「整合性グループの表示」、「整合性グループ」タブ

Oracle FS Data Protection Manager (DPM) のアプリケーション整合性グループの詳細を確認できるようにします。
データ保護マネージャーは、次のアプリケーションのデータを整合性グループとして認識します。
  • Microsoft Exchange Server データベース (以前はストレージグループと呼ばれていました)

  • Microsoft SQL Server データベースインスタンス

  • Oracle データベースインスタンス

  • Oracle 自動ストレージ管理 (ASM) ディスクグループ

注:

Microsoft は、Microsoft Exchange 2010 Server 以降からストレージグループを使用しなくなりました。Microsoft Exchange Servers 2003 および 2007 では、DPM がこれらのアプリケーションのためにバックアップするストレージグループに複数のデータベース (メールボックス) が引き続きグループ化されます。ベストプラクティスは、ストレージグループごとに単一のデータベース (メールボックス) を配置することです。Microsoft Exchange 2010 Server 以降では、Microsoft Exchange 2010 および 2013 Server バージョンのデータベースとして表示されるデータベース (メールボックス) のみがあります。

詳細は、Exchange 2010 でのストレージグループの廃止に関する情報 (http://www.msexchange.org/kbase/ExchangeServerTips/ExchangeServer2007/ManagementAdministration/StorageGroupRemovalinExchange2010.html) を参照してください。

名前

整合性グループの名前を識別します。

整合性グループ ID

整合性グループの一意の識別子を表示します。

整合性ステータス

整合性グループまたはアプリケーションのステータスを示します。Linux および Solaris システムでは、データベース固有の情報を表示する前に、Oracle データベースにログインすることを DPM によって求められます。

可能性のあるステータスは、次のとおりです。
ASM 資格証明が必要です

追加のデータベース情報を表示する場合に、DPM が Oracle ASM のログイン資格証明を求めることを示します。これは、ASM の管理者権限を持つオペレーティングシステムのユーザー ID です。

ASM パラメータファイル

整合性グループによって表される Oracle ASM ディスクグループ上で、DPM が ASM 起動パラメータファイルを検出したことを示します。

Oracle ストレージシステムアクセスが必要です

DPM がOracle FS Systemまたは Oracle Axiom のログイン資格証明を必要とすることを示します。

整合性ステータス: 不明

整合性ステータスを判別するには情報が不十分であることを示します。このステータスは、アプリケーションが動作不能であるか、不安定な状態であることが原因である可能性があります。

データベースの停止

接続されたデータベースが停止していることを示します。

整合性グループに含まれていないファイル

Oracle データベースに関連付けられている一部のファイル (ログファイル、制御ファイルなど) が同じ Oracle ASM ディスクグループに格納されていないことを示します。

ユーザー名が無効です

指定したデータベースのユーザー名が無効であることを示します。

複数のアプリケーション

整合性グループが 1 つ以上の LUNOracle FS Systemまたは Oracle Axiom システム上のほかの整合性グループと共有していることを示します。整合性グループ間で LUN を共有することは、DPM でシステムにアプリケーションを構成する場合のベストプラクティスではありません。

複数の Oracle ストレージシステム

整合性グループが複数のOracle FS Systemまたは Oracle Axiom システムの LUN を使用することを示します。

Oracle 以外の LUN

Oracle FS Systemまたは Oracle Axiom システムに存在しないLUNが整合性グループに含まれていることを示します。

アーカイブログモードではありません

Oracle データベースがアーカイブログモードに設定されていないことを示します。

未検証

検出された整合性グループが正しいことを管理者が確認していないことを示します。

最適

整合性グループに既知の問題がないことを示します。

ユーザー名が必要です

データベースが認証を求めることを示します。これは、データベースの管理者権限を持つオペレーティングシステムのユーザー ID です。

チェックポイントステータス

チェックポイントのステータスを識別します。

可能性のある状態:
作成中

DPM が整合性グループからチェックポイントを作成中であることを示します。

削除中

DPM が整合性グループからチェックポイントを削除中であることを示します。

復元の準備ができました

DPM が整合性グループからチェックポイントを作成できることを示します。

復元不可

チェックポイントに整合性エラーが含まれているため、DPM がチェックポイントから復元できないことを示します。

復元中

DPM がチェックポイントから整合性グループを復元中であることを示します。

不明

DPM がチェックポイントのステータスを判定できないことを示します。

スケジュールステータス
整合性グループに関連付けられたスケジュールが存在するかどうかを示します。可能な状態:
  • スケジュール済み

  • 未スケジュール

保持ポリシー

ソースから作成されたチェックポイントに保持ポリシーが適用されるかどうかを識別します。

可能性のある保持状態:
  • 有効

  • 無効