM と通信します。

Hyper‑V サーバー

Hyper‑V は、仮想化サーバーを作成および管理できるソフトウェアインフラストラクチャーおよび基本的な管理ツールを提供しています。

注:

仮想化された環境内では、DPM は DPMVMI と通信し、DPMVMI が VMware vCenter Server または Hyper-V Server と通信して、DPM が要求する応答を取得します。DPM および DPMVMI サービスは、ESX ホストと直接通信しません。

仮想環境から DPM を起動した場合、DPM VMI は次の情報を検証して、仮想環境への接続を確立します。
  • DPM VMI がインストールされているホストの IP アドレス

  • DPM VMI サーバーホストのログイン名およびパスワード

  • DPM VMI サービスによって使用される HTTPS 通信ポート

DPM VMI サーバーホストへの資格証明が変更されたか、使用できない場合、DPM でエラーが表示されることがあります。DPM が起動時に VMI サーバーに接続できない場合、DPM はイベントログに失敗のメッセージを記録します。

DPM の実行中に vCenter サーバーの資格証明が変更された場合、一部の DPM のアクションが失敗することがあります。dpmvmi -modify オプションを使用して、正しい資格証明を入力し、アクションを再試行してください。

有効なオプション:
‑ipAddress

VMI サービスの IP アドレスを指定します。

‑port

VMI サービスの通信ポート番号を指定します。

‑username

VMI サービスに接続するときに使用するユーザー名を指定します。axiomdpmcli によって、VMI サービスのために設定するパスワードの入力を求められます。

‑list

DPM の既存の VMI を一覧表示します。

有効なオプション:
‑ipAddress

仮想マシンインタフェースオブジェクトの IP アドレスを指定します。-ipAddress オプションを指定すると、-details オプションも指定したことになります。

‑details

VMI サービスの追加情報を表示します (ある場合)。

‑modify

既存の VMI を変更します。

有効なオプション:
‑ipAddress

VMI サービスの IP アドレスを指定します。

‑port

VMI サービスの新しい通信ポート番号を指定します。

‑username

VMI サービスに接続するときに使用する新しいユーザー名を指定します。axiomdpmcli によって、VMI サービスのために設定するパスワードの入力を求められます。

‑delete

DPM から仮想マシンインタフェースを削除します。

注:

VMI サービスが削除されると、別の VMI サービスが登録されるまで、DPM はタスクを完了できません。DPM に登録できるのは、1 つの VMI サービスのみです。

有効なオプション:
‑ipAddress

削除する VMI サービスの IP アドレスを指定します。

dpmvmi コマンドを実行して、DPM VMI の資格証明の詳細を一覧表示します。

$ ofsdpmcli dmpvmi ‑list

結果:

Oracle FS Systems Data Protection Manager ‑ CLI v3.5.0
<data>
   <value>
      <struct>
         <member>
            <name>ipAddress</name>
            <value>18.2.5.555 </value>
         </member>
         <member>
            <name>isValid</name>
            <value>true</value>
         </member>
         <member>
            <name>port</name>
            <value>8008</value>
         </member>
         <member>
            <name>username</name>
            <value>Administrator</value>
         </member>
      </struct>
   </value>
</data>